正統派アカデミズムの伝統を守り、理論的な分析力の育成を目的とし、地方行政から国際政治、政党政治など、政治に関する主要分野のほとんどを網羅しています。またアメリカ、アジアや中近東を取り巻く政治環境をテーマにした地域研究にも積極的に取り組み、より高度な研究者と専門的職業人の養成を目的としています。また、社会人や留学生も積極的に受け入れています。
本学研究科の中でも最も古い歴史を持つ(1965年開設)政治学研究科は、学界・政界・官界・教育界・マスコミ界等々に有為な人材を送り出してきました。
21世紀は正しく政治の時代です。グローバル化vs.ローカル化、分権化vs.集権化、多様化vs.統一化など、国の内外を問わず、それらの再調整が求められています。わが国の大学院はこうした政治への要請に応えるための教育研究環境の整備が急務となっています。
当政治学研究科では専修科目に他種多様なカリキュラムやプログラムを組み合わせることにより“伝統と改革”の調和を図ることを可能にしています。また、創造力と柔軟性に加えて、高等教育を修めた留学生との交流により、国際性豊かな専門家の養成も併せて行っています。更には、専門関連・特設科目の配置により、専門的教養を身につける社会人のリカレントの場としても活用されています。
政治学研究科は、1965年(昭和40) 年に開設され、長い歴史と伝統を有する研究科です。この間、本研究科は建学の理念を体得した専門の研究者や社会に有為の人材を多数送り出してきました。
今日、政治学研究科は専門的な研究者や教育者を養成する場であると同時に、社会人のリカレントの場として活況を呈しています。また、多くの留学生が学ぶ国際的な交流の場ともなっています。21世紀の世界では、政治および国民一人ひとりの活躍による平和や民主主義の発展がますます望まれます。
本学の政治学研究科でしっかりした政治の理論・歴史・政策等を研究して、社会のあらゆる領域においてリーダーとして活躍されることを期待しています。
目的
政治学研究科は、幅広い教養に裏づけられた学術的研究とグローバル化時代に即応した真の国際貢献を教育研究上の目的に掲げ、政治・行政に関する高度な専門的知識の習得および教授をつうじて、学術研究者のみならず、政治家、公務員・国際公務員、ジャーナリスト、教員等、内外の第一線で活躍する各実務方面でのリーダーとなる人材の育成を目指している。
3つの方針
政治学研究科は、以下の条件を満たす学生を修士課程に受け入れています。
1.本研究科の教育研究上の目的を理解していること。
2.学習への動機づけが明確かつ具体的であり、修学意欲が旺盛であること。
3.研究の遂行に支障のない程度の教養および語学力を有すること。
4.修了後の進路について明確な展望をもっていること。
本研究科の教育研究上の目的を達成するため、下記の教育課程を編成し実施しています。
1.本研究科の教育課程は、「主要科目」「特修科目」「特設科目」を設置しています。
2.「主要科目」では学生の実践的な問題意識と研究への主体的な取り組みを尊重し、少人数
の演習形式を活かして対面・対話重視の研究指導を行なっています。また指導教員による
通常の個別研究指導に加え、修士論文中間発表と最終審査に複数名の教員が関わる集団
指導体制を実施しています。
3.「特修科目」は、政治・行政の理論と歴史、国際社会の仕組みと動態を研究する基礎的・
原理的科目から、各地域研究やケーススタディ等の実践的・応用的科目までを幅広く設置
し、グローバル化時代を迎えた現代世界の多様なニーズに応えています。
(※入力文字数に制限があるため、4.項目以降は本学ホームページを参照してください。)
本研究科は、以下の条件を満たす学生に対して修士(政治学)あるいは修士(学術)の学位を授与します。
1.修士課程に2年間以上在籍して所定の単位を修得し、修士論文を提出して最終審査に合格
している。
2.政治学を広範に修め、政治・行政に関する専門的知識の実践的活用に支障のない能力を
習得していること。
3.現代社会の課題に応える有意な研究により、問題提起力に秀でた成果をあげていること。