目的
激しく変動する市場経済の下でビジネスを行うには商品,人的資源,資金,情報にかかわる知識と実践的技能の習得が必要です。そのため,実学としてビジネスの理論を学修するとともに,幅広い教養に裏打ちされた職に就く力(就職力)を身に付け,国内だけでなく広く世界を視野に入れて,営利企業,非営利組織,行政で活躍できる専門能力,人間力をもった人材を養成します。
設置学科の目的
商業学科
商業学は,グローバル化やIT化などの時代の変化に対応して進化をとげつつあります。ビジネス・経済にかかわる専門的な知識を基に,マーケティング,流通,貿易,金融,ビジネス法務など多様な科目群を総合的・体系的に学ぶとともに,実践への応用力を養い,激動する市場環境に対応できる的確な判断力,問題解決能力を備えた人材を養成します。
会計学科
企業の経営活動の動きを貨幣額,物量という側面から把握した情報を,経営管理に役立て,株主などのステークホルダーに企業成果などの財務内容を開示する役割を果たすのが,会計の中心的役割です。このため,社会における会計学の意義と役割を認識し,国際的な視野で,会計学の理論と実践に関する専門的知識を習得し,ビジネス社会をリードできる人材を養成する。また同時に,公認会計士や税理士を目指す職業会計人も養成します。
経営学科
21世紀は,市場化が従来の社会,行政領域などに一層進むと予想されるます。市場経済の担い手は企業組織を中心とするが,これらに加えて多様な非営利組織など様々な特定の組織が参加することになるでしょう。これら市場化の進展に対応する各種の事業組織の創設,組織化,運営,評価などを専門的に行う人材を養成します。
3つの方針
実学としてのビジネスに深い興味を持ち、ビジネスの理論を学修するための基礎学力及び社会環境の変化に対応できる応用力・実践力並びに創造性を自ら修得しようとする学習意欲の高い人、さらにビジネスリーダーとして国際的に通用する人材になろうとする人を求めます。
次に示すディプロマ・ポリシーに基づいた学士の養成を目指し、効果的で一貫した教育を実現するために、科目を『総合教育科目』・『専門教育科目』で構成しています。『総合教育科目』では幅広い教養を、『専門教育科目』では1年次の「専門基礎科目」においてビジネスの基礎を学修し、2年次以降は「専門科目」によりビジネスの理論と実践力の修得を目標に、基礎から応用へと知識を積み重ねられるよう有機的・体系的に7つのコースを設置し、ビジネスにおける様々な局面において活躍できる人材を養成しています。
本学部では、学部教育目標及び各学科の教育研究上の目的に沿って設定した卒業要件を満たした者に学士(商学)の学位を授与しています。