人間社会研究科は4つのコースを持ち、「人間」や「人間の幸福」に関して専門的な視点から深く理解し、研究や臨床等を通じて社会に貢献する専門家を養成することを目指しています。臨床心理学コースでは、臨床心理士養成の第一種指定校としての実績を踏まえ専門的な職業教育を行うほか、平成30年度からは公認心理師の専門教育にも対応していく予定です。付置機関である心理臨床センターは毎年学外から多くのクライエントを迎えています。また海外大学の講師を迎え、グローバルな心理学教育を継続して行います。言語聴覚コースでは言語聴覚士の養成を行い、良好な結果を修めています。医療・福祉・教育等の現場において即戦力となる専門家や研究等にも携わる人材を養成します。人間行動学コースは社会心理学や認知神経科学を中心に発達心理学、生理心理学、社会病理学などを学ぶことで、総合的な人間理解能力を養うことを目的としています。現代社会の課題を発見し解決することのできる力をもった専門家や研究者を育成します。実践福祉学専攻では、社会福祉の現場で必要とされる最新の各種援助技能等を習得し、現代的ニーズに応える、社会福祉のスペシャリストを育成します。
目的
〈人間学専攻(修士課程)〉
人間の心的機能の問題を客観的に理解できる応用心理学の専門家、臨床心理の専門家、言語聴覚士などの人間理解能力をもつ人材の育成を目的とします。
〈実践福祉学専攻(修士課程)〉
高度な専門知識の習得と実践を循環させた教育プログラムにより、“人”と“社会”に対する深い洞察に基づく専門的倫理をもち、困難事例に対する援助技能はもちろんのこと、社会福祉の現場で必要とされるケースマネジメント力等の実践力を有し、指導・管理能力に秀でた高度な社会福祉専門職業人を養成します。
設置専攻の目的
人間学専攻
人間の心的機能の問題を客観的に理解できる応用心理学の専門家、臨床心理の専門家、言語聴覚士などの人間理解能力をもつ人材の育成を目的とする。
実践福祉学専攻
高度な専門知識の習得と実践を循環させた教育プログラムにより、"人"と"社会"に対する深い洞察に基づく専門的倫理をもち、困難事例に対する援助技能はもちろんのこと、社会福祉の現場で必要とされるケースマネジメント力等の実践力を有し、指導・管理能力に秀でた高度な社会福祉専門職業人を養成します。
3つの方針
人間社会研究科では、建学の精神に基づいて人間尊重の立場に立った研究活動を行い、人間の精神、心理、生命、社会などの分野において専門的な知識を修得し、実践力に優れた専門的な職業人もしくは研究者を目指す者を求める。
<人間学専攻> 【修士課程】
人間学専攻(修士課程)では、以下のような能力・意欲を有する者を求める。
1.人間に関する高度な専門的知識を修得するための基礎となる幅広い教養と人間理解力を身につけている者
2.人間が直面する歴史的、社会的諸課題に強い探究心を持ち、その解決のための方法論を学んでいく意欲の高い者
<実践福祉学専攻>【修士課程】
実践福祉学専攻では、以下のような能力・意欲を有する者を求める。
1.ソーシャルワークに関する高度な知識・技能の修得を目指す者
2.総合的な施設運営管理及びソーシャルアクションに関する高度な知識・技能の修得を目指す者
3.社会福祉に関心のある他専門職、社会福祉施設・団体等に在籍する他専門職、NPO等の社会的起業を目指す者
人間社会研究科では、建学の仏教精神に基づいて人間尊重の立場に立った研究活動を行い、人間の精神、心理、生命、社会などの分野において専門的な知識を修得し、実践力に優れた専門的な職業人もしくは研究者を養成するために必要な教育課程を編成しています。
人間学専攻[修士課程]では、教育課程編成方針として以下の2点を掲げています。
1.講義科目である特論と演習・実習を組み合わせ、専門的な知識と実践力をともに養うことのできる科目構成とする。
2.幅広い知識と総合的な人間理解力を身につけるため、人間学コースと臨床心理学コース(一部制限あり)の科目は相互に履修可能とする。
人間社会研究科では、建学の仏教精神に基づいて人間尊重の立場に立った研究活動を行い、人間の精神、心理、生命、社会などの分野において高度に専門的な知識を修得し、各専攻・コースの所定の修了要件を満たした学生に対し学位を授与します。
人間学専攻(修士課程)では、以下の要件を満たすとともに各コース所定の要件を満たした者に、人間行動学コースにおいては修士(人間行動学)、臨床心理学コースにおいては修士(臨床心理学)、言語聴覚コースにおいては修士(言語聴覚学)の学位を授与します。
1.人間に関する高度な専門的知識と優れた人間理解力を身につけていること。
2.人間が直面する歴史的、社会的諸課題を深く分析し、主体的に解決できる高度な実践力を身につけていること。
3.所定の単位を修得するとともに、人間学の個別分野に関する専門的な内容の論文執筆指導を受け、修士論文もしくは特定課題研究論文を執筆し、論文審査に合格すること。