保育に欠かせない「表現力」を、充実した音楽教育や人形劇、ミュージカル体験などを通じて学びます。歌とピアノの授業は、学園内に併設されている音楽大学の講師が担当し、1年次は5段階のグレード別グループ(5名程度)レッスンを、2年次には個人レッスンを行うので、ピアノを弾いたことがない学生でも2年間でマスターできます。また、ことばの意味を考え、身体での表現方法を学ぶ総合表現(着ぐるみ「人形劇」)やミュージカルの授業は、その道の専門家が指導しています。実際に近隣の幼稚園・保育園の園児や一般の観客を招いて公演を行います。さらに、保育の現場を肌で感じることができる実習は1年次から実施し、2年間で約10週間もの実習に取り組めます。
また、2年間で所定の単位を取得することにより、「幼稚園教諭二種免許状」と「保育士資格」両方の免許、資格が取得できます。
本学の就職サポートは「実習・進路サポート室」が行っています。実習に来た学生の中から職員を採用する園も増加傾向にあるように、実習と就職は密接に結びついています。従って本学では「実習・進路サポート室」を設け、専門スタッフが実習と就職を同じ部署で取り扱う体制を取ることで、一貫したきめ細かな対応を行っています。求人票はサポート室内で自由に閲覧できるほか、学生専用サイトから24時間求人情報を確認できます。また希望者には模擬面接や履歴書の添削等の個別指導も行っており、内定獲得に向け学生・教職員一丸となって就職戦線を乗り切っています。キャリア教育も1年次の9月から、種々のガイダンス・園長先生による講演・就職活動体験談・マナー研修等を行っており、保育系独特の就職環境やマナーを理解してもらうこと、就職活動に関する知識を身につけることでよりよき保育者になってもらうこと、就職活動や就職後の不安を取り除くことを主眼に指導を行っています。このようにきめ細やかな就職サポート体制が、学生アンケートでも高い満足度となって表れており、また保育系の就職については21年連続して100%達成を実現しています。
前田ホール
日本で初めて建設された本格的「シューボックス」型のコンサートホールで、座席数は1,100席です。世界最高の音響といわれるウィーンのムジークフェラインスザールを模範に設計されました。
レッスン室
それぞれの楽器の特性を考慮した音響設計がなされ、防音・吸音に優れています。天井が高く開放感があり、1対1の長時間のレッスンにおいても疲れが少ない構造になっています。
アンサンブルシティ
全ての教室が遮音対応で、ゆとりのある空間が豊かな響きを生み出すことを可能としています。単なる講義教室ではなく、オーケストラ、合奏合唱授業、室内楽等様々な用途に対応できる教室棟です。
目的
幼児教育保育科は、専門分野の知識・技術を修得するとともに、豊かな人間性と実行力を備え、自立した人間として職業又は実際生活に必要な能力を有する人材を育成し、もって社会の発展に寄与することを目的とし、次の各号にかかげる事項を教育目標とします。
1.幼児教育・保育に関しての幅広い専門知識と実践力を備え、保育者としての責任感及び自覚を持った人材を養成すること。
2.創造的な表現力、コミュニケーション能力、社会性を備えた豊かな人間性を涵養すること。
3.幼児教育・保育を担う人材の育成及び教育研究については、その成果を提供することによる地域社会への貢献を視野に入れ取り組むこと。
3つの方針
本学(短大)のアドミッションポリシーは次の通りです。
本学は、建学の精神に基づき、豊かな人間性と実行力を備えた保育者を養成しています。専門的知識と技術の修得に必要となる基礎学力を備え、保育者になるという夢の実現に向けて強い意志を持って努力できる人を求めています。
具体的に求める人物像は以下の通りです。
1.保育者として社会に出て自立して活動することを目指し、そのために必要な教養と専門性、柔軟な思考力と的確な判断力を身につけるための熱意と向上心があり、主体的に努力することができる人。
2.自分の意見を発信することができる一方で異なる多様な意見も尊重し、他者と明朗活発にコミュニケーションを図りながら協力して授業や行事に取り組むことができる人。
3.子どもと子どもを取り巻く社会や文化に関心を持ち、自らの問題意識に基づいて積極的に探求を行い、読む・書く・聴く・話す力、および創造的な表現力を主体的に身につけることができる人。
4.保育者としての自覚と責任感を持つことを意識し、多様な環境に順応できるように努め、心身の健康管理に留意できる人。
本学(短大)のカリキュラムポリシーは次の通りです。
【カリキュラム編成の方針】
1. 豊かな教養と保育の専門的な知識・技術を身に付けることのできるカリキュラム
2. 幼稚園教諭二種免許、保育士資格を取得できるカリキュラム
3.創造的な表現力、コミュニケーション力の向上が図られるカリキュラム
【教育内容・方法の方針】
学修過程については、洗足こども短期大学の実践標語である「理想は高遠に、実行は卑近に」に基づき、学生が高い意欲のもと真摯に努力することができるよう全科目をカリキュラムマップとして提示し、主体的な学びへの一助とする。
学修の内容・方法については以下の点に配慮をする。
1.保育に必要な表現力とコミュニケーション能力の向上を重視し、その実現を図るために、学校行事、音楽検定及び実習と各授業科目との関連性に配慮する。
2.保育者としての責任を自覚し、保育実践を自ら反省し改善していく自己研鑽力 の向上が図られるよう配慮する。
本学のディプロマポリシーは次の通りです。
本学の教育理念、教育目的に基づく教育課程の学修により、卒業に必要な所定の単位を修得し以下の要件を満たす学生に対し、短期大学士(幼児教育保育)の学位を授与する。
1. (保育者としての自覚)
豊かな人間性を備え、保育者としての自覚と責任感を有している。
2. (専門的知識および技術)
幼児教育保育に関する専門的知識と技術を修得している。
3.(創造的な表現力および展開力)
創造的な表現力を身に付け、保育活動を豊かに展開する力を備えている。
4.(柔軟な保育実践力)
幼児教育保育の多様なニーズに対応できる実践力を備えている。
5.(社会性および協働意識)
社会人および保育者として必要なコミュニケーション力を有し、他者と
協力して仕事を遂行することができる。
6.(倫理観と地域貢献への意欲)
高い倫理観に基づき、自身の専門性を活かし地域社会に貢献しようとする
意欲を有している。