人文学部では、大学のアドミッション・ポリシーに基づき、本学部の教育課程を修めるために十分な基礎学力を備えていることに加えて、以下の資質を持つ人を受け入れるために、一般入試、全学統一入試、センター試験利用入試、推薦入試(学園内高等学校、カトリック系高等学校、指定校)等の試験・審査を実施します。
・文化、歴史、社会、および人間のあり方についての知的関心をもっている人
・自己や他者との対話を通して成長していく自発性と協調性をもっている人
入学者の選考に際しては、一般入試等においては、各学科で学ぶための前提となる基礎学力を特に評価します。推薦入試においては、基礎学力に加えて、各学科で学ぶ目的の明確性と意欲、志望する領域についての知識の程度、口頭および文章による表現力を特に評価します。外国高等学校卒業者等入学試験および外国人留学生入学審査では、主に日本語と英語の運用能力および本学部において勉学する目的の明確さや適性について評価します。
人文学部では、ディプロマ・ポリシーに示した能力を養成するために、「人文学部共通科目」および「学科科目」を配置しています。
「人文学部共通科目」として、「人文学部共通・選択科目A群」および「人文学部共通・選択科目B群」を設けています。「選択科目A群」は、「人文学部共通科目」の独自科目として、学科の専門領域をこえる人文科学の横断的・総合的な科目、短期留学プログラム、キャリア教育関連科目や中学校・高等学校の教員、博物館学芸員、図書館司書・司書教諭などの資格関連科目を含みます。他者とともに成長しながら自分たちの現状をより良くしていこうとする能力を涵養します。「選択科目B群」は、各学科の入門科目を他学科生のために開放することで、自学科での学びをさらに深めることを目的に、学生に横断的で広い視野を提供します。
「学科科目」の編成方針については、各学科のカリキュラム・ポリシーに示します。
人文学部では、南山大学の建学の理念に基づく「人間の尊厳のために」(Hominis Dignitati)という教育モットーを踏まえつつ、現代の複雑化した社会と人間関係の中で、主体的に考え判断しながら生きていく力をもった人材の育成を目的としています。そのために、それぞれの学科の教育課程を通して、以下の能力を身につけた者に、学士(人文学)の学位を授与します。
・文化、歴史、社会、および人間のあり方に関する幅広い教養を背景として、現代の問題状況を洞察・理解する能力
・国際的かつ柔軟なコミュニケーションによって多様な他者を理解し受け入れる能力