いま、世界のマンガをめぐる評論や研究の場で日本に求められているのは、国際的にマンガ研究のレベルを向上させること。
そこで必要となるのは、より深い知識とプレゼンテーション能力。
精華のマンガ研究科博士後期課程では、マンガ/コミック文化についての研究や海外文献講読などを通じ、国際的に活動できる高度な専門能力を身につけたうえで、国内外の学術会議や報告会で研究成果を発表します。
また、本学の研究機関「国際マンガ研究センター」や、京都市と共同運営している「京都国際マンガミュージアム」との共同プロジェクトへの参加など、国内外に広がるネットワークによって、マンガ表現のさらなる進化と、マンガ研究の新たな学問分野を築く人材の育成を目指します。
目的
国内外の様々な要請に対応可能なマンガ・アニメーション分野について、多角的視点から学術研究を行い、制作および理論に関する特に高度な能力を有した人材の育成を目的とする。
設置専攻の目的
マンガ専攻
国内外の様々な要請に対応可能なマンガ・アニメーション分野について、多角的視点から学術研究を行い、制作および理論に関する特に高度な能力を有した人材の育成を目的とする。
3つの方針
1)マンガ・アニメーションに関する高度な表現の技術や理論を研究しようとする人。
2)学術論文を執筆するための基礎学力とマンガ・アニメーションの先行研究における幅広い知識を持ち、他領域との接続や融合による多角的な視点で研究する能力を有する人。
3)自立して創作、研究活動を持続し、文化の創造と発展に寄与しようとする人。
1)マンガ領域における高度な専門知識と表現技術の両方にかかわる問題意識と研究視野を備えさせるために、制作現場での経験が豊富な作家と人文・社会科学の研究者の協働による研究指導を実施する。
2)学生の自律的研究を強化するために、学生が積極的に参加できるゼミ形式の授業を行う。
3)学生の個性と研究テーマの独創性を尊重する指導を行う。
4)研究の持続と発展に不可欠なコミュニケーション能力と、客観的かつ広範な学識を身につけさせるために、国内外での発表の機会を積極的に教育課程に取り入れる。
修士の学位に必要な条件に加えて、一層高度な専門性を身につけ、研究者や表現者として独創的な活動を行える能力を身につけていること。