■現代家政学部は人材育成のみえる学科体制へ改編しました。
2011年開学の京都華頂大学では、現代家政学の学びをさらに発展させていくために2016年4月より「食物栄養学科」の開設とともに「現代家政学科」の改編を行いました。人間が家族・家庭、地域、社会に対してこれからどう関わっていくべきかを学ぶ現代家政学での学びを基礎とし、「教育」「公共(的課題)」にテーマを絞り、教育者・保育者を目指す「児童学コース」と公務員をはじめ公共の機関および施設等への就職を目指す「生活社会学コース」の履修モデルコースに分かれて専門性を深め、新しい時代の家族・家庭のあり方を考察し、人の一生や文化にかかわる仕事を目指します。
2016年3月卒業生(2期生)は、就職率98.3%。一般企業、小学校、幼稚園、保育所、社会福祉施設を志望した学生は就職率100%を達成しました。多くの学生が理想の進路を実現した結果といえます。分野別にみると最も多いのが幼稚園教諭・保育士で42.4%、一般企業で33.9%、小学校教諭が11.9%、社会福祉施設が5.1%と続きます。教員や教職教育機構と連携しながら学生一人ひとりの進路選択 や人生設計(キャリアデザイン・ラ イフデザイン)に対応するだけでなく、キャリア形成のための講座やセミナーを開設して専門的な免許・資格を活かした 進路の実現を支援します。
キャンパスのいたるところに学びと憩いの空間を演出。学生同士、学生と教員がディスカッションや協同学習のできるスペースを増設するなど、 学内ラーニングコモンズ化を進め、アメニティ向上をめざしています。学生の街・京都のなかでも伝統と進取が融合する恵まれた環境の下、1回生から始まるゼミや、学生ポートフォリオの活用、多様な学習環境で自主 的な学びを展開します。夢や志のある仲間と課題探究能力やコミュニ ケーション能力を磨き、共に高め合うのが華頂の仲間教育です。
目的
現代家政学部では、家政学の主要コンテンツである衣食住について、実践科学ではなく、社会科学の方法論で学びます。人と人とを取り巻く生活構造という空間的な横軸と人間生涯のライフステージという時間的な縦軸にして、子育て、家庭、住宅、家計、食生活、介護、地域などの現代社会が抱える課題にアプローチしていく、人間生活の営みすべてが現代家政学の学びのフィールドといえます。2016年4月から「児童学」「生活社会学」「食物栄養学」という学科・コースに改編して、それぞれの視点から現代の家族・家庭を取り巻く課題を解決できる生活者・職業人の育成を目指します。
設置学科の目的
現代家政学科
現代家政学科には2つの履修モデルコースを設置しています。(コース選択は2回生時)
「児童学コース」は、主に乳幼児や児童をめぐる諸課題を新しい時代の家族・家庭の在り方からアプローチして、子どもたちにとってよりよい未来を創造できるような保育・教育の実践的スキルを習得します。幼保一体化や幼少連携のニーズに対応する小学校教諭、幼稚園教諭、保育士の3種類の国家資格をめざすことができます。
「生活社会学コース」は、生活者の視点から現代社会の課題を見つめ、 全てのライフステージと生活構造を基幹とした学びで得た解決力で地域・社会の課題解決に導く生活向上モデルを提案し、よりよい街づくりに取り組む、生活の基盤を支えるなど特に公共のフィールドで力を発揮できる人材を育成します。
食物栄養学科
人間の生活構造と生涯のライフステージとの両面から食・栄養・健康を通して生活者の視点に立ち、地域社会の医療、介護、保育、保健、行政などの機関において、健康長寿社会の実現に向けて、生涯を通じた健康の維持・増進を支援できる人材を養成します。生活習慣病の発症予防と重症化予防、疾病の治療ならびに介護予防などの課題に対し、管理栄養士や栄養士を目指しながら、高度な専門知識と技能、実践力を身につけます。
3つの方針
京都華頂大学の建学の精神、教育方針をふまえ、各学科ごとに、入学者受入れ方針(アドミッションポリシー)を策定しています。
京都華頂大学の建学の精神、教育方針をふまえ、各学科ごとに、教育課程実施の方針(カリキュラムポリシー)を策定しています。
京都華頂大学の建学の精神、教育方針をふまえ、各学科ごとに、学位授与の方針(ディプロマポリシー)を策定しています。