佛教大学は、学則第1条に明記するように「仏教精神」を建学の精神として教育・研究に努めています。ここにいう「仏教精神」とは、具体的には仏教の創始者ゴータマ・ブッダ(釈尊)と、鎌倉時代に浄土宗を開かれた法然上人の考え方や生き様を示しています。仏教学部は佛教大学の基幹学部として、インド・中国・日本を中心とする東アジア世界に展開した仏教思想およびその文化を広く究明することを目的としています。仏教思想は、生きるための実践哲学でもあり、人としていかに生きるかを厳しく問う学問でもあります。混迷する現代社会において、自己自身を見つめ、「生・老・病・死」をめぐる新たな価値観や人間観・人生観を見出し、平和と共生を実現するために、積極的に社会へ奉仕・貢献できる学生を育成することが、設置の目的であります。