1.社会的支援が必要な人の自立や、自己実現の援助、福祉に関する政策や理論、社会福祉サービスの機能や実情を学び、幅広い分野で専門的に活躍するソーシャルワーカーならびに市民として貢献できる人材を養成します。
2.授業で得た知識を福祉の現場で活かせるように、学内・学外において実践力を高めるため、社会福祉士国家試験受験資格取得に必要な「ソーシャルワーク実習」をはじめ、「ソーシャルワーク・インターンシップ」や「医療ソーシャルワーク・インターンシップ」、また精神保健福祉士国家試験受験資格取得に必要な「精神保健福祉援助実習」など、実習・演習科目を数多く開講しています。
3.所定の単位を修得すると、次の資格が取得可能です。
・教育職員免許状: 高等学校1種(福祉)
・社会福祉士(国家試験受験資格)
・精神保健福祉士(国家試験受験資格)
1.国際社会あるいは地域で活躍する社会起業家(社会の課題を事業によって解決する人)を養成します。
2.国際的な視点とコミュニケーション能力を修得するため、社会起業学科では学科独自で希望者全員が参加できる「英語中期留学」プログラム(カナダ・クイーンズ大学での12週間の留学)を設けています。
3.国内・海外でのインターンシップやフィールドワークをはじめとした実践的な実習・演習科目を通じて、国際感覚とチャレンジ精神、計画を実行に移す力、そして幅広い視野を身につけます。
4.所定の単位を修得すると、高等学校1種(公民)の教育職員免許状を取得できます。
1.人間を「こころ」と「身体」の両面からとらえ、人間の在り方や自己実現などへの理解を深めます。
2.健康に関する専門性の高いカリキュラムにより、生まれてから死ぬまでの様々な事象に関する研究・実習を通じて、人々のQOL(Quality of Life、生活の質)の向上を支えることができる高度な技術・知識を持った人材を養成します。
3.講義で学んだ科学的アプローチ方法を実習や実技を通して体得する教育を推進しています。すなわち、講義による専門的な学びとフィールドワークで人間を深く理解します。
4.所定の単位を修得すると中学校1種・高等学校1種(いずれも保健体育)の教育職員免許状を取得できます。「死生学・スピリチュアリティ」と「身体運動科学・パフォーマンス」を中心とした2領域の学びによって「こころも身体もケアできる」保健体育教員を目指します。
5.初級障害者スポーツ指導員やキャンプインストラクターなどの資格も取得できます。
目的
1.地域社会と国際社会における「人間」とその生活環境としての「社会」、そしてその両者の「交互作用」の中で生じる福祉ニーズをはじめとする様々な生活課題へのソリューションを見い出し提供できる専門的人材と、市民として地域及び国際社会の福祉向上に貢献する人材の養成を行うことを目的としています。
2.上記人材の養成のために、豊かな「人への思いやり(compassion)」の涵養、柔軟で包括的な「幅広い視野(comprehensiveness)」の育成、そして様々な社会福祉学的あるいは健康科学的な課題に対してソリューションを導きだす「高度な問題解決能力(competence)」を育むことを意図した教育課程が組み立てられています。
3.人間福祉学部の教育課程におけるキーワードは、「人間」と「社会」とその「交互作用」、そして「3つのC」です。
設置学科の目的
社会福祉学科
1.豊かな人間性と人権意識、そして深い知識と優れた実践能力を持つソーシャルワーカー、あるいはソーシャルワーク・マインドを有した市民を養成し、さらにはそれらの養成に従事する人材を育てていくことを教育研究の目的としています。
2.1と同時に日本及び国際社会における社会福祉とソーシャルワークの発展と展開に貢献していくこと、そしてそれによって社会福祉学の理論と価値を国内外に広く浸透させていくことも目的としています。
社会起業学科
1.国際化や多様化が進む現代社会において、社会生活を総合的に捉える視点、地域社会の生活問題を連帯して解決できる自治能力、グローバルな水準の思考力や実践能力を身につけた人材の育成を目的としています。
2.持続可能な福祉社会の実現に向けて、ローカル・ガバナンスに視点をおいた総合的アプローチに基づき、多元的・国際的に行動し、社会変革に資する力を養います。
人間科学科
1.人間をこころ(スピリチュアリティ)と身体を持つ存在として理解し、社会の中で生きる人の問題を見い出し、自己と人々の自己実現を支援するための価値・知識・技術の総体について教育することを目的としています。
2.人間理解に基づき、人の自己実現やその支援に関わる実践家を育成し、さらに一般市民として地域社会の中でこころと身体の健康に貢献できる人材を育成することを重要なミッションとしています。
3つの方針
1.「3つのC」、すなわち「人への思いやり(Compassion)」、「幅広い視野(Comprehensiveness)」、「高度な問題解決能力(Competence)」をすべての学科に共通するキー・コンセプトとして位置づけています。
2.一般選抜入試では、「高校において基本とするような科目全体について一定の学力を持っているか、特に言語的能力があり理解力や論述力に優れているか、あるいは特に数理的な能力に優れているか」との観点から試験を実施します。
3.入学にあたって、各学科で以下が求められます。
1)社会福祉学科−社会福祉にかかわる分野での職業選択を希望しているかその分野に理解がある。
2)社会起業学科−社会起業に関心があり、国内外での社会貢献活動をめざしているかそのような分野に理解がある。
3)人間科学科−死生学・生命倫理学・悲嘆学などのこころ(スピリチュアリティ)に関する学問に関心があるか、身体(スポーツ・健康)に関連する分野に関心があり、それぞれの分野での職業選択を希望しているかそれらの分野に理解がある。
ディプロマ・ポリシーに基づいて以下の方針を設定し、カリキュラムを編成しています。
1.大学生にふさわしい基礎力の修得(キリスト教教育科目/言語教育科目/教養教育科目)
2.社会福祉学に関する専門的知識・技能・態度の修得(社会福祉学科専門教育科目)
3.社会起業に関する専門的知識・技能・態度の修得(社会起業学科専門教育科目)
4.人間科学に関する専門的知識・技能・態度の修得(人間科学科専門教育科目)
5.学科の研究課題に関する研究実施能力の修得(研究演習・卒業研究)
6.学科の専門性と関連する領域における発展的な知識・技能・態度の修得(自由選択科目)
次のとおりディプロマポリシーを定めています。
1.大学生にふさわしい基礎力を身につけている。
2.人間と社会とその交互作用に関する基本的知識を身につけている。
3.人間の生活課題を共感的に理解し、幅広い視野から実践的な解決法を考えることができる。
4.社会福祉学科の学生は、社会福祉学に関する専門的知識を身につけ、社会福祉課題の解決に関与し貢献できる。
5.社会起業学科の学生は、社会起業に関する専門的知識を身につけ、グローバルな市民社会の建設に関与し貢献できる。
6.人間科学科の学生は、人間科学に関する専門的知識を身につけ、質の高い生活と社会の実現に貢献できる。