本大学院はキリスト教精神に基づく学部の教育の基礎の上に専門の学術の理論及び応用を教授研究し、その深奥を究めて、文化と科学の進展に寄与することを目的とする。博士課程は、専攻分野について、研究者として自立して研究活動を行うに必要な高度の研究能力及びその基礎となる豊かな学識を養うことを目的とする。文学研究科に(1)英文学専攻(2)比較文化学専攻の2専攻を置きそれぞれに博士前期課程・博士後期課程を置く。
(1)英文学専攻は、英語学、英文学、通訳・翻訳及びグローバル・スタディーズの4コースを置き、それぞれ英語学の理論と方法、文学作品と文化の研究及び批評、通訳・翻訳の理論・技術及び関連領域の知識、国際社会における諸問題に関する理論及び応用を研究することを目的とし、英語の知識・応用・実践の高度専門職業人及び研究者を養成する。
(2)比較文化学専攻は、哲学・美学・思想・教育、歴史学、文学及び社会学の4つの分野をふまえて、文化・思想・宗教・伝統・習俗・歴史・芸術その他の視点から、日本、東洋、西洋を比較研究することを目的とし、現代人に求められる比較文化学的な思索と判断力の基礎的な研究の場を提供する。