いずれのコースの授業においても座学の他に実験、実習、演習、学外実習、学外活動などの時間が組み込まれています。グループなどの小人数で考え、学ぶ時間が長く、学生1人ひとりの学習意欲や興味を引き出すこととしています。また、学習した内容についてのレポートの提出、授業でわかったこと、わからなかったことを聞き取り、学生にアドバイスを行っています。
<介護福祉> 介護実習に向けて、グループワークを中心に入居者の方とのコミュニケーションをとる方法、対象者の「生活史」を知り、対象者に応じた介護が提供できるよう学習します。
<食物栄養> 栄養指導、集団給食などの学内実習では、グループで互いに協力しあって知識や技術を学びます。病院、福祉施設、保育所などの学外実習に向けて実践力を養います。
<スイーツ・カフェ> 必須科目の40%以上が実習に充てられ、基礎技術と知識を身につけ、現場で活躍できるようさらに専門技術を学びます。
<国際観光ビジネス> 国際、観光、ビジネスの3つの分野を留学生とともに学びます。外国の方とスムーズなコミュニケーション等小グループで学習します。
介護福祉士、栄養士、栄養教諭、製菓衛生師、旅行業務取扱管理者などの養成を行っています。地域の維持と発展に欠くことのできない人材です。人材の育成を通じて地域に貢献しています。将来、職業人として自立するためには、学んだ知識と技術をはじめ、豊かな人間性も身につけなければなりません。お遍路体験(島四国遍路)、農業まつりへの参加、スイーツコンテストへの参加大島サイクリングルートの清掃活動など、地域に出向いた活動も盛んに行われています。
<介護福祉> 超少子高齢社会が進行し、介護福祉・社会福祉をめぐる環境も大きく変化する現代、専門知識と実践能力を兼ね備えた社会に必要とされる介護福祉士を養成します。
<食物栄養> 栄養・食品などさまざまな学問を通して、体によい食生活のあり方や栄養指導方法を学びます。実践力ある栄養士・栄養教諭を育成します。
<スイーツ・カフェ> 製菓製パン技能、地場産品を利用する創造力、経営感覚とコミュニケーション能力を磨き、菓子文化の担い手を育成します。
<国際観光ビジネス> 日本の自然と文化を慈しみ、歓待の心を育む教育を通じて、旅行・観光産業で活躍できる人材を育成します。
地域と連携し、地域を志向した教育・研究・社会貢献を進めています。地域に根ざし地域に貢献し、社会のニーズに応えることのできるコミュニケーション能力を兼ね備えた人材育成を目指しています。
<お接待等の「ボランティア養成講座」開催>
学生と地域住民が、今治島しょ部での在宅介護の悩み、生活支援技術について介護施設職員等から実践的な内容について習得している。
<島四国八十八カ所への地域開発構想バリアフリーマップ作成>
大島の住民から島四国の歴史等に関して講義を開催し、福蔵寺においてお接待の実践を行った。
<「家族の料理、菓子教室」活動>
地域の親子を対象にパン教室を開催し、交流を深めた。
<子どもを対象とした「食育講座」の開催>
学生手作りの「食育紙芝居」を用いて子ども達への読み聞かせを行った。
<中高年対象の「栄養・健康講座」の開催>
地域の高齢者や島しょ部の方を対象に骨密度計、体脂肪計、食育SATシステムを用いて健康や食事バランスチェックを実施した。
<地域の小学生と留学生の交流活動>
留学生が地域の小学校を訪れ、お互いの文化を紹介し交流を深めた。
目的
本学科が培ってきた教育の伝統を継承しつつ、新しい時代にふさわしい人間性豊かな人材として育ち、社会生活の多様化に適応して自己判断・自己選択できる能力を養い、将来の確かなライフデザインを構築すること。
将来を見据え、社会に貢献できる専門性の高い知識と実践力を身に付け、必要な免許資格を取得すること。
設置専攻・コースの目的
国際観光ビジネスコース
本コースでは、ビジネスに不可欠な各種技能を習得するとともに、観光という視点から日本や世界について学び、広い視野と実社会に対応でき得る能力を養います。
将来英語力を生かして観光産業や貿易業などに就きたい人は、国際的なコミュニケーション能力を養うためのTOEICにチャレンジして英語力を磨きましょう。
観光ビジネスに就きたい人は、国家資格である国内旅行業務取扱管理者や総合旅行業務取扱管理者の資格、さらにサービス接遇検定や観光地理検定などの資格が有効です。
さらに、ビジネス分野のマイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)検定や日商簿記検定、ビジネス文書検定の学習は、どんな分野においても社会人として働くための基礎能力となり、自信につながります。
本コースで獲得した様々な能力を生かして、卒業後は関連分野への就職や進学につなげます。
食物栄養コース
「食」は生きることの根源です。体の働きを支える栄養素についての知識は健康な暮らしの基本とも言えるでしょう。食と生命をとりまく学問を通して、望ましい食生活や栄養指導方法を学んでいきます。栄養士養成のためのカリキュラムは、専門知識と技術を習得するために給食実務から生化学実験まで幅が広く、グループワークや実験・実習を通して実践力が身につくように工夫されています。当コースでは、病院や学校など、どんな職場でも実力をフルに発揮できるような栄養士の養成を目指しています。
近年「食」の大切さが多くの人に認められ、栄養教諭制度や食育基本法が成立しました。
栄養士の活躍の場も急速に広がっています。栄養士は、正しい栄養知識を広め、その人に適した食事の提供やアドバイスをする「食」の専門家です。
当コースでは、栄養士免許に加え、学校での栄養教育の担い手である「栄養教諭」の免許も得られます。この他にも「医事管理士・医療管理秘書士」や「フードコーディネーター」の資格が取得でき、卒業後に活躍の場が広がっているのも特徴です。
介護福祉コース
介護福祉コースでは、施設・住宅で活躍できる力を備えた介護福祉士の養成をめざしています。人間関係、社会保障論などの社会福祉理論から、豊富な実習機器を用いて生活支援技術を学ぶ実習まで、実践力を養うカリキュラムを組んでいます。
また、学んだ知識、技術をもとに、介護老人福祉施設・介護老人保健施設・身体障害者療護施設・グループホームなどの施設、在宅で介護実習を行います。これらの実習は、介護現場を肌で感じることができるほか、自分の適正を把握する大切な機会ともなっています
スイーツ・カフェコース
1製菓製パン技能
現場で活躍中の現役講師陣による本格的な実習を通じて、プロの技を学びながら本物を作れるまでに技能を磨きます。
2地場産品を利用する創作力
愛媛県今治市は地産地消の先進地ですが、地産地消を推進する製菓・製パンに求められるのは創造力。コンテストにエントリーして感性や創作意欲を高めます。
3食事を総合的にデザインする力
食事は健やかな身体と心を育むものでなければいけません。スイーツ・カフェコースでは技術の向上に加え、カフェ分野中心に演習を通じて、食の歴史やマネジメントについても幅広く学び、食事を楽しみ豊かに演出するための技能を磨きます。
4経営感覚とコミュニケーション力の向上
製菓製パン技能の研鑚にとどまらず、情報教育や語学教育等の一般教育を通じて教養とコミュニケーション力を高めます。
5短大で学ぶことの付加価値
製菓製パンを学びながら、関連分野のフードコーディネーターや、レストランサービス技能士、他分野の医事管理士、医療管理秘書士の資格取得が可能。職業選択の自由度が大きくなります。
3つの方針
自らの目標に向かって学習意欲を持ち、日々学習・研究に努力する方
自主的な行動が出来、明るく協調性のある方
他者への愛情を深く持ち、思いやりと共感的理解を深めようとする方
自己の成長を広く社会に還元し、社会的貢献を積極的に行う方
専門性の高い介護福祉士を養成するために、「人間と社会」「介護」「こころとからだのしくみ」「医療的ケア」の4領域を学習します。まず「人間と社会」では専門職としての基礎教養を修得します。また介護実践の根拠となる「人のこころとからだのしくみ」を学び、介護実践の基礎を理解します
専門職業人である栄養士に求められる能力としては、栄養指導・栄養療法・給食実務の3つの能力が挙げられます。これらの能力を培うためのベースとなるのは、社会、病気、衛生、給食についての専門知識です。また更にその基礎となるのが、体の働きや食物、調理についての知識です
製菓衛生師としての専門的な知識を習得し、業界への就業力を身に付けるため、国家試験の受験に必要な科目を2年間にバランスよく配置しつつ、卒業までに試験合格への準備学習をおこないます。さらに、地場産品を利用するなどの創作力を高めるための実習や、サービス接遇に活かせるスキルやコミュニケーション力を養うための科目を設けています旅行観光分野やビジネス分野で求められる能力は、言語リテラシー、ホスピタリティー、情報リテラシーの3つが基礎になっています。
資格取得者としての専門的な知識と技術を習得できており、各領域に関する専門能力を以って、社会人として積極的に人々に貢献できると共に、生涯にわたって、専門領域のみならず広い視野で自ら学び続ける姿勢をもっていること。
介護福祉士としての専門的な知識と技術をもち、多様な介護福祉ニーズに応じた実践ができる
利用者の尊厳・自立支援を重視した介護福祉サービスが提供できる。
地域の福祉ニーズを把握し、自己の専門性を活用して地域に貢献できる。
栄養士としての専門的な知識と技術を習得できていること。
食に関する専門能力をもって、社会人として積極的に人々に貢献できる。
自ら生涯学び続ける姿勢をもっていること。
製菓衛生師としての専門的な知識を習得できていること。
基礎的な製菓・製パン技術が身についており、地場産品を利用する高い創作意欲があること。
サービス接遇に活かせるスキルやコミュニケーション力、経営感覚が身についていること。
国際的な視野をもち、異文化を理解してコミュニケーションを図ることができる。
情報・会計に関する実務的な処理能力をもち、観光・旅行業や地域産業などで活躍できる。