●カリキュラムポリシー
修士課程で培った高度な専門性を要する研究開発能力を基礎に、教育研究指導を通して高度に専門的な業務に従事するために必要な自立した研究能力や国際的コミュニケーション能力及びその基礎となる豊かな学識を養うことができる教育を実施している。これらにより社会システムとマネジメント領域に新たな知識体系を創造しうる研究者を養成する。
●ディプロマポリシー
博士後期課程は、個別企業から社会全般まで多様なシステムを対象とする極めて高度なマネジメントの工学的方法論の知識体系に関する教育研究を実施し、社会システムとマネジメントに関する高度専門的知識を有し、対象領域に新たな知識体系を創造しうる研究者を輩出することを目的とする。博士(工学)の学位授与の要件は、当該研究科の定める所定の期間在学し、基準となる単位数を修得するとともに、研究科が行う博士論文の審査及び最終試験に合格することである。
カリキュラム
●取り組みの内容
全研究科で「博士特別研究」を必修化し、研究活動の総括として、研究論文を作成し審査を受ける。審査の基準は関係する分野の専門知識の理解を深めるとともに、課題の解決能力、論文作成能力、技術者としての倫理、発表能力を育成しています。
●取り組みの内容
大学院の学生として必要な基礎的素養の学習や高度な最先端技術の現状を学習することを目的とし,大学院教務委員会で「特別講義」を開講している。
●取り組みの目標
大学院教育においては,従前から教育課程上の知識の積上げに加えて,学位論文やその基盤となる有審査論文を完成させるための一定の研究能力及び有審査論文等の作成技法が重要視されているが,近年の大学院学生における研究室での状況を見ると,研究分野にも関連するが,有審査論文の投稿等において,少なからず躓きを見せる事象がある。このことに鑑み,大学院教育の一層の充実と円滑な修了を促すことによる社会への人材提供の観点から,有審査論文等の作成技法を中心とした基礎的素養を一定水準まで確保することを目的として「論文作成・プレゼンテーション技法特論」を開講している。
教育方法
●取り組みの内容
3年間通年で行う「博士特別研究」は自らが研究テーマの設定・研究計画立案を行い,指導教員とその計画に沿った研究活動やミーティングを相互に繰り返すことで研究能力・研究のマネジメント能力・コミュニケーション能力の育成を行っている。
●取り組みの目標
自らが主体的に考え、行動することが高度な研究活動の基本であり、日々の研究指導で醸成されている。
●取り組みの内容
博士特別研究では、各指導教員のもとで研究論文制作を行うため、専門性を高め少人数制の実践的教育を行っています。
●取り組みの目標
少人数教育のため、教員の面倒見が極めて良く、きめ細かい指導が可能となっています。また、学生一人ひとりの個性や理解度を把握できるため、それぞれにあった修学指導を行うことを目標としています。
学びの支援
●取り組みの内容
博士後期課程の学生が、修士課程の授業科目の補助業務にも従事している。
●取り組みの目標
院生の縦のつながりを構築し、重層的な関係性の上で授業や履修に関する習熟度を上げる。また自身が習ったことを教えることにより、将来教員や研究者になるためのトレーニングの機会とする。
●取り組みの内容
博士特別研究は3年間という比較的長い期間を通して行われるため,各セメスター終了時に現段階での中間評価を行っており,今後の修学上の指標として利用されている。
●取り組みの内容
TAは、学部の実験、実習及び演習の補助業務を中心に、授業のサポートを行っている。博士後期課程の学生においては、これに加えて修士課程の授業科目の補助業務にも従事できることとしている。SAは、平成25年10月より学習支援の一環として、学習支援センターに学生スタッフを配置し、後輩学生への学修補助・履修相談・学内イベントの協力等行っている。また、新習志野キャンパスでは、大学院博士後期課程修了者または修了見込みの者を嘱託(教育系職員)として採用し、学生に対するメンター業務や学生行事への参加を行っている。
●取り組みの目標
学部生・院生の縦のつながりを構築し、重層的な関係性の上で授業や履修に関する習熟度を上げる。また自身が習ったことを教えることにより、将来教員や研究者になるためのトレーニングの機会とする。
●取り組みの内容
津田沼キャンパスにおいて、キャンパス全体の活性化とイメージの刷新、教育・研究施設の充実の為、平成18年から5カ年に渡り、主要な建物3棟と周囲のランドスケープの再構築を行う再開発計画を実施しました。
研究・実験棟の2棟を高層化する事で、敷地内に纏まったオープンスペースを確保。
新たに生まれた空間は、キャンパスガーデンとして既設のプラザと融合させ、新たな学生の交流の場・憩いの場を提供すると共に、正門から各棟へ繋がるアプローチにはゆったりとした空間を確保しました。
新習志野キャンパスにおいては新食堂棟を始めとする建物の更新と外構整備工事を柱とした再開発計画を実施しています。1・2年生が主に通うキャンパスとして、学生生活の充実を図り、新食堂棟・新体育館、野球場、フットサル場やテニスコートなどを整備しました。新食堂棟は従来の課題であった席数不足を改善し、なおかつ学生が開放的ですごしやすい環境を整備しました。尚、新設建物の平面形については、既存キャンパス内建物に使われている曲線のデザインを取り入れることにより、キャンパス全体での整合を図りました。
●取り組みの目標
最終的には本学の建学の精神で謳っている「世界文化に技術で貢献する」人材養成に繋がる事を念頭とし、先進の技術を用いるも、“人”を中心としたコミュニケーションを意識し、創造性豊かな学生の養成を図る環境づくりを目標としております。
●取り組みについての検証と評価
後期ガイダンス時に毎年実施する「学生生活アンケート調査」にて改善・要望事項を募り、改善すべき事柄があった場合は随時改善・維持しています。
●取り組みの内容
両図書館では、一人静かに資料を読み込んで知識を深める従来型の図書館閲覧室に加え、新習志野図書館2階及び津田沼図書館4階には、ラーニングコモンズを設け、可動式机・椅子を配して、複数の学生が集まって、与えられた課題について様々な視点から論じ合い、解を見出す学修形態に対応した環境が整っています。必要に応じてノートパソコン、ホワイトボードやプロジェクター等の機器を貸出せるよう受付カウンターも設けています。
また、新習志野図書館2階の一部には、外国語学習及び異文化コミュニケーション能力の向上も図れるよう、英語多読等を多数配架し、ゆっくりと寛いで読むことや、発音練習に集中できるグローバルラウンジがあります。
ここには、英語ネイティブ教員3名を配し、会話練習や大型液晶ディスプレーを活用して学習効果を高めています。
●取り組みの目標
この場所を利用して自ら学ぶ行為によって、新たに知識を身に付けることは勿論、電子資料等の利用と併せ、友人とのディスカッション・ディベート等を通して、より広い視野からものごとを考察する能力を備えられるよう支援することを目標としています。
これにより、最終的には自ら課題を見出し、それを解決する手順を身に付け、建学の精神である「世界文化に技術で貢献する」人材養成に繋げていきたいと考えています。
●取り組みについての検証と評価
ワークショップスペースは、事前申し込みをした上で利用することになっているため、利用状況は常に把握しています。また、申込無しで自由に使えるスペースについては、毎年秋に実施している図書館利用アンケートの中で、改善点など要望等を聴収しています。それらをもとに改善すべきことは、随時改善することにより学生が常に心地よく利用できるよう維持しています。
●取り組みの内容
全専攻で授業アンケート・学生生活アンケートを実施。結果は、教授総会・グループウェア等で広く周知し各専攻での教育改善に広く役立てている。授業アンケートは、平成26年度よりこれまで実施していた授業満足度調査を刷新したもので、学生自身の修学姿勢や科目を受講したことによる達成感や成長を問う設問が多く配置された。
●取り組みの目標
授業アンケートの集計結果より、非常勤教員を含めた全教員を対象に良質な魅力ある授業を実施している教員を抽出し、表彰する取り組みを開始する。常に学生の目線・立場にたち、より良い授業作り・大学づくりへの情報収集を行う。
●取り組みについての検証と評価
「学生生活アンケート」により回収したデータを集計し、各委員会組織において分析を行っています。
分析したデータは、教職員向け情報サイトへ公開し、学生の現状把握や教育制度の見直しに
際して、貴重な資料として活用しています。
学修についての評価
●取り組みの内容
シラバス上に成績評価に関する項目を設け,その授業科目を修得するために必要となる成績評価の具体的な配分を明記している。また,成績評価は1回の期末試験やレポートのみで評価するのではなく,複数回の試験やレポートを組み合わせるなど多面的な評価基準とする様義務付けている。
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『教育内容の体系化とその充実』とは?
教育の目的や成果を明確に設定し、その達成のため、各授業間の関連性を明確にするなど、体系的な学びを可能にすることで、教育内容の一層の充実を図る取り組み。
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『教養・リベラルアーツ教育』とは?
幅広い分野の教養などを身につけ、専門知識に偏らない汎用的能力を育成するために大学・短期大学で行われる教育。
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『アクティブラーニング』とは?
一方的に講義を聴くスタイルの授業ではなく、学生が積極的に学修に参加することを取り入れ、能動的(アクティブ)な学びを促すことで、知識をしっかり定着させることを目的とした学習方法。
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『少人数教育』とは?
学習効果を高めるために、1人の教員が教える学生の数を少なくして授業を行う学習方法。
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『学びの組織的な支援』とは?
学校側が組織的かつ恒常的に学びに対するサポート体制を用意し、授業に対する学生の不安を解消するなどの学びに対する様々な支援をすることで、より学習効果を高める取り組み。
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『学修成果のフィードバック』とは?
授業や講義などを通して学生が学んだ知識や技術や成績などの「学修成果」を、可視化するなどして学生にわかりやすく還元することで、学生自らの学びへの姿勢を支援する取り組み。
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『TA・RA・SA・メンターの活用』とは?
大学院生による教育補助(TA)、大学院生等による研究補助(RA)、学生による教育補助(SA)、後輩を多方面で支援する先輩(メンター)を教育研究活動などに活用する取り組み。
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『特色ある教育施設・設備の整備』とは?
特別な校舎や教室、実習室などの教育施設や教室等にある機器などの設備を整備し活用することで、教育内容やプログラムの充実などに活かす取り組み。
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『ラーニングコモンズ』とは?
学生の自主的・自律的な学習のため、電子情報や印刷物など様々な情報資源を使って議論などができる共有の「学習の場」。
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『学生アンケートの活用』とは?
新入生や在学している学生に対し、大学の授業やカリキュラム、学修状況などについてアンケートを行い、その結果を分析・活用して、教育方法やプログラムの改善などに活かす取り組み。
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『成績評価の厳格な運用』とは?
明確な成績評価の基準を定めて厳格に運用して、単位取得や進級などを判定することで、教育の「質の保証」を実現する取り組み。