●取り組みの目標
2015年度は、全学部生の内、1,440名を採用しました。給付金額は、文系学部(首都圏出身者)20万円、文系学部(首都圏外出身者)および理系学部(首都圏出身者)30万円、理系学部(首都圏外出身者)40万円です。特に経済状況が厳しい学部学生120名については、未来サポーター給費奨学生として、給付額を授業料相当額の1/2としています。今後も、充実した経済支援の確立を目指して、採用人数および給付額について改善していきます。
●取り組みについての検証と評価
充実した経済支援を行うため、採用人数を徐々に増やしてきました。2009年度と比較すると、採用人数は100名増加しています。加えて、校友を中心とした募金を原資として、未来サポーター給費奨学生制度を開始し、一部の奨学生への給費額を授業料1/2相当額へと増額しました。これらの改善により、経済的支援を必要としている学生に対しては、年々手厚い経済支援をおこなえるようになっています。
●取り組みを通した学生の成績評価
この奨学金を1度でも受給した学生の卒業時の平均成績は、全体の上位1/2に位置し、受給年数が増えるほど、卒業時の成績も向上します。4年間継続して受給した学生は、全体の上位1/3以上であることから、経済的に問題を抱える学生であっても、奨学金の支援により優秀な成績を収めることができることが分かります。