●取り組みの内容
学生からの相談、問題提起を受ける窓口として、スモールグループ担任制、学生相談室、ハラスメント相談窓口、保健室、オフィスアワー及び学務課が機能しています。
スモールグループ担任は、学業に限らず学生生活全般について継続的な相談相手となり助言を与えます。スモールグループでは、年に数回学内外において食事を兼ねたミーティングをするなどしてグループ内の親睦を深めています。
学生相談室は、学生生活のなかで抱く悩みの相談に対応する目的で、週2日、昼休み時間に開室しています。
この正規開室時間以外にも予約による相談や保護者からの相談にも対応していることから、実質的には正規開室時間以外の相談の方が多いです。
学生相談員は、教育経験豊富で、教育課程など学内の事情も十分理解した各科の専任教員3人(うち、1人は臨床心理士の資格所有)と、保健室勤務の看護師1人の合計4人で構成され、青少年期に現れやすい精神障害などの早期発見にも繋がっています。
ハラスメントに対しては、相談員として6人を任命し「ハラスメント防止等に関するガイドライン」に則り対応しています。
●取り組みの内容
学生の学修支援、学修環境の改善のとしてFDアンケート(「授業改善アンケート」と「全般型アンケート」)を実施することにより、学生の意見を幅広くくみ上げ、その内容に関連する委員会などが案件として扱い、学修支援に活かしています。
FDアンケートのほか、「学長直行便」と呼ぶ意見箱を通しても要望はくみ上げられます。
意見箱への投書に対しては、学長名で回答を掲示しています。
また、教職員がくみ上げる以外に、学友会が学友会室前に「目安箱」を設置しており、学生自身が意見を集めようとする動きも定着しつつあります。
その他にも、入学時から卒業時まで継続的に各種アンケート調査を実施しています。
●取り組みの内容
学友会は本学の全学生が所属する組織で、本学の基本理念の実現及び学生間の親睦を図ることを目的としています。
学友会は年1回の総会、毎月1回の役員会を自主的に運営しているほか、学園祭、球技大会などの各種行事においては実行委員会を結成して企画・運営等を執り行っています。
平成26(2015)年度の学友会役員は19名、運営部は48名、さらに相談役として8名の学生が活躍しています。
学友会には顧問として学長及び学生委員会委員長が位置づけられており、平成23(2011)年度より学友会と学生委員会が主体となった、リーダー養成プログラムとしての1泊研修(学外研修施設利用)を実施しています。
本学学生の課外活動は学友会の下で運営されています。
35の体育系及び文化系のクラブで構成されており、平成26(2014)年度のクラブ参加者延べ学生数は1,147人です。
また、平成25(2013)年度からは、学友会役員の中からクラブ担当を4人配置し、充実したクラブ活動運営の役割を担っています。
学友会に属するクラブには教職員が顧問となり、学生の自主性を育てる観点から、見守りながらも必要に応じた援助を実施しています。
こうした教職員によるサポートのほか、資金援助も行っており、平成26(2014)年度のクラブ活動助成金の予算として後援会費(委託徴収金)より総額331万円を充てています。
さらに、学生委員会内の小委員会としてクラブ委員会を設け、クラブ部長会議の開催や毎年10月と2月の2回、各クラブに「収支決算報告書」を提出させ、経費支出などの指導を学務課と共に行っています。
その他、活動に際しての許可(施設許可など)や届出手続き等を行う支援も実施しています。