特色

沖縄から国際的平和を目指して

「国際性」と「平和」は不可分である。「国際性」とは、画一的グローバリズムではなく、個人的・集団的に作用する「隔ての中垣を取り除き」（エフェソの信徒への手紙 2 章 14〜18 節）、自己相対化を図る中で、互恵互助・相互尊重の精神に基づき相互交流を深める関係構築を目指す。本学院は、沖縄のもつ歴史、文化、言語、経済、政治的背景と位置を認識し、他のあらゆる人種、民族、国家の背景と複雑な事情を理解し助け合う人材の育成を目指す。

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ピースメーカー

「平和をつくり出す人々は、幸いである。その人たちは神の子と呼ばれる。」(マタイによる福音書 5 章 9 節)
本学院は、聖書の教えを基礎とした普遍的真理、平和、正義、人類愛を希求する民主主義社会の建設に貢献できる人材育成を目指す。イエス・キリストの愛と平和への奉仕の精神を今日の社会的状況に活かし、敬虔と寛容と自由の精神を培い、相互の尊敬と信頼を育み、人類普遍の価値観を追求する。これによって、多様な文化や価値観の交錯する世界において、真の平和をつくりだす働きに貢献できる社会的リーダーの育成に努める。

他者に仕えるために

「それは、人の子がきたのも、仕えられるためではなく、仕えるためであり、また多くの人のあがないとして、自分の命を与えるためであるのと、ちょうど同じである。」（マタイによる福音書 20 章 28 節）主イエス自身、「最後の晩餐」の席において弟子達の足を洗い、地位の高低にかかわらず互いに仕え合うことを命じられた（ヨハネによる福音書 13 章）。

このことから、本学院は国籍、人種、民族、肌の色、思想、宗教、性の差異、社会的地位、経済的格差、政治的強弱を超えて、沖縄、日本、アジア、世界のあらゆる地域の人々のことを深く知り、彼らと平等かつ自由に向き合い、仕え合うことを教育理念とする。人は、強制によってではなく、自由に他者に奉仕することをとおして、他者との関係に生きる存在となるからである。

本研究科の目的

目的

グローバル化、情報化時代に即し、多様なコミュニケーション能力を備えた人材および研究者を養成する。

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設置専攻の目的

異文化コミュニケーション学専攻

（１）多様な国際交流能力を備える専門的職業人及び研究者の養成を図る
（２）より高度な専門知識を備えた英語教員及び研究者の養成を図る

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3つの方針

●ディプロマポリシー

1. キリストの教えに基づいた平和と共生の道を歩むことができること。
2. 地域社会と国際社会の発展に学術研究を通して貢献できること。
3. 高度な研究力と教育力とで沖縄の英語教育を牽引するリーダーとなり、その発展に寄与できること。
4. 異文化コミュニケーションの高度な理論と実践力を身につけ、多文化共生の現場で活躍できること。

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●カリキュラムポリシー

1. 本大学院の教育研究理念ならびに建学の精神を基礎とした教育を行う。
2. 調査方法など修士論文執筆に必要な学術研究の基礎を早い段階から指導し、問題意識や研究課題がより大きな社会的成果となる教育を行う。
3. グローバルな視点で英語教育を捉え、最先端の理論が習得できる教育を行う。また沖縄が抱える英語教育の課題と向き合い、具体的な改善策を提案できる能力を育む教育を行う。
4. 修士論文のテーマや修了後の進路に関連した科目を自由に選択させることで研究の応用力と実践力を育む。また選択科目を通して多様な現場でのコミュニケーション能力を身につける。

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●アドミッションポリシー

1. キリストの教えに基づいた平和と共生の道を模索できること。
2. 沖縄、日本、アジアのみならず、世界全体を視野に入れ事象を研究できること。
3. 異文化コミュニケーションに興味を持ち、学位論文を執筆するための能力と展望を備えていること。
4. 英語教育の課題に問題意識を持ち、その解決に取り組めること。
5. 学術研究を通して社会に貢献する意欲のあること。

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