人間総合科学大学人間科学部（通）学部での学び

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人間総合科学大学人間総合科学大学
人間科学部（通）

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カリキュラム

教育内容の体系化とその充実？: ●取り組みの内容

人間を「こころ」「からだ」「環境・社会」の面から追求して真に人間を理解し、自立と共生の心を培い、活力あふれる創造性と豊かな人間性を育む、とする建学の精神をもとで、教育課程が体系的に編成されている。本学での学修を円滑に進めるために必要とされる基礎的な知識や技能を習得するための『基本科目』、「こころ」「からだ」「環境・社会」の側面から人間を総合的に理解するための基本的な知識・概念を学ぶ必修科目である『コア科目』、そして、「こころ」「からだ」「環境・社会」の関連性を踏まえ、それぞれの領域を専門的に深く学ぶための『専門科目』からなる。『専門科目』は「こころとからだの関係」、「いのちと健康のしくみ」および「環境・社会と人間」、「未来と人間」の４分野に区分される。さらに「人間総合科学」の理念を踏まえ、本学での学修の集大成として、学生自らが有する課題・問題等に関して自律的に探究することを通し、「よりよく生きるための知恵」を修得することを目指す「総合演習」がある。

●取り組みの目標

心身健康科学科は、「こころ」「からだ」「環境・社会」の3つの側面から、人間を総合的に理解し、心身ともに健康で豊かに暮らせる社会構築を支援できる人材を養成することを目標にしている。上記のような教育課程を編成し、広く生涯を通しての学修機会を提供することによって、学生自らが自立と共生の精神を育み、「よりよく生きるための知恵」を習得することに加え、活力あふれる創造性と豊かな人間性を培うことを目指している。
教養・リベラルアーツ教育？: ●取り組みの内容

本学は、通信制のみの生涯学修型の大学として人間科学部心身健康科学科を開設したという成り立ちがあり、コンセプトは人間の理解について諸分野から学際的に総合するというものである。時代の求める生涯教育、教養教育を提供する場として、本学の教養・リベラルアーツ教育は、心身健康科学科において特に顕著である。その目標は、本来学問が目標としていくべき、学ぶものの「生きがい」や「自己実現」を追求するための指針を提供することにあり、前掲のような「コア科目」「専門科目（こころとからだの関係、いのちと健康のしくみ、環境・社会と人間、未来と人間）」といった、人間理解のための科目群を系統的に配置し、科学的なエビデンスに基づいて自己教育力を培い、自己成長を遂げていくことにある。

●取り組みの目標

本学では、従来の人間に関わる諸科学を統合する学際的な学問領域である「人間総合科学」を構築し、「こころ」「からだ」「環境・社会」の3つ側面から、多角的に人間の総体を探究している。「人間総合科学」を学ぶことによって、従来の細分化された学問体系では得ることのできない、異分野の知識を統合する力や、広い視野の元での洞察力、新しいものを生み出す創造力など、「よりよく生きるための知恵」、広い意味での真の教養の育成が目標である。従来から開設している社会人、有資格者を対象としたリカレント教育プログラムに加えて、高卒対象者向けの新プログラムを令和4（2022）年度より新設している。

教育方法

アクティブラーニング？: ●取り組みの内容

心身健康科学科のスクーリング授業である「心身健康科学」は、複数の教員によるチームティーチングとアクティブ・ラーニングを融合させた講義となっている。
その内容は「心身健康科学の特徴・手法・領域」から「女性のライフサイクルと心身の健康」「ライフサイクル－内部環境と心身の健康」「乳幼児のこころとからだ」「脳・こころと身体の相互作用や脳の発生と脳の成長について」「心身相関の神経基盤や認知機能について」と多岐に渡る。講義部分の最終時限では「学んだ知識を『よりよく生きるための知恵』としてどのように活用するかについて「心身健康科学運命を変える　心とからだの磨き方」というテーマから、理事長・学長より講義がなされる。その後、それまでの講義を振り返り「心身健康科学の日常生活への応用」という視点から、グループディスカッション、プレゼンテーション、総合ディスカッションといったアクティブラーニングが展開される。
ほかに「からだの構造とはたらき」など、グループ・ディスカッションと簡単な体験を組み合わせた講義など、通信教育課程ではあるもののアクティブラーニングに積極的に取り組んでいる。

●取り組みの目標

本学が標榜する心身健康科学は、高度に専門化・細分化された学問や研究の諸分野を、俯瞰的に架橋する「統合科学」という側面を持っている。その意味において、教員からの一方向の講義にとどまることなく、背景の異なった多くの学生同士でのディスカッションを行うことは、学生自らが主体的に知識を構築することにつながる。このプロセスを通して、「よりよく生きるための知恵」の構築を目指す。
課題解決型学習（PBL）？: ●取り組みの内容

心身健康科学科では「総合演習」が必修化されている。この「総合演習」は、通信教育課程の本学科において教員から直接指導を受けることのできる最良の機会であり、学生は、社会、仕事、生活という自身の置かれている環境の中からそれぞれテーマを見つけ、指導教員のサポートのもとでレポートに取り組む。学生は指導教員との面接やUHAS＠Myキャンパスを通して、課題の発見、計画設定、情報収集、資料の分析、文書作成など多岐にわたる指導を受け、それぞれの課題を解決しつつ、最終的にレポートを完成させる。

●取り組みの目標

「総合演習」は本学での学修の集大成として、人間にまつわる諸問題を学際的に探究し、得られた情報を整理し、「こころ」「からだ」「環境・社会」の3つの視点から統合することによって自らの考えを深め、主体性、創造性、分析力、洞察力、統合力、協調性、他者に対する感性、といった生涯にわたって役立つ知恵（＝「よりよく生きるための知恵」を育成することを目標としている。

学びの支援

学びの組織的な支援？: ●取り組みの内容

心身健康科学科では、入学と同時に学生一人ひとりに担任教員がつき、本学での学修全般にわたる指導と相談を行っている。また、4年次には「総合演習」において、各学生のテーマに応じた指導教員が配置されている。いずれの場合も、UHAS＠Myキャンパスで随時やり取りが行われたり、教員と直接面談をしたりすることにより支援が行われている。また、通信制でありながらオフィスアワーも設定されており、学生は来校したり、電話等で指導を受けることができる。

●取り組みの目標

通信教育課程の心身健康科学科にあっては、入学者のほとんどが社会人であり、その職種も多様である。これに加え、学修環境やこれまでの学修経験、さらには、基礎学力そのものにも大きな開きあるため、多様な背景を持った学生が、学習と仕事・家庭等との両立ができるようにすることが目標である。
初年次教育？: ●取り組みの内容

心身健康科学科では、必修科目として「人間総合科学大学でのマナビ」（スクーリング履修）を設置し、初年次教育に充てている。本科目においては、入学者に対して、建学の精神や教育理念をはじめとし、教育課程の体系、科目履修の流れや方法、学修システムの活用方法など、本学での学修に必要な情報を提供することを通し、卒業までの計画的で自立的な学修を可能にするための動機づけを行っている。

●取り組みの目標

学生自身が本学の通信教育課程の特性をよく理解し、高い目的意識をもって学修を継続し、卒業までの学修を完遂することを目標とする。
中途退学防止？: ●取り組みの内容

心身健康科学科にあっては、通信教育課程であるにもかかわらず、入学と同時に学生一人ひとりに担任教員がつくことになっている。担任教員は学生より学修に関する全般的な相談を受け、支援することにより、学修困難による中途退学を防止している。また、4年次の「総合演習」においては、研究テーマに応じた指導教員がついて、指導・相談に努め、卒業までの道筋の円滑化を図っている。このように在籍期間のすべてにわたり、教員が学生に対していわばオーダーメイドな支援を行って、中途退学防止に力を注いでいる。

●取り組みの目標

本学は、80パーセント以上の卒業率を誇っている。この取組により、さらに中途退学者を減らし、卒業率の維持・向上に努めることが目標である。

学修についての評価

成績評価の厳格な運用？

●取り組みの内容

各学部の成績評価の運用に関しては、人間総合科学大学学則『第10章「試験および成績評価」第30条「成績評価」』に記された基準を厳正に遵守している。成績評価の確定に当たっては、各教務委員会での成績確定会を実施、卒業にあたっては卒業見込認定・卒業認定会議が開催され、結果が学長に報告される。
（成績評価）
第３０条

成績は、Ｓ（100点～90点）、Ａ（89点～80点）、Ｂ（79点～70点）、Ｃ（69点～60点）、Ｄ（59点～0点）の５種類の評価をもって表し、Ｓ、Ａ、Ｂ、Ｃを合格とし、Ｄを不合格とする。
不合格者には、再試験等を行うことがある。
疾病その他やむを得ない理由により試験を受けることができなかった者は、その理由が適当であると認められ、許可を受けた場合に限り追試験を受けることができる。