心身健康科学科では、建学の精神に示された「自立」姿勢と「共生」の精神を培うことを目標に、働きながら学ぶ社会人や臨床現場にいる保健医療人、あるいは育児や子育てをしている女性たちなどの生涯学習をサポートしてきた。
その特色は、どんなに時代であっても、たくましくしなやかに状況に適応しながら、自己実現を果たし、豊かな人生を築いていくための能力、生きるうえでの基礎力=異分野の事象を統合的にとらえる能力、物事を正しくとらえる分析能力、事象の本質を見抜く洞察力、諸問題から優先すべきものを選択する決断力、時代を敏感にかぎわける感性、多様な社会で生きることのできる協調性、明日へ踏み出す勇気などを育てるための学際型のカリキュラムが充実している点である。
また、本学ではさまざまな学修から、生きる力の源泉となる「Knowledge for well-being(よりよく生きるための知恵)」の創造を教育の基本においている。それは、学んだ知識を再統合し、いかに生きた知恵として活用できるかということであり、そのための科学的なエビデンスに基づく「教養教育」を実践している点も特色である。