尚絅大学短期大学部食物栄養学科様々な取組

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熊本県（所在地都道府県）／短期大学（部門種別）

尚絅大学短期大学部尚絅大学短期大学部
食物栄養学科

外国人留学生受入

外国人留学生受入？: ●取り組みの内容

・外国人留学生選抜の実施

留学支援

海外留学、スタディ・アブロード？: ●取り組みの内容

・海外協定校及び覚書締結校への短期語学留学生（2～3週間程度）の派遣
・海外協定校との相互研修旅行の実施

協定校：慈済大学（台湾）、高雄大学（台湾）、仁徳大学校（韓国）、上海杉達学院（中国）、
南方大学学院（マレーシア）、済州大学校（韓国）
覚書締結校：ハワイ大学マノア校（アメリカ合衆国）
ダブルディグリー？: ●取り組みの内容

本学ではダブルディグリーの制度は設けておりません。

連携活動

高大連携プログラム？: ●取り組みの内容

・主に高校生を対象とした出前授業を実施している。特に専門科目を担当する教員は、それぞれの専門分野に関する授業を複数準備し、高校からの出前授業要請にすぐに対応できるようにしている。また、大学の施設見学や模擬授業を体験したいという申し込みも受け入れており、栄養士養成施設ならではの実習室や実験室を見学したり、本学科の教員による授業を受講してもらったりしている。

●取り組みの目標

・栄養士になるためには、２年間でどのような勉強が必要であるかを理解してもらうことに最も重点を置いている。基本的な栄養士業務の内容について学ぶことによって、栄養士の仕事は、人々の健康づくりに貢献できる、とてもやりがいのある仕事であることを知ってほしい。

●取り組みについての検証と評価

・入学生は栄養士になりたいという夢を実現するため、栄養士免許の取得を目指して入学し、大部分の学生が免許を取得して卒業する。入学後も意欲を持って効果的に勉学に励むことができるように、さらに高大連携を強め、学科の特色、カリキュラムの内容、栄養士の仕事に対する理解を入学前から深めてもらう取り組みを続けていきたい。
地域連携？: ●取り組みの内容

・魚の専門家である熊本県漁業士会と連携して、栄養士力の向上につながる特別講義を受講し、魚食普及の一端を担うことを目指している。若者世代および親世代の食事における魚介類離れ、西洋料理の日常化における生活習慣病患者の増加が進んでいる現状を認識し、栄養成分等の面から健康食として注目されている魚介類を用いたバランスのとれた食事の提案、栄養指導による魚食普及、魚介類の知識および調理技術の修得、魚の栄養成分の有効性などを学んでいる。

●取り組みの目標

・昔から伝わる魚食文化の素晴らしさを学ぶことによって、魚介類離れに歯止めをかけ、食事の西洋化による生活習慣病患者の増加を防ぐことに少しでも貢献することを目標としている。魚介類の知識および調理技術の修得やレシピの考案などにより「栄養士力」を向上させるとともに、未来の親世代として「家庭力」の向上を図ることも目標としている。

●取り組みについての検証と評価

・講義終了後に、学生は魚レシピを考案したり、魚の栄養についてまとめたり、魚にとても関心を持つようになった。日常の食事に今まで以上に魚を取り入れることや、地域連携活動で学んだことを栄養士としての仕事にも生かしてくれることが期待できる。

生涯教育

科目等履修制度？: ●取り組みの内容

・在学中に栄養士免許を取得しなかった（またはできなかった）卒業生を対象に、卒業後改めて資格取得の希望が提出された場合に、教授会の議を経て科目等履修生として受け入れている。
・科目等履修生の校外実習（科目名：給食管理実習Ⅱ）は、それ以外の栄養士免許必修科目を全て修得していることを条件に、受講が許可される。
・科目等履修生が受講や手続きの上で困ることのないよう、教務課や学科の教務担当教員、授業担当教員、助手が協力して細やかな支援を行っている。

●取り組みの目標

・科目等履修生が希望通りの目標を達成できるよう（主に栄養士免許取得）、学科で教育・支援していく。

●取り組みについての検証と評価

・科目等履修を申し出た卒業生の多くが目標を達成できているが、途中で挫折してしまう者もいる。在学中に資格をとれなかったことに関しては各人それなりの理由があり、栄養士になるための知識や技術が不足している者に対しては、科目等履修の際にもより教育・指導を強化していく必要がある。本人の意欲と努力を信じ、最後まで諦めずに支援していきたい。しかし、科目等履修生として再び単位修得を願い出たにも関わらず、欠席が多い、提出物が出ない等の問題のある者に対しては、できる限りの支援をしていくが、本人の意欲が回復しない限り、単位修得は困難であると判断せざるを得ない。

●取り組みを通した学生の成績評価

・成績評価はシラバス記載の通り、在学生と同様の方法で行っている。
社会人教育？: ●取り組みの内容

・本学科を卒業後、多忙な日常業務の傍ら日々研鑽を積み管理栄養士を目指す卒業生を対象に、国家試験受験対策として、また栄養士としての技術向上を目的として、夏期研修会を実施している。ここでは、管理栄養士国家試験出題基準に記された科目についての対策を中心にした講義を行っている。

●取り組みの目標

・健康に対する関心が深まるなか、健康づくりの担い手として栄養士業務は益々重要なものになっており、社会の多様なニーズに十分対応できるように、栄養士の資質向上を目標にしている。また、社会や地域の健康づくりに貢献出来る高度な技能や専門的知識をもつ管理栄養士の社会的ニーズに応えるため、管理栄養士免許取得を目指す卒業生を支援することを目指している。

●取り組みについての検証と評価

・毎年、多くの本学科卒業生が管理栄養士試験に挑戦しており、合格者数も多い（令和3年度第36回国家試験では9名が合格）ことなどから、本学科の取り組みは一定の成果を上げていると思われる。

社会貢献

ボランティア活動？: ●取り組みの内容

・尚絅ボランティア支援センターを通して、学生へボランティア活動の情報提供と斡旋を行っている。ボランティアに興味がある学生はセンターへ登録した後、活動を開始し、その報告を行う。尚絅ボランティア支援センターで集約したボランティアの情報は、ホームページやクラスルーム、掲示板などにより随時配信されている。また、活動報告会など、ボランティアに関連する研修会の開催なども行っている。

●取り組みの目標

・学生が取り組みたい内容のボランティア情報を的確に提供するとともに、安全にボランティア活動を行うための支援を行う。また、必要な研修会などを開催することにより、より充実したボランティア活動を行う体制を整える。

●取り組みについての検証と評価

・ボランティア活動を行った学生は活動内容や問題点、満足度などを記載するボランティア活動報告書を提出し、自己評価を行うとともに、関連する団体等からの意見も聴収する予定である。

●取り組みを通した学生の成績評価

・ボランティアは志願者による活動であるため、成績評価は行わない。

研究活動

多様な研究内容？: ●取り組みの内容

・栄養と食、機能性食品の開発、食と健康、食環境の安全性評価などの領域において、研究の多様性を促進しており、科学研究費補助金などの外部研究資金への申請を推進している。
・研究成果は、著書や学術論文、学会発表等により積極的に発表している。
・専任教員の研究業績、所属学会、学位等は、「教育研究業績書」としてweb上で公表している。

●取り組みの目標

・研究の多様性の推進
・積極的な研究成果の発信と社会貢献
・国際的・社会的活動の推進

●取り組みについての検証と評価

・代表研究者として、本年度は科学研究費補助金の基盤研究Cに3件採択されている。また、分担研究者としては、基盤研究Cに3件採択されている。不採択だった教員に対しては、採択経験者による申請書等のアドバイスを実施している。この他、大分大学グローカル感染症研究センター共同研究にも採択された。
・研究成果は、著書や学術論文、学会発表等により積極的に発表し、社会貢献につながるよう努めている。また、英文による成果発表を推進しており、グローバルな観点からの社会貢献にも努めている。統計学に精通した教員によるアドバイスは、より専門性の高い成果報告に繋がっている。
・国際学会の実行委員、企業の研究アドバイザー、研究会の評議委員など、積極的な国際的・社会的活動を行っている。