学生生活の支援
●取り組みの内容
立教大学では、より充実した学生生活を支援するために学生寮を設けています。学生寮には専用寮(立教大学国際交流寮)と推薦寮とがあります。専用寮は、立教大学の学生と交換留学生とが入居する国際交流も目的とした寮で、「RIR椎名町」(2013年度開設)、「RUID朝霞台」(2008年度開設)、「RUID志木」(2010年度開設)および「立教グローバルハウス」(2017年度開設)の4棟があります(立教グローバルハウスは交換留学生とGLAP(Global Liberal Arts Program)の学生のみ入居可能です)。 推薦寮は他大学の学生も入居する寮で、様々な学生と交流することができます。
●取り組みの内容
立教大学には、学生の経済的基盤を整え、学業継続の機会を保障するために、様々な奨学金制度があります。立教大学独自の奨学金はすべて返還不要の給与奨学金で、人物、学業ともに優秀であり、かつ健康な学生の修学を援助するものです。入学後に申し込むタイプと入学前に申し込むタイプ(入学前予約型奨学金)との2種類があり、入学前予約型奨学金には、本学を志望する東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県を除く全国の高等学校出身者対象の「自由の学府奨学金」と、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の高等学校出身者対象の「セントポール奨学金」とがあります。入学後の奨学金の中には、国際化戦略の一環として、学生が積極的に留学プログラムに参加するよう設置された、立教大学が実施する派遣留学、学部間交流プログラム、認定校留学、その他単位認定を行うすべての留学プログラム参加者が対象の「グローバル奨学金」「校友会成績優秀者留学支援奨学金」があります。
●取り組みの内容
立教大学では、池袋、新座両キャンパスに学生相談所を設けており、学生生活に関するさまざまな問題や悩みについて相談が出来ます。対人関係・性格・学業・進路・休退学・恋愛・性・家庭・健康・宗教など、大学生活のあらゆる相談に、職員、臨床心理学を専門とするカウンセラー、精神科医などが対応します。ほかにも、上手な自己表現の方法を学ぶアサーション・トレーニング、他者と出会い自己を発見するグループ・ワークやボディ・ワーク、身近な問題について正しい知識を得て考える講演会など、自分自身を見つめ直し、より良い対人関係、学生生活を築く手掛かりになるようなプログラムを開催しています。
また、ケガや体調不良の応急処置や健康の保持促進のための保健管理・保健教育を行う保健室と、病気などの診療を行う医療機関としての診療所を設けています。診療所(池袋キャンパスのみ)は、学内にある医療機関で、病気治療などの場合に利用できます。保健室は、学生が健康を保持・増進し、充実した大学生活を送れるように、健康診断・健康相談・応急処置などを行っています。
●取り組みの内容
立教大学では、全学でアカデミックアドバイザー制度とオフィスアワー制度を設け、学生からの相談体制を整えています。また、各学部では学年ごとに一定の修得単位数の基準を定め、基準以下の学生には通知を出し、アカデミックアドバイザーなど学部の教員が面談する低単位修得者面談を行っています。これによって、問題を抱える学生に対しての早期のケアが可能となり、その後の学生生活を断念することなく継続していくことを可能にしています。
●取り組みの内容
全学部を対象とした教学IR活動の一環として実施している学修状況調査は、「RIKKYO Learning Style」における学修期(導入期・形成期・完成期)に合わせて、在学中5回実施しています。この調査では大学への満足度などを問う設問も設けており、学生生活の状況を把握することに努めています。これらの調査結果を全学で共有し、本学の現状を定量的に把握するだけでなく、改善に向けた分析を行うなどの活用をしています。また、調査結果は、学生が自分自身の学びを振り返る材料とできるように、ポータルサイトから各自確認可能です。
立教大学オリエンテーション委員会では、「新入生オリエンテーションアンケート」を実施しています。入学者全員を対象とした全数調査で、各プログラムの参加率、理解度、満足度を質問項目とし、健康診断時の待ち時間に行うもので、入学者数に対する回収数は90%になります。毎年度の集計結果は、教育改革推進会議にて報告、全学で共有されるようになっています。新入生が本学での学生生活をスムーズに始められるようオリエンテーションプログラムを企画する上で参考にしています。
課外活動
●取り組みの内容
立教大学における学びの場は正課教育(=授業)にとどまりません。チャペル、学生部、キャリアセンター、ボランティアセンターなどの部局が正課外教育プログラム(=授業以外のプログラム)を展開しています。本学ではこれをチャレンジプログラムと呼んでいます。
チャレンジプログラムの目的は学生の“自分作り”のサポートです。スキルアップの講座、ボランティア活動、フィールドワークなど多様なプログラムを用意しています。
正課教育を通して幅広い教養や専門知識を身につけ、チャレンジプログラムで“自分作り”をしていく。それが“立教大学的学び”です。
クラブ活動状況
立教大学では、共通の趣味や目的をもった仲間が集まるクラブ・サークルが池袋と新座、キャンパスの垣根を越えて交流が行われています。運動系や文化系、伝統のあるクラブから新しいことに取り組むサークルまでさまざまです。ここで出会う仲間との経験は、大学生活でしか得られない貴重なものです。
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『学生寮』とは?
出身地が遠隔であることや家庭の収入などの経済的な面を入寮の条件としているなど、学生生活をサポートすることを目的とする学生寮を活用した取り組み。
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『学費負担の軽減』とは?
授業料等の減免や奨学金の支給などにより、経済的に苦しい学生に対して学費の負担を軽くすることを目的にした取り組み。
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『学生の心身に関する支援』とは?
心(こころ・精神・メンタル)と身体(からだ)が健康な状態で学生生活が送れるように支援する取り組み。
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『中途退学防止』とは?
学生生活の環境の悪化などの理由で修業期間の途中で学校を退学しようとする学生を把握し、それぞれの理由に対応した学生生活のサポートを行うことで、中途退学を防ぐ取り組み。
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『学生アンケートの活用』とは?
新入生や在学している学生に対し、学校の環境や課外活動などの学生生活に関してのアンケートを行い、その結果を分析・活用して、学生生活の環境改善を図る取り組み。
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『学生の自主活動』とは?
正課(大学・短期大学での授業や研究など)以外の活動で、学生や学生団体などが自主的に行う(ボランティア活動は除く)活動。