愛知みずほ短期大学様々な取組

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愛知みずほ短期大学

学校間連携？: ●取り組みの内容

本学では、放送大学との間において単位互換に関する協定を締結しています。これにより、本学の学生で放送大学の単位の修得を希望する学生は、本学に在学したまま放送大学の特別聴講学生として放送大学の放送教材と印刷教材を使い、本学の施設および放送大学の愛知学習センターの施設を活用して学習します。

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高大連携プログラム？: ●取り組みの内容

“学ぶ”という形態の多様化に伴い、「高大連携」の取り組みは全国的に広がっています。高大連携とは、広義には「高校と大学の連携のもとに行われる教育活動」を指し、狭義には「大学における学修を高校の単位として認定する制度」を指します。具体的には、大学・短大と高校が連携して、高校生に大学レベルの教育や研究に触れる機会を作ることです。具体的な方法としては、高校生が大学や短大の授業を受講したり、大学教員が高校で出張授業を行うなどがあります。この取り組みによって生徒の学習意欲が刺激を受け、当該分野に対して興味や関心を持ち、大学で学びたいと思う意欲を育てることにつながります。
　愛知みずほ短期大学2024年度高大教育連携講座では総合的な探究の時間や進路研究に高校の授業プラスαの学びとして、高校生向けにアレンジした知的好奇心を満たす28講座を提供しています。
　愛知みずほ大学瑞穂高等学校と高大連携プログラムの夏季集中講義では、「情報活用演習」、「クリエイティブデザイン」、「乳児教育Ⅰ」「食品学総論」を開講しています

●取り組みの目標

本学では、平成25年度より本学と同じ瀬木学園系列の愛知みずほ大学瑞穂高等学校との間で“瀬木学園設置学校連携推進委員会”を設置し、学校間の連携を図っています。その取り組みのひとつとして、本学と瑞穂高等学校との間で“教育連携”として協定を結び、瑞穂高校生が志望すれば「科目等履修生」として短大の授業を受講することができることになっています。本学は、愛知みずほ大学と同じ校舎を共有し、瑞穂高等学校が隣接しています。そのため、高大連携の取り組みに関しては恵まれた環境にあります。本学からは、各学科、専攻,コースから1教科ずつ提供しています。授業を受講し、試験に合格することで当該科目についての単位が認定されます。その単位は高校の単位として認められ、本学に進学した場合には認定単位として認められます。

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産官学連携？: ●取り組みの内容

本学園（瀬木学園）は平成29年、名古屋市瑞穂区、瑞穂区役所との包括連携協定を結び、本学の現代幼児教育学科で幼児教育や保育を学ぶ学生や、生活文化専攻養護教諭コースで保健室の先生を目指す学生が、オレンジリボンキャンペーン（子ども虐待防止）の啓発運動、子育てサロン「さくらひろば」（子育て中の家族と交流し手遊び、歌遊び等を実施する。）などに積極的に参加しています。そのほか、令和4年度より未就学児の親子を対象に大学を開放し、現代幼児教育学科学生と地域の親子との交流の場となるよう、「親子ひろば」を企画しています。地域住民とのふれあいは、学生にとっても多くの学びが得られています。

●取り組みの目標

産官学連携の目的は、大学が持つ専門的な知識を地域社会に活用することにあります。さらにもう1つの目的は、学生の社会に貢献したいという気持ちに応えることにあります。
学生がかかわる産官学連携はチーム力、創造力、計画力等が醸成される学びがたくさん存在します。ボランティアとも違う社会貢献度は学生の自信にもつながります。本学にとってこれからの課題としてどのようにかかわるべきかを模索中です。
地域連携？: ●取り組みの内容

本学は10年程前から地域連携として地域の方々を対象とした公開講座を行っています。本学の建学の精神となる「女性の教育」「健康」をキーワードに地域女性会に働きかけ、毎年、秋に実施していました。地域女性会からは50-60人程の参加があり、連携した活動として定着していました。そのほか、地域団体（西部いきいき支援センター）からの要請に応え、生活学科食物栄養専攻の教員が「男の料理教室」を開催（コロナ感染症の状況下では中止していたが、令和6年度より感染対策のもと再開）し、地域高齢者に向けて健康に関するテーマを取り上げ、料理教室を実施しています。

●取り組みの目標

本学は創設以来、名古屋のこの地で学生の養成に取り組んでいます。この地域に根ざし、地域の方々との関わりも良い関係を保っています。最近は地域連携が大学における1つの課題となっています。防災に関することを始め、地域と学校は切り離して考えることができない社会になってきています。本学主導の地域連携をどのように進めるかが今後の課題となっています。

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科目等履修制度？: ●取り組みの内容

本学では「科目等履修生」制度を設けています。本学が指定する授業科目のうち、科目等履修生を志願する人がいる場合は選考をおこない、合格すると科目等履修生として入学を許可されます。入学期日は毎学期の初めとし、在学期間は当該科目の開講学期となります。受講後、定期試験に合格した場合は単位を与えられ、その科目に対して「科目等履修単位修得証明書」が授与されます。

●取り組みの目標

科目等履修生は文部科学省が推し進めている“生涯学習社会”の一つの方法です。生涯教育社会について文部科学省は「人々が、生涯のいつでも、自由に学習機会を選択して学ぶことができ、その成果が適切に評価されるような社会」としています。そして生涯学習の場を整えることが必要な理由として、社会や経済の変化に対応するため絶えず新しい知識や技術の習得が必要であること、人々の自由時間の増大などの社会の成熟化に伴い、心の豊かさや生きがいのための学習需要が増大していること、学歴だけでなく、様々な学習の成果が適切に評価される社会を築くためなどとしています。本学では、そういった社会のニーズに応えるために、科目等履修生の制度を設けて、卒業生をはじめとする社会人等に対して、学習の機会を拡大することを目指しています。学習の成果に対しては適切な評価が単位として与えられ、その単位を資格取得のために利用することができます。科目等履修制度の整備は、人々に学ぶチャンスを増大し、生涯学習社会の推進を図る意味で大きな意味があります。

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社会人教育？: ●取り組みの内容

本学においては、入試枠として社会人推薦枠（若干名）を設けており、広く社会人に門戸を開いています。また、社会人の学びを支える支援制度も整えています。例えば「専門実践教育訓練負担金」は、一定の条件を満たす人に対して、２年間の教育経費の最大70％の給付を受けることができます。「教育訓練支援給付金」は、専門実践教育訓練指定講座を受講するために失業状態になった人を支援する制度です。その他、家庭や仕事の都合で2年間での就業が困難な人に「長期履修制度」もあります。また、本学では近隣高等学校の家庭科教員を対象に、毎年「食品加工講習会」を開催しています。ひとつのテーマをもとに講義と実習で構成しています。その他、社会に開かれた大学として、健康を基軸としたテーマを設定して、一般の方々を対象とした公開講座や各種教室を開くなど、社会人教育を推進しています。

●取り組みの目標

社会に開かれた大学として、社会で働く卒業生の専門性を更に高めるための卒後教育や、新たな能力開発のための再教育にも力を注いでいきます。卒業人のみならず、地域の一般の方に対しても、学ぶ機会を提供しています。

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生涯学習？: ●取り組みの内容

生涯教育を支援する取組として、「みずほ公開講座」「なごや健康カレッジ」「男の料理教室」などを開催しています。いずれの講座も、本学のモットーである「健への教育」に基づいた内容で、バラエティに富んだ構成となっています。本学の施設、専門的知識や技術を活用し、変容する社会に対応できる力を身に付けるための支援に取り組んでいます。

●取り組みの目標

「国民一人一人が，自己の人格を磨き，豊かな人生を送ることができるよう，その生涯にわたって，あらゆる機会に，あらゆる場所において学習することができ，その成果を適切に生かすことのできる社会の実現が図られなければならない。」と「生涯学習の理念」が規定され、高等教育機関においても生涯教育に取り組むよう求められています。こうした生涯学習社会の構築が必要な理由としては，自由時間の増大などの社会の成熟化に伴い，心の豊かさや生きがいのための学習需要が増大していることにあります。本学で長年培ってきた栄養士や養護教諭養成に関する知識や技術、さらに新しく担うこととなった保育士養成、幼稚園教諭養成の知識や技術を駆使して、個人々が自分らしく生きるために身に付けたいと願う学習需要に寄与することが専門教育を担う本学の使命でもあります。

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ボランティア活動？: ●取り組みの内容

本学ボランティア活動にはデーケアー施設における活動とオープンキャンパスや公開講座の学生スタッフ等があります。デーサービス施設でのボランティアは食物栄養専攻の学生が継続的に進めています。様々な条件下で、アイデアを出し合い、決定していく過程には考え抜く力（計画力・創造力）が養われることとなり、チームで働く力が身に付いていきます。学内に昨年までの様子を掲示することにより、入学時からボランティア活動への意欲を高めています。また、オープンキャンパスにも1年生の学生の参加がみられます。サークル活動を立ち上げることよりも、社会と接点を持つことを希望し、社会に役立つことをしたい考える学生の姿勢がみられています。

●取り組みの目標

本学のボランティア活動支援の目的は、「主体性」を養うことにあり、やればできるという「前に歩み出す力」を育てることにあります。「主体性」は、その目標を達成するために必要な自らの強み・弱み、行動・思考・感情の状態を理解し、管理・制御する能力という意味でも重要です。学生は一様に「楽しかった」と感想を述べますが、実践までの過程には、自分自身や学生同士の様々な学びがあります。さらにデーケアー施設でのボランティア活動の良い点は、他者に働きかける力が育つことにあります。施設の方々からの信頼とともに、施設の方々に共感できる能力や傾聴スキルなどを学生が学ぶことになり、働きかける力、すなわち「対人働きかけ効力感」が身に付くことになります。また、相手に伝える力（=発信力）も身に付くことから、本学にとって学生の学びの良い機会として捉えています。社会の中でこのような力が育つ、新たなボランティア活動を探すことが本学の課題となっています。