特色

大学院学生が臨床・研究活動が行いやすい環境と経済支援

　本学では、大学院学生に対する経済的支援として「診療助手制度」があります。希望者は指導教授と相談のうえ、診療助手になることが可能です。これは聖マリアンナ医科大学附属病院等診療助手規程に基づき、大学院学生が日中(午前9時から午後5時まで)は附属病院で医師として勤務する代わりに、給与等が支給され、雇用保険、私立学校教職員共済、（健康保険・年金）、労働者災害補償保険等の社会保険に加入することになります。これにより、大学院入学と同時に診療助手としての臨床勤務が可能となります。
　また、本学大学院の学費は4年間で170万円であり、他の私立医科大学大学院に比べて低廉です。
 

研究指導教員および研究指導補助教員による個別的な研究指導

  大学院の専攻分野では研究指導教員を中心に、大学院補助教員を含めた複数指導体制をとっています。大学院定員240 名（60名/学年）に対して、医学部との兼任ではあるものの約400名の大学院指導教員および大学院補助教員が在職しており、個別的研究指導を行う上で十分な人的資源を確保し、大学院学生の教育・研究指導にあたっています。また、社会人学生に対しては個別カリキュラムを組むことで本務と研究との両立を支援しています。

 

博士（医学）の学位取得率が高い

  本学では課程博士と論文博士を合わせて各年度40〜50名が学位を取得しています。課程博士については、研究指導教員の適切な指導や大学院教育の充実と大学院学生の努力が相まって、ほぼ100％の大学院学生が学位を授与されています。
  また、「優れた業績を挙げた者」に関する申し合わせの要件を満たせば3年で早期修了できる可能性があります。3年で修了することにより授業料の負担が軽減できるとともに、特に臨床系専攻分野に在籍する方にとっては4年目を専門医取得に向けることが出来、大きなメリットになります。
 

本研究科の目的

目的

　本研究科（博士課程）は『キリスト教的人類愛に根ざした「生命の尊厳」を基調とする医師としての使命感を自覚し、人類社会に奉仕し得る人間の育成、ならびに専門的研究の成果を人類の福祉に活かしていく医師の養成』を建学の精神に掲げています。そして、本大学院は『医学に関する学術の理論及び応用を教授研究し、その深奥をきわめ、又は高度の専門性が求められる業務を担うための卓越した能力及び深い学識を培い、文化の進展に寄与すること』を目的としています。

3つの方針

●ディプロマポリシー

博士（医学）の学位授与は、本大学院医学研究科に４年以上在籍し、所定の単位を履修し、医学に関する卓越した能力と幅広い見識を身につけ、学位論文が学術雑誌に公表または公表予定とされ、最終試験に合格することを要件としています。
 また、専攻分野について、研究者として自立して研究活動を行い、又はその他の高度に専門的な業務に従事するに必要な高度の研究能力及びその基礎となる豊かな学識を修得した者に学位を授与します。
　それぞれの項目に関しては下記URLから詳細をご確認ください。
 

詳細リンク（外部サイトへ）

http://www.marianna-u.ac.jp/...

●カリキュラムポリシー

 大学院では、各専攻分野（コース）に特化した高度な医学知識および研究技能の修得を目標としておりますが、その過程は高い倫理観の上に達成されるべきであると考えております。
　医学研究者・医学教育者としての幅広い知識・技能・倫理を専攻分野（コース）の枠組みを超えて修得できるよう共通の授業科目として総合教育科目、最新医学講義も開設しています。
　さらには医学統計、英語でのプレゼンテーションスキル、英語での論文作成能力を習得し、国際的に活躍できる医学研究者・医学教育者・医学に係わる高度専門職業人として生涯成長しつづけることができるよう育成していきます。

●アドミッションポリシー

  本学は、キリスト教的人類愛に根ざした「生命の尊厳」を基調とする医師としての使命感を自覚し、人類社会に奉仕しうる人間の育成、ならびに専門的研究の成果を人類の福祉に活かして行く医師の養成を建学の精神としております。この建学の精神と本大学院の目的を理解し、医学研究者・医学教育者・医学に係わる高度専門職業人として成長できる者に入学を許可しています。
具体的には、以下の要件を満たす者を指します。
1.自立した研究者として医学に対して積極的な研究意欲のある者
2.探求心を不断に持ち、国際的視野に立って医学を研究できる者
3.新たな知見や技術を理解・吸収し、自ら成長できる者
4.豊かな人間性と高い倫理観を持ち、人類社会に貢献できる者
また、社会人を対象としたコースも開設し、社会のニーズにも対応しています。