ディプロマポリシー

大学院国際文化研究科国際文化専攻は、建学の精神である「新しい美と文化の創造」を踏まえ、所定の単位を修得し、専門分野において意義ある研究活動を遂行して次の知識および能力を身につけて、学位論文の審査に合格した学生に、修士（国際文化学）の学位を授与します。
 

1. 各専修の高度な専門的業務に必要な深い学識と豊かな教養
2. 課題についての情報収集、調査・分析を通して多様な視点から考察する力
3. 人々の多様な社会的、文化的背景の理解、健康関連の課題解決や社会的貢献への意欲等、専修内容の目標達成への努力と遂行力

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カリキュラムポリシー

大学院国際文化研究科国際文化専攻は、国際文化専修、健康心理学専修の2専修を置き、ディプロマ・ポリシーに示す知識および能力の修得に向けて、一般的、専門的教育の基礎の上に、建学の精神である「新しい美と文化の創造」を具現化する人材を育成するために、次のような教育を行います。
 

1. 各専門分野における研究者、実践者となり社会に貢献できる基礎力・応用力を養う教育
2. 授業におけるディスカッション、調査研究における理論と実践の連携、多様性や視点の違いから生じる社会問題の理解等を通して、問題の発見力及び解決力、コミュニケーション力、プレゼンテーション力を磨く教育
3. 自分の専門分野以外にも接し視野を広げ、人間としても研究者としても可能性を拓く力を修得する教育

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カリキュラム

教育内容の体系化とその充実？

●取り組みの内容

国際文化学部の基盤の上に立つ国際文化研究科は、国際文化専修、健康心理学専修の2つの専修を置き、新しい美と文化の創造、健康文化の創造を理念において、それぞれの分野の専門性を高め研究活動を展開していきます。現代の社会を、国際文化、健康の視点から考察するとともに、社会の要請に基づく課題解決のために、各専修の複合・融合分野を創設することも視野に入れて研究を展開していきます。2専修に共通する科目として、外国語文献研究、調査研究法、大学院特別講義が置かれています。

●取り組みの目標

国際文化専修では、国際的視野と豊かな感性を備え、国際社会に貢献できる人材を、健康心理学専修では、健康的でQOLの高い生活を送るための方法を学び、それを人々に対して支援できる人材を、それぞれ育成することを目標に教育に取り組んでいます。また、社会の要請に基づく課題解決のために、各専修の専門領域を超えた学際的視野を持つ人材を育成し、世に送り出すことを目標としています。

●取り組みについての検証と評価

毎月行われる国際文化研究科委員会で取り組みについての検証及び評価を行っています。また、年度末に文化学園大学自己点検・評価委員会に取り組みの成果について報告しています。

●取り組みを通した学生の成績評価

各年度毎に、上述した取り組みの目標に対する学生の到達度を評価するとともに、修士論文についても、指導教員と副指導教員による口頭試問と、大学院を担当している全教員が参加する中間発表会及び最終発表会において、研究科の教育の取り組み目標が達成されているかを評価しています。
学位は「文化学園大学学位規程」に則って授与されます。

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教育方法

アクティブラーニング？

●取り組みの内容

教員と学生のディスカッション、学生同士の知識のシェア、自主的研究、学生からの話題提供、関連テーマの学外聴講などがあり、次第に、学生が主体的に問題を発見し、その答えを見出していく能動的な学修となっています。

●取り組みの目標

主体的に考える人材を育成するために、授業を、知識の伝達を中心とした場であるとともに、教員と学生が意思疎通を図りつつ、一緒になって相互に刺激を与えながら進めていく場となることを目標としています。

課題解決型学習（PBL）？

●取り組みの内容

各専修の内容（特に健康心理学専修）が社会問題と関連するものが多く、実践の場での課題を取り上げその解決のためのエビデンス、プログラム、モデルなどを検証していきます。

●取り組みの目標

主体的に学修する姿勢と能力を高めることを目標としています。

学びの支援

学びの組織的な支援？

●取り組みの内容

国際文化研究科では、大学院担当教員及び事務職員からなる「国際文化研究科委員会」を毎月定例で開催し、協働して学生の指導と環境整備の充実に取り組んでいます。
従来からの個別指導に加え、さらにオフィスアワー制度を実施して、授業以外にも学生と教員の双方向の積極的交流ができます。また、教員によるカウンセリングも導入しているので、学生の学業以外の意見や状況も反映しています。
教員と職員が両輪となって学修支援や授業支援を行えるよう、毎年、全教員と全事務職員が出席する「全学FD・SD研修会」を年度の始めと、秋に開催しています。

●取り組みの目標

教職員ともに全学的な体制で学びを支援しています。

●取り組みについての検証と評価

研究科内に留まらず、教職員全員が出席する「全学FD・SD研修会」では、各学部の現状や教育方針・課題を共有し、分科会では学生の現状を把握し学生支援について検討を行っています。

初年次教育？

●取り組みの内容

共通選択科目として、「外国語文献研究A」、「外国語文献研究B」、「調査研究法A」、「調査研究法B」を初年次に選択するように勧めています。

●取り組みの目標

大学院生が大学院で必要とされる英語力と、修士論文作成時に質的・量的研究法等を適切に用いるための準備状況を得ることを目標としています。

●取り組みについての検証と評価

取り組みの目標が達成されるよう、指導教員が指導プロセスの中で検証し、評価しています。

●取り組みを通した学生の成績評価

「単位履修に関する細則」に基づき、単位認定を行います。

中途退学防止？

●取り組みの内容

国際文化研究科では、指導教員と1対1による論文指導が行われています。そのため、各学生は教員と研究の進捗状況を共有でき、研究方針や指導が受けやすい体制となっています。社会人学生の論文作成も研究を続けられるよう指導時間を変更する等、柔軟に対応しています。
また、経済的な支援では、本学独自の奨学金制度があります。また、経済的な理由等で退学した場合は退学後1年以内であれば原籍に再入学することが出来ます。

●取り組みの目標

各領域における課題探究能力に優れた創造性豊かな人材を育成するために、自身の研究を継続・充実できるような環境を目指しています。

●取り組みについての検証と評価

国際文化研究科では、近年、退学者は極めて少ない状況が続いています。教員と学生間の連絡が密に行われ、各学生のペースに合わせて研究を進められるよう環境づくりに役立っています。

TA・RA・SA・メンターの活用？

●取り組みの内容

大学院生がTAとして授業に関わることのできる実習・実験・演習の授業では、TAを積極的に採用しています。大学院生は、実習・実験補助、教材等の制作、授業理解のための指導補助を行っています。

●取り組みの目標

TAは、大学院生が授業の教育的補助業務を行うことで、本学の教育内容の充実、大学院生自身の教育・研究能力の向上を目標としています。

特色ある教育施設・設備の整備？

●取り組みの内容

次のような特色ある研究施設等を設置しており、大学院の教育に使用しています。
まず、附属研究所として、「文化ファッション研究機構」を置き、この下に、複数の研究所を設置しています。「文化・衣環境学研究所」は、人工気候室、恒温恒湿室、三次元人体計測システム、歩行解析装置などを有し、衣服の快適性・機能性に関する研究を、「文化・住環境学研究所」は、住環境デザインモデルルームなどを持ち、住環境や関連するデザイン等に関する研究を、「文化・ファッションテキスタイル研究所」は、色々な織機を保有しており、伝統的な技術の保存と新たなテキスタイルの開発を、「和装文化研究所」は、和装に関する文献を所蔵し、「きもの」に関する基礎及び応用の調査・研究を行っています。
「文化学園服飾博物館」は、2万点余りの全世界にわたる資料を所蔵、「文化学園図書館」はファッションに関する稀覯書（きこうしょ）や、900タイトルを超える雑誌を所蔵、「文化学園ファッションリソースセンター」は、8千種の生地サンプルや、約7千点のファッションショー等に関する映像資料等を所蔵し、教育・研究の用に供しています。

●取り組みについての検証と評価

いずれの施設も取り組みについての結果と点検・評価を行っており、ホームページに「文化学園大学 自己点検・評価報告書」として毎年公表しています。
また、「文化・衣環境学研究所」及び「文化・住環境学研究所」は、研究活動をまとめた所報も発行しています。

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学生アンケートの活用？

●取り組みの内容

毎年開催している大学院セミナーの終了後、セミナーの内容とともに研究環境（授業、施設、設備等）に関する要望についてのアンケートに記入してもらい、その内容は大学院担当教員で組織している大学院FDのワーキング・グループが整理し、課題を担当部署に伝えています。
要望はアンケート調査に限らず、普段の授業や事務局でも申し出があった際に、そのつど対応しています。

●取り組みの目標

大学院生が快適な環境で自身の研究を深め、研究目標を達成するため、大学院担当教員はじめ学園内の各部署が協力して課題を解決すべく取り組んでいます。

●取り組みについての検証と評価

大学院生からの要望に応えて、大学院自習室の整備、備品の購入、図書館等施設の開館時間延長等が改善されています。今後も可能な限り大学院生の研究体制整備に努めます。学園内のさまざまな事情から要望に応えられない場合は、なぜ応えられないかについて回答します。

学修についての評価

アセスメントポリシー？

●取り組みの内容

【単位認定について】 
HPに公開している履修要項の「単位履修に関する細則第6条」に単位認定の基準を明示しています。
・ 授業時数3分の2以上出席した者
・ 定期試験（リポート、論文、作品を含む）において合格した者
・ 当該年度の学費を納入した者
【成績評価】
AまたはS（80点以上）、B（79〜70）、C（69〜60）、E（不合格）、P（認定） 「S」評価は、A評価対象者のうち、特段に優秀で出席や学習に対する意欲等において他の学生の模範となる場合に適用しています。
【評価基準の明示】 
すべての科目の評価の基準をシラバスに明示しています。評価基準は、授業への参加度、受講態度、試験・レポート、作品等の割合を％で明示して、各科目の評価基準を明確にしています。

●取り組みの目標

　成績評価のための評価基準をすべての科目で明示することにより、公正かつ厳正な評価を行い、大学の質の保証を目指しています。

●取り組みについての検証と評価

　評価基準をすべての科目で明示することにより学生は自分の評価について理解することができます。また、「S」評価を設けることにより、学生の学習に対する意欲等につなげています。

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『教育内容の体系化とその充実』とは？
教育の目的や成果を明確に設定し、その達成のため、各授業間の関連性を明確にするなど、体系的な学びを可能にすることで、教育内容の一層の充実を図る取り組み。
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『アクティブラーニング』とは？
一方的に講義を聴くスタイルの授業ではなく、学生が積極的に学修に参加することを取り入れ、能動的（アクティブ）な学びを促すことで、知識をしっかり定着させることを目的とした学習方法。
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『課題解決型学習（PBL）』とは？
プロジェクト活動を通じ、学生が自主的・自律的に課題を発見・解決する過程において、それまでに得た知識を実践的に活用することや、より学びを深くすることなどを目的とした学習方法。
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『学びの組織的な支援』とは？
学校側が組織的かつ恒常的に学びに対するサポート体制を用意し、授業に対する学生の不安を解消するなどの学びに対する様々な支援をすることで、より学習効果を高める取り組み。

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『初年次教育』とは？
大学や短期大学の新入生を対象に、高校までの学びから、能動的な大学・短期大学での学びにスムーズに移行するための基本的なスキルなどを身につける教育プログラム。
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『中途退学防止』とは？
学びに対する意欲の減少などを理由に修業期間の途中で学校を退学しようとする学生に対して、学びのサポートを行うことで、教育の問題解決を図り、学びの環境を改善し、中途退学を防ぐ取り組み。

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『TA・RA・SA・メンターの活用』とは？
大学院生による教育補助（TA）、大学院生等による研究補助（RA）、学生による教育補助（SA）、後輩を多方面で支援する先輩（メンター）を教育研究活動などに活用する取り組み。
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『特色ある教育施設・設備の整備』とは？
特別な校舎や教室、実習室などの教育施設や教室等にある機器などの設備を整備し活用することで、教育内容やプログラムの充実などに活かす取り組み。

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『学生アンケートの活用』とは？
新入生や在学している学生に対し、大学の授業やカリキュラム、学修状況などについてアンケートを行い、その結果を分析・活用して、教育方法やプログラムの改善などに活かす取り組み。

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『アセスメントポリシー』とは？
学生の学修成果の評価（アセスメント）について、目的や達成するべき質的水準と具体的な評価の実施方法などについて定めた学内の方針を活用した取り組み。
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