●カリキュラムポリシー
本学部では、伝統を尊重しながらも、現代社会が直面する新たな課題に積極的に対応している。二部廃止、大学院法務研究科設置などの条件の下で、法学・政治学の学部教育のあり方について、真剣に模索を続けている。全学科において入門教育の拡充を図ったのはその一例であり、今後、一層のカリキュラム改革を進めて行く。
●ディプロマポリシー
基礎科目を中心に幅広い教養を獲得した上で、専門科目である法律学・政治学を深くかつ幅広く学習することを通じて、多様な価値観を有する人々の共存を可能にする法的・政治的思考法を習得することが期待される。さらに演習などの少人数講義等により、さまざまな意見に耳を傾けると共に、自らの意見を的確に表現できるコミュニケーション能力を身につけるものとする。
カリキュラム
●取り組みの内容
法律学科では、より実務的な法学教育を意識して、1・2年次で、基礎となる法律学教育の充実や学問的な視野を広げる科目群を拡充し、3・4年次には、各志望に適合的な科目群に配慮しています。ガイドライン型のコース制を採用し、各コースのアドバイスに従って履修すれば、系統的でバランスの取れた勉強ができる編成になっています。
政治学科では、科目開設に工夫を凝らし、学生の自主性を重視し最大限自由にカリキュラムを組むことができるように配置しています。
国際政治学科では、1・2年次は、少人数制で集中的に英語力を鍛えます。専門科目の履修は2年次から本格化し、「アジア国際政治コース」「グローバル・ガバナンスコース」に分かれ体系的に学んでいきます。
●取り組みの内容
リベラルアーツセンターを設置し、法学部を含む市ケ谷キャンパスの各学部で行われている教養教育全体の基本理念・目的やカリキュラムの再設計をはじめとして、初年次教育、外国語教育、ICT(Information Communication Technology)教育、建学の精神の教育、キャリア教育などの在り方を再検討し、学士課程教育の重要な柱の1つを構成する教養教育に関する共通カリキュラムの開発支援を行っています。また、国際政治学科では、国際政治学科生用の英語クラスを設け、独自のカリキュラムでの英語教育を行っています。
教育方法
●取り組みの内容
1年次の「法学入門演習」「政治学入門演習」は、教員の指導の下、学生が自己の意見を論理的に表明し、ほかの人の議論を理解する演習形式の授業です。また、国際政治学科専門科目の「実践講座科目」では、英語によるプレゼンテーションやディベートの科目を開講し、講義型ではなく双方向の授業を行っています。
3学科とも専門科目の「演習」では、少人数で専門研究を自主的に行っています。
●取り組みの内容
専門科目の「演習」では、判例、時事問題、国際問題等を素材として課題解決型学習(PBL)を実施しているものがあります。
●取り組みの内容
1年次から演習の他に、講義でも演習形式の双方向教育で少人数教育を行っている科目があります。
学びの支援
●取り組みの内容
各学科とも基礎的な知識や考え方を身につけることができるように、1年次には入門的な科目を開講しています。
また、オフィスアワーを設定し、学部教員が授業時間外でも授業に関する質問・相談に応じています。
●取り組みの内容
3学科とも専門科目の「演習」では、論文集の作成や報告会などを実施しています。
●取り組みの内容
各学科とも基礎的な知識や考え方を身につけることができるように、1年次には入門的な基礎科目や演習科目を開講しています。
「読む力」を身につけ、レジュメ・レポートの書き方、資料の収集方法など、大学での学習に必要となる基本的な能力を習得するための導入教育を行っています。
●取り組みの内容
4月のガイダンス時に、再履修が必要な学生のためのガイダンスを実施しています(語学・体育のみ)。履修登録の結果、必要単位不足等のエラーメッセージの出た学生には、窓口で履修相談・指導を行っています。また、成績不振者には学部教員が個別に面談を行います。なお、保証人には前年度までの成績を郵送し、学生の学習到達度をお知らせしています。
●取り組みの内容
授業運営の改善を目的として、TA(Teaching Assistant)やSA(Student Assistant)を活用しています。
●取り組みの内容
指定校推薦入学生・付属校生向けに、入学前にオリエンテーションにて各学科の紹介や模擬授業を行い、レポート課題も課しています。
●取り組みの内容
全学的な取り組みとして、教育および学びの質を向上するためにFD推進センターを設置し、その活動の一環として「学生による授業改善アンケート」を実施しています。アンケートは、授業ごとに集計され、担当教員にその結果が通知されます。シラバスには、授業改善アンケートによる気づきの欄が設けられており、授業の担当者がどのような改善の努力を行っているかがわかるようになっています。
●取り組みの内容
専門科目に「Global Internship」を設置しています。この科目では、前期における教員および外部講師による講義に引き続き、夏休み期間中に公共政策関連機関(福祉施設、NGO/NPOなど)で1週間程度の自習を体験し、後期にその体験内容をプレゼンテーションとレポート発表を行い、各政策分野への理解を深めます。
●取り組みの内容
「法律実務入門」「外交総合講座」「国際協力講座」「ジャーナリズム実践講座」において実務家による講義と意見交換を行い現場の最前線を身近に体験することができます。また、キャリア教育に役に立つ寄付講座もあります。
学修についての評価
●取り組みの内容
入学時に実施するTOEFL-ITPのスコアをもとに、英語クラスを習熟度別で編成しています。これにより、学生個人のレベルに合わせた授業の実施が可能になっています。
6月には国際政治学科1年生を対象にTOEIC(R)-IPの試験を行い、「Hosei Oxford Programme(HOP)のクラス編成を行います。この試験は法学部の他学科・他学年で希望する学生も無料で受験することが可能で、自己の語学力判定などに活用することができます。10月にも試験を行っています。
●取り組みの内容
GPAをもとに学生の成績状況を随時把握し、学習指導に活用しています。年間GPA上位5%の学生を対象に、他学部公開科目を年間履修上限を超えて履修できる「成績優秀者他学部公開科目制度」を設けています。また、奨学金の受給資格としても活用していて、前年度の成績優秀者には奨学金を給付するとともに、表彰も行います。その他、派遣留学生の選抜にもGPAを活用しています。
●取り組みの内容
3学科とも専門科目の「演習」では、論文集の作成や報告会などを実施しています。
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『教育内容の体系化とその充実』とは?
教育の目的や成果を明確に設定し、その達成のため、各授業間の関連性を明確にするなど、体系的な学びを可能にすることで、教育内容の一層の充実を図る取り組み。
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『教養・リベラルアーツ教育』とは?
幅広い分野の教養などを身につけ、専門知識に偏らない汎用的能力を育成するために大学・短期大学で行われる教育。
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『アクティブラーニング』とは?
一方的に講義を聴くスタイルの授業ではなく、学生が積極的に学修に参加することを取り入れ、能動的(アクティブ)な学びを促すことで、知識をしっかり定着させることを目的とした学習方法。
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『課題解決型学習(PBL)』とは?
プロジェクト活動を通じ、学生が自主的・自律的に課題を発見・解決する過程において、それまでに得た知識を実践的に活用することや、より学びを深くすることなどを目的とした学習方法。
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『少人数教育』とは?
学習効果を高めるために、1人の教員が教える学生の数を少なくして授業を行う学習方法。
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『学びの組織的な支援』とは?
学校側が組織的かつ恒常的に学びに対するサポート体制を用意し、授業に対する学生の不安を解消するなどの学びに対する様々な支援をすることで、より学習効果を高める取り組み。
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『学修成果のフィードバック』とは?
授業や講義などを通して学生が学んだ知識や技術や成績などの「学修成果」を、可視化するなどして学生にわかりやすく還元することで、学生自らの学びへの姿勢を支援する取り組み。
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『初年次教育』とは?
大学や短期大学の新入生を対象に、高校までの学びから、能動的な大学・短期大学での学びにスムーズに移行するための基本的なスキルなどを身につける教育プログラム。
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『中途退学防止』とは?
学びに対する意欲の減少などを理由に修業期間の途中で学校を退学しようとする学生に対して、学びのサポートを行うことで、教育の問題解決を図り、学びの環境を改善し、中途退学を防ぐ取り組み。
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『TA・RA・SA・メンターの活用』とは?
大学院生による教育補助(TA)、大学院生等による研究補助(RA)、学生による教育補助(SA)、後輩を多方面で支援する先輩(メンター)を教育研究活動などに活用する取り組み。
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『入学前教育』とは?
入学予定者(主にAO入試や各種推薦入試などで、早期に入学が決定した入学予定者)に対して、入学後の学びの準備や学習意欲の維持などのために、入学前に行う教育。
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『学生アンケートの活用』とは?
新入生や在学している学生に対し、大学の授業やカリキュラム、学修状況などについてアンケートを行い、その結果を分析・活用して、教育方法やプログラムの改善などに活かす取り組み。
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『インターンシップ』とは?
自らの専攻や将来のキャリアに関連した就業体験や社会貢献活動に参加する制度を授業やカリキュラムに取り込むことで、学生が学問や研究分野への理解をより深めるための取り組み。
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『キャリア教育』とは?
大学や短期大学の学修プログラムの一環として、カリキュラムに社会人・職業人として必要な能力などを身に付けるための科目等を組み入れ、学生のキャリア形成計画や目標設定を支援する教育。
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『資格取得(国家資格受験資格)』とは?
カリキュラムの整備や授業内容の工夫などを行い、学生が正課の授業を受けることで国家資格試験を受験し、合格することを目的に支援する取り組み。
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『外部テストの活用』とは?
TOEICやTOEFLといった学校の外部で行われているテストを、大学や短期大学の入試や単位認定などに活用する取り組み。
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『GPAの活用』とは?
科目の成績評価に応じてポイント(例:5段階評価A〜Eに対し4〜0点等)を付与し、その平均点(Grade Point Average)による学習成果の評価方法を大学や短期大学での教育に活用する取り組み。
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『学修成果のフィードバック』とは?
授業や講義などを通して学生が学んだ知識や技術、成績などの「学修成果」を活用し、学生の学びの振り返りを促すことで、学びの定着を図ることを目的とした取り組み。