ディプロマポリシー

　修士課程の目的に基づき、以下のように、高度な知識および技術を身につけたと認められる者に学位を授与します。

　本学大学院学則第4条第1項に基づき、2年以上在学し、30単位以上を修得した上で、専攻実技の修了試験、修士論文の審査に合格した者に修士（音楽）または修士（音楽学）の学位を授与します。
　なお、ヴィルトゥオーゾコースは、修士論文を課すことなく、学位審査演奏に合格した者に修士（音楽）の学位を授与します。

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カリキュラムポリシー

　修士課程は、専門的かつ広い視野に立ち、音楽芸術の分野について高度な学識と技術を体系的に教授研究する目的で、以下のようにカリキュラムを編成します。

１　次の専攻ごとの必修科目は学年制とします。
　(1)　器楽専攻、声楽専攻、作曲専攻の専攻研究および作品研究
　(2)　音楽学専攻、音楽教育専攻の専攻研究および総合演習
※以降は、詳細リンクをご参照ください。

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教育方法

少人数教育？

●取り組みの内容

　本大学院における教育活動の特徴は、1対1で行われる専門実技のレッスンや、修士論文作成に関わる専攻研究、作品研究等における少人数による教授方法です。これにより学生個々の能力に応じたきめ細かい指導・支援を実現しています。「修士論文演習」では教員と1対1で研究課題を深く掘り下げ、大きな成果をあげています。

 

学びの支援

学びの組織的な支援？

●取り組みの内容

演奏会等の開催
　音楽を学ぶ上で、上質の音楽に触れること、そして研究の成果を発表する機会を持つことが極めて重要です。本学では毎年国内外の著名な演奏家、教育者等による演奏会・公開講座を開催し、学生が音楽を学ぶ上で様々な示唆を得られるよう取り組んでいます。また、学生自身が平素の研究成果を発表する機会として演奏会も多数開催しています。

自主的な学修に対する支援
　・大小各種演奏形態に応じた練習室の整備・貸し出し
　・豊富な種類・数の楽器の管理・整備・貸し出し
　・「アクティブコモンズ」の設置など、自主的な学修に最適な学修環境を整備・拡張し、主体的かつ能動的な活動を可能にする学修支援を行っています。

学修に関する支援体制
　「学生による授業評価アンケート」等による調査のほか、カウンセラー、オフィスアワー担当教員等から、学生の学修に関する意見・要望・問題点等をくみ上げ、関係委員会・関係部署において検討し、処置、対策を講ずる体制をとっています。特に授業の方法については各部会、「FD委員会」「自己点検・評価委員会」が中心となって改善・向上に取り組んでいます。

学修成果のフィードバック？

●取り組みの内容

　器楽・声楽専攻では1対1の専攻実技レッスンにより、学生個人の能力、特性に合わせて音楽的表現力を伸ばし、公開試験を踏まえた成果は担当教員と共有して研究にいかされています。
修士論文執筆に関わる授業では、学生それぞれの研究分野に応じ、研究指導教員の指導のもと学修を深め、大きな成果をあげています。
 
 

卒後調査の活用？

●取り組みの内容

　すべての大学院修了生を対象として修了の時点で「修了後の進路状況調査」を実施しています。就職・進学・留学、その他の事項について情報を収集し、これらの情報に基づき、既修了者対象の求人依頼、在学生のOB・OG訪問の情報収集、留学先情報の収集等を行っています。また、国公私立の教官公募の情報提供等の際に活用しています。
　

中途退学防止？

●取り組みの内容

　本学では学生と教員の「1対1の実技レッスン」が行われているため、学生個々の状況の把握が比較的容易にできる環境にあり、修学上、生活上の悩み・問題を抱える学生に対しては教員・職員が連携し、早い段階で指導・助言を行い、中途退学の防止に取り組んでいます。
　経済的な問題を抱える学生に対しては、各種奨学金の活用、授業料の分納等について指導・助言を行い、中途退学の防止を図っています。
 

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TA・RA・SA・メンターの活用？

●取り組みの内容

TA
　各コース共通の基礎専門科目である「ソルフェージュ」と「和声」のクラスについて、大学院生をTAとして採用し、学部生への助言等、授業の補助に当たらせ、教育効果の向上・促進を図っています。
　TAは「武蔵野音楽大学ティーチング・アシスタント規則」に則り、当該大学院生の成績、授業担当の教員からの評価等を勘案し選考、決定しています。

特色ある教育施設・設備の整備？

●取り組みの内容

●レッスン室、教室、練習室 
　大中小のレッスン室72室、教室等20室のほか練習室118室を設け、様々な規模・形態・特性に応じた最適な音響環境を完備しています。その大部分にはピアノを備えています。
●コンサートホール、リハーサルホール 
　江古田キャンパスにベートーヴェンホール、ブラームスホール、モーツァルトホール、入間キャンパス、パルナソス多摩に大小のホールを整備し、学生の学修成果発表、演奏会や公開講座などで活用しています。また、江古田キャンパスのオーケストラ、ウィンドアンサンブル、大合唱のための大規模な各専用リハーサルホールは、それぞれの編成の特性や音響が考慮されており、本番を想定した練習が可能です。
●図書館
　楽譜約11万冊、図書約11万冊、AV資料約8万点、計約30万点の資料を蔵書検索システムにより検索することができます。
●楽器ミュージアム 
　古今東西の楽器を一堂に集めた博物館で、所蔵数は5,900点を超えます。

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ラーニングコモンズ？

●取り組みの内容

　図書館は、キャンパスの特徴を活かした機能別ゾーニングにより、１〜２階を静かに学修するフロア、地下１階を「アクティブフロア」と称するラーニングコモンズの3層構成による「知の交流拠点」として機能しています。「アクティブフロア」は、キャンパス中央に位置する中庭の賑わいと繋がる明るく開放的な雰囲気の中、大中小３つの「アクティブルーム」と多様な学修スタイルに柔軟に寄り添うことができる「アクティブコモンズ」で構成されています。
　個人やグループワーク、プレゼンテーションなど学修目的に合わせて、可動式テーブル、ホワイトボード、ノートパソコン、タブレット端末、情報コンセント、無線LAN、電子黒板、プレゼンテーション用機器などを駆使した多様な学修活動が可能です。新たな発見や価値観と出会える「場」として活発に利用されています。

●取り組みの目標

 本学の教育方針である「音楽芸術の研鑽」と「人間形成」に基づき、新キャンパス竣工による整備と教育課程の新学科の再編に伴う見直しに取り組み、その一環として図書館にラーニンコモンズである「アクティブコモンズ」を新設しました。
　学生の授業時間内外における最適な学修環境の提供と、主体的かつ能動的な活動を可能とする学修の支援や従来のレファレンスサービスを越えた学生一人ひとりへの学びの支援も行い学修成果の一層の向上を目指しています。

●取り組みについての検証と評価

　学生の学修活動の変化を検証するため、入退館者数、資料の貸出冊数、アクティブルームや貸出PCなどの利用件数の統計をデータ化し利用状況も含め分析しています。分析結果を次年度へ活かし、時代の変化に対応し進化した図書館として学生利用の拡大につなげています。

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学生アンケートの活用？

●取り組みの内容

学生による授業評価アンケート
　本学では《クラス授業》と《レッスン》について、「学生による授業評価アンケート」を定期的に実施しています。これらのアンケート結果は教育内容、方法の改善向上に役立てるとともに、集計結果の概要をウェブサイトにて公開しています。
 

学修についての評価

GPAの活用？

●取り組みの内容

　本学では成績評価「S、A、B、C、D」に対して「4.0、3.0、2.0、1.0、0」のグレードポイントを対応させ、GPAを算出しています。（出席が2/3に満たない場合は不合格となり、グレードポイントとしては「0」を付しています。
　本学ではこの評価指標を奨学金授与対象者の選考等で活用しています。
 

学修成果のフィードバック？

●取り組みの内容

　器楽・声楽専攻では1対1の専攻実技レッスンにより、学生個人の能力、特性に合わせて音楽的表現力を伸ばし、公開試験を踏まえた成果は担当教員と共有して研究にいかされています。
修士論文執筆に関わる授業では、学生それぞれの研究分野に応じ、研究指導教員の指導のもと学修を深め、大きな成果をあげています。
 
 

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『少人数教育』とは？
学習効果を高めるために、１人の教員が教える学生の数を少なくして授業を行う学習方法。

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『学びの組織的な支援』とは？
学校側が組織的かつ恒常的に学びに対するサポート体制を用意し、授業に対する学生の不安を解消するなどの学びに対する様々な支援をすることで、より学習効果を高める取り組み。

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『学修成果のフィードバック』とは？
授業や講義などを通して学生が学んだ知識や技術や成績などの「学修成果」を、可視化するなどして学生にわかりやすく還元することで、学生自らの学びへの姿勢を支援する取り組み。

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『卒後調査の活用』とは？
卒業生を対象に、就職や進学などの状況や、学修成果の活用状況など、大学での学びの充実度などを調査し、その結果を教育方法やプログラムの改善などに活用する取り組み。
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『中途退学防止』とは？
学びに対する意欲の減少などを理由に修業期間の途中で学校を退学しようとする学生に対して、学びのサポートを行うことで、教育の問題解決を図り、学びの環境を改善し、中途退学を防ぐ取り組み。

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『TA・RA・SA・メンターの活用』とは？
大学院生による教育補助（TA）、大学院生等による研究補助（RA）、学生による教育補助（SA）、後輩を多方面で支援する先輩（メンター）を教育研究活動などに活用する取り組み。
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『特色ある教育施設・設備の整備』とは？
特別な校舎や教室、実習室などの教育施設や教室等にある機器などの設備を整備し活用することで、教育内容やプログラムの充実などに活かす取り組み。

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『ラーニングコモンズ』とは？
学生の自主的・自律的な学習のため、電子情報や印刷物など様々な情報資源を使って議論などができる共有の「学習の場」。
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『学生アンケートの活用』とは？
新入生や在学している学生に対し、大学の授業やカリキュラム、学修状況などについてアンケートを行い、その結果を分析・活用して、教育方法やプログラムの改善などに活かす取り組み。

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『GPAの活用』とは？
科目の成績評価に応じてポイント（例：５段階評価Ａ〜Ｅに対し４〜０点等）を付与し、その平均点（Grade Point Average）による学習成果の評価方法を大学や短期大学での教育に活用する取り組み。
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『学修成果のフィードバック』とは？
授業や講義などを通して学生が学んだ知識や技術、成績などの「学修成果」を活用し、学生の学びの振り返りを促すことで、学びの定着を図ることを目的とした取り組み。