ディプロマポリシー

　博士後期課程に3年以上在学して所定の単位を修得し、研究活動を通じて、下記に掲げる能力を備えていると判断できる学生に対して修了を認定し、博士（情報学）の学位を授与する。
　１）高度な情報技術を駆使して情報科学分野の先端的課題に取り組み、新規性、創造性のある研究成果を得ることができる。
２）必要な情報を独自に収集・分析し、課題発見ならびに解決のための計画・方策を立案して主体的かつ継続的に遂行できる。
３）研究成果を学術論文として作成し、国内および国際学会等で正確かつ論理的に伝えることができる。
　

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カリキュラムポリシー

　情報科学分野の第一線で活躍できる優れた研究者を養成すること、および社会人を再教育して高度専門職業人を養成することを目的とした特殊研究科目を複数開設し教育研究の指導体制を編成する。
　１）計算機工学・ソフトウエア領域
　２）認識・情報メディア領域
　３）情報システム・通信ネットワーク領域

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カリキュラム

教育内容の体系化とその充実？

●取り組みの内容

情報科学研究科では、広範囲にわたる情報科学技術の学問分野を、計算機工学、ソフトウェア領域、認識・情報メディア領域、情報システム・通信ネットワーク領域の3つに集約し、高度な知識の獲得と創造的研究・開発能力を養います。また、学生の潜在的な能力を掘り起こし、学習対象・教材の選択から方法にいたるまで、能動的に発意して実行する態度・習慣を培います。

●取り組みの目標

情報科学研究科は、ＩＴ（情報通信技術）時代の社会的ニーズに応えるため、国際的に通用する高度な知識と創造的な能力に富み、また起業家精神(ベンチャー・マインド)をもった人材を育成することを目標としています。

教養・リベラルアーツ教育？

●取り組みの内容

大阪工業大学では、技術者あるいは社会人として必要な教養を身に付けるため、専門教育とその基礎教育の充実によって、幅広い知識、柔軟な思考力、創造性等を育成します。基礎教育では、今後専門知識を習得し発展させていく土台となる基礎的素養を学ぶとともに、幅広いテーマについて学び、知識を拡げることで、多角的な世界の見方を養います。また、グローバル化が進展する社会で必要不可欠な語学力の向上のために、学部では、正課科目にTOEIC試験を活用しています。研究科では、「Language Leaning Center(LLC)」のネイティブ教員を中心とした、新たな英語教育を取り入れています。

●取り組みの目標

教養教育を通じて幅広い教養を身につけ、語学力の向上およびグローバル化が進む社会の多様化に柔軟に対応できる能力を育成することを目標としています。さらに、専門教育を学ぶ上での基盤をつくり、創造的な理解力や知識を涵養することをめざします。

学びの支援

ラーニングコモンズ？

●取り組みの内容

授業や自習、グループや個人など、多様な学習ニーズに応える空間としてラーニングコモンズを設置しています。ラーニングコモンズは大宮キャンパス、枚方キャンパスともに図書館の１フロア上にあり、「グループ学習エリア」「プレゼンテーションルーム・ブース」「自習コーナー」「PC自習コーナー」などのスペースを設けて、学生の主体的な学修活動を支援しています。クラスメイトや先輩、後輩、クラブの仲間と話し合いながら「学ぶ楽しさ」を感じることのできるスペースです。

●取り組みの目標

　ラーニングコモンズを設置した目的は、課題やレポートの作成、プロジェクトや課外活動のミーティングなど、さまざまな学修スタイルやニーズへの対応と、学生の主体的な学修を促し支援することです。
　ここでの学びが「広い視野を持った確かな人間力の涵養」、「個人・自主自律性の発揮と協調性の修得」や「チームワークの重視とリーダーシップの発揮」をはじめとする本学の教育理念や教育方針にある知識・技能・態度を育むことが目標です。

●取り組みについての検証と評価

授業をはじめ、グループワークや個人での利用など、多くの学生に有効活用されています。

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学生アンケートの活用？

●取り組みの内容

　例年、学部、大学院において実施している全科目（一部、卒業研究等を除く）について学生アンケートを実施しています。これは「学生による授業評価アンケート」であり、学生が個々の授業について評価を行っています。
　科目数は年間で延べ3,100科目にのぼりますが、本学ではスマートフォンを利用した授業アンケートシステム「C-learning」を導入しており、学生が回答した内容を授業担当教員が即座に確認することができ、学生へのフィードバックをタイムリーに行っています。
 

●取り組みの目標

  第一の目標は「学生による授業評価アンケート」を活用し、大学全体で組織的に授業改善を行い、個々の授業における教育力を向上させることです。
  第二の目標は、学生の満足度を向上させることです。アンケートに回答した学生は教員からのフィードバックコメントを閲覧が可能で、自分の意見が今後の授業でどのように活かされるのかを確認することができます。
 

●取り組みについての検証と評価

　アンケートにおける、「総合的に考えて、この授業を受講してよかったと思いますか？（５段階評価）」という設問は、学生の満足度を図るための最も重要な設問であるといえます。当該設問について過去のデータを検証してみると、2019年度前期：4.04、2019年度後期：4.06、2020年度後期：4.08、2021年度前期：4.12、2021年度後期：4.12という結果になっており、学生の満足度はほぼ維持できていますが、さらなる向上を目指しています。
 

学修についての評価

学修成果のフィードバック？

●取り組みの内容

博士後期課程では、指導教員との強い結びつきによる研究活動を主としています。博士後期課程の学生が履修する特殊研究では、3年をかけて文献調査、学会発表、論文の投稿・掲載・公表、プレゼンテーション、所属研究室の指導補助など、国内外を問わず多岐にわたる研究活動・研究成果を評価します。これらの研究活動・研究成果を通じて、自身の専門の技術や問題発見能力・課題解決能力を向上させます。

●取り組みの目標

多岐にわたる研究活動・研究成果を主体的に行うことで、高度な技術力や専門知識、研究者・技術者にとって必要な独創性・自律性を育むことを目的としています。また、グローバル化が進む現代で活躍できる、高度な技術を持った専門職業人の輩出を目標としています。

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『教育内容の体系化とその充実』とは？
教育の目的や成果を明確に設定し、その達成のため、各授業間の関連性を明確にするなど、体系的な学びを可能にすることで、教育内容の一層の充実を図る取り組み。
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『教養・リベラルアーツ教育』とは？
幅広い分野の教養などを身につけ、専門知識に偏らない汎用的能力を育成するために大学・短期大学で行われる教育。
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『ラーニングコモンズ』とは？
学生の自主的・自律的な学習のため、電子情報や印刷物など様々な情報資源を使って議論などができる共有の「学習の場」。
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『学生アンケートの活用』とは？
新入生や在学している学生に対し、大学の授業やカリキュラム、学修状況などについてアンケートを行い、その結果を分析・活用して、教育方法やプログラムの改善などに活かす取り組み。

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『学修成果のフィードバック』とは？
授業や講義などを通して学生が学んだ知識や技術、成績などの「学修成果」を活用し、学生の学びの振り返りを促すことで、学びの定着を図ることを目的とした取り組み。