カリキュラム

教育内容の体系化とその充実？

●取り組みの内容

医療福祉工学専攻では、医療福祉工学の学術領域において、各分野別された専門科目群を設置しています。また、同じ専門分野や関連する領域の研究者に対するプレゼンテーション能力向上を図るため、特別演習を設置しています。 さらに 医学系、工学系、情報科学系の融合分野である医療福祉工学分野において、学内外に関わらずに実施される特別な教育プ口グラムを受 議することができる特別講義を設置しています。そのほか、指導教員の指導のもと、特定の課題について研究し、修士論文を作成するための特別研究も行っています。
 
 
 

学びの支援

学修成果のフィードバック？

●取り組みの内容

大学院ゼミナールにおいて研究成果を発表し、個々の大学院生のプレゼンテーションを全教員が評価を行い、結果を学生へフォードバックすると共に、多角的な視点から考えることができるように複数の教員から研究アドバイスを受ける複数教員指導体制を構築しています。

中途退学防止？

●取り組みの内容

復学して１ヶ月程度経った学生に、グループ担任又は卒研担当教員が面接を実施し、学生生活における多方面から在籍継続のための相談にのっています。退学の申し出に対しては、グループ担任又は卒研担当教員が面接を行い、退学を申し出るに至った経緯を聴き、問題を解消すべく相談に乗っています。

●取り組みの目標

本学に在籍した学生が退学の申し出をするに至った経緯を聴き、出来るだけ在籍継続できるように問題の解消に努めたり、やむを得ず退学する場合は今後の進路の相談にのることで、学生の今後の人生が良い方向に向かうことを目指しています。

●取り組みについての検証と評価

毎年離学者のデータを集計し、離学理由等の分析に対応した対策を講じています。

TA・RA・SA・メンターの活用？

●取り組みの内容

　博士前期課程の学生が、学部生に対し実験、演習、演習の各科目で、技術上の助言をする（指導力の研鑽を兼ねている）ティーチング・アシスタントの制度があり、収入が得られます。

●取り組みについての検証と評価

ティーチング・アシスタント制度は学生にとって貴重な経験と収入源にはなりますが、一方で学業や研究に専念する時間を減らすことにもなりかねません。今後は学業・研究に専念する時間をより一層配慮したTA・RAの実施方法を検討していきます。

特色ある教育施設・設備の整備？

●取り組みの内容

　臨床工学実習室では、実際の手術室を忠実に再現した模擬手術室があります。心臓手術のときに患者さんの心臓を一時的に止めて心肺機能の代わりを務める「人工心肺装置」や、手術中に出血した血液を洗浄して再利用するための「自己血回収装置」などが揃い、実際の手術を想定しながら実習が行われています。そのほかにもICUや人工透析などで使われる医療機器に触れながら、その仕組みや使い方を学ぶことができます。また、電気メスや超音波診断装置の安全管理技術も習得できます。
　 運動解析実習室では、運動中の重心の変化や関節の動きがわかる「運動解析装置」や、全身の筋力を正確に測れる「筋機能計測装置」、筋肉の活動を調べる「筋電図」など、人の体を計測する機器を使用し、運動学の実習や研究を行っています。たとえば、四肢・体幹の筋力を分析し、運動の物理的・生理的な影響を学びます。学生が後退で自分自身の体を測定することで、理論と感覚の両面から運動学にアプローチすることができます。
 

●取り組みの目標

座学だけでは習得できない実践力や経験を身につけるための設備が整っており、実社会に根ざした実のある学びで、即戦力育成を目指します。

 

●取り組みについての検証と評価

修了生に対して実施している修了生満足度調査のアンケート結果をもとに、各施設のさらなる充実と取組改善について検討を行っています。

学生アンケートの活用？

●取り組みの内容

毎学期末に「授業アンケート」や毎年度の学位授与式当日に「修了生満足度調査」を実施しています。

●取り組みの目標

　　「授業アンケート」では、学生に受講した授業に対して意見を求め、その結果を集約し教員個々が分析したうえで、受講学生に一つひとつ丁寧にフィードバックします。さらに教員はそのアンケート分析結果を基に「授業改善プラン」を作成し、今後の授業に活かしていきます。こうした一連のＰＤＣＡサイクルを繰り返していくことで、学生により質の高い授業を提供することが目的です。
　また、「修了生満足度調査」では、修了生に質問事項に基づきアンケート調査を行い、そのアンケート結果は項目によって各学科・各専攻・各事務セクションごとに区分けされ、集約していきます。最終的にこの貴重な学生の声は、今後本学をよりよい大学にしていくための重要な参考意見として活かされます。

●取り組みについての検証と評価

　「授業アンケート」は、回答率・回答の質により学生の声、それに対する改善策も変わってきます。今後は、もっと学生が参加しやすい（答えやすい）システム整備を検討していきます。

資格取得（国家資格受験資格）？

●取り組みの内容

医療福祉工学研究科では、学部において国家試験受験資格を得られなかった学生が進学し、受験資格取得をめざすことがあります。

学修についての評価

学修ルーブリック？

●取り組みの内容

シラバスに評価方法と評価観点を明記しています。

●取り組みの目標

学生がシラバスに明記された科目ごとの評価方法と評価観点を正しく理解し、自らの学力向上に取組めるベースとしてもらうことが目的です。

●取り組みについての検証と評価

導入初年度であり、今後学生へのアンケートなどを通じて改正が必要かと思われる部分については柔軟に対応していきます。

GPAの活用？

●取り組みの内容

学部において、科目の成績評価に基づいて総合的な成績状況を定量的に把握するためにGPAを導入しており、大学院への進学指導・入学試験(大学院への推薦資格，筆記試験の免除)の基礎資料として活用しています。

成績評価の厳格な運用？

●取り組みの内容

シラバスに成績評価基準を明記しています。

●取り組みについての検証と評価

記入内容については科目担当者が記入し、専攻主任がチェックしていますが、評価基準が統一できていないた部分もあるため、今後はもっと学生にとってよりわかりやすい表現を検討していきます。

学修成果のフィードバック？

●取り組みの内容

大学院ゼミナールにおいて研究成果を発表し、個々の大学院生のプレゼンテーションを全教員が評価を行い、結果を学生へフォードバックすると共に、多角的な視点から考えることができるように複数の教員から研究アドバイスを受ける複数教員指導体制を構築しています。

×
『教育内容の体系化とその充実』とは？
教育の目的や成果を明確に設定し、その達成のため、各授業間の関連性を明確にするなど、体系的な学びを可能にすることで、教育内容の一層の充実を図る取り組み。
用語辞典を開いて詳しく調べる

×
『学修成果のフィードバック』とは？
授業や講義などを通して学生が学んだ知識や技術や成績などの「学修成果」を、可視化するなどして学生にわかりやすく還元することで、学生自らの学びへの姿勢を支援する取り組み。

×
『中途退学防止』とは？
学びに対する意欲の減少などを理由に修業期間の途中で学校を退学しようとする学生に対して、学びのサポートを行うことで、教育の問題解決を図り、学びの環境を改善し、中途退学を防ぐ取り組み。

×
『TA・RA・SA・メンターの活用』とは？
大学院生による教育補助（TA）、大学院生等による研究補助（RA）、学生による教育補助（SA）、後輩を多方面で支援する先輩（メンター）を教育研究活動などに活用する取り組み。
用語辞典を開いて詳しく調べる

×
『特色ある教育施設・設備の整備』とは？
特別な校舎や教室、実習室などの教育施設や教室等にある機器などの設備を整備し活用することで、教育内容やプログラムの充実などに活かす取り組み。

×
『学生アンケートの活用』とは？
新入生や在学している学生に対し、大学の授業やカリキュラム、学修状況などについてアンケートを行い、その結果を分析・活用して、教育方法やプログラムの改善などに活かす取り組み。

×
『資格取得（国家資格受験資格）』とは？
カリキュラムの整備や授業内容の工夫などを行い、学生が正課の授業を受けることで国家資格試験を受験し、合格することを目的に支援する取り組み。

×
『学修ルーブリック』とは？
表の縦軸に「学習目標」や「何を学習するのか」、横軸に「学生が到達しているレベルを示す特徴を記述した文言」を置いて、学生の学習成果を評価する方法を利用した取り組み。
用語辞典を開いて詳しく調べる

×
『GPAの活用』とは？
科目の成績評価に応じてポイント（例：５段階評価Ａ〜Ｅに対し４〜０点等）を付与し、その平均点（Grade Point Average）による学習成果の評価方法を大学や短期大学での教育に活用する取り組み。
用語辞典を開いて詳しく調べる

×
『成績評価の厳格な運用』とは？
明確な成績評価の基準を定めて厳格に運用して、単位取得や進級などを判定することで、教育の「質の保証」を実現する取り組み。

×
『学修成果のフィードバック』とは？
授業や講義などを通して学生が学んだ知識や技術、成績などの「学修成果」を活用し、学生の学びの振り返りを促すことで、学びの定着を図ることを目的とした取り組み。