●取り組みの内容
寮はキャンパス内に三棟(東寮、西寮、白梅寮)あり、約300人の学生が生活している。寮の運営は生活面を中心に寮生により自主的に行われている。各寮には事務室があり学生生活課の職員が勤務し寮生をサポートしている。寮内に共同の台所があり、三寮とも食事のつかない自炊寮である。浴室も共同である。門限は23時。
入寮資格は、寮生活を自ら希望し、自活および共同生活ができ、自宅から通学時間が片道3時間以上かかる本学学生であることとしている。また、入寮初年度は全員2人部屋となる。
●取り組みの内容
◯緊急時対応奨学金
種別:給付・貸与 金額(年額):40万円(給付20万円と貸与20万円) 期間:半期 採用人数:若干名
条件:修学の意志がありながら、学費の納入が困難になった者(他の奨学金との併用可能)
○大学院修学奨励奨学金
種別:給付 金額(年額):授業料半額相当額
条件:修士課程および後期博士課程入学者で成績が優秀で研究意欲があり将来が有望である者
◯修士課程奨学金
種別:貸与 金額(年額):学費相当額 条件:修士課程に在学する者で、日本学生支援機構奨学金出願資格を有し、日本学生支援機構の推薦に採用されなかった者
◯後期博士課程奨学金
種別:貸与 金額(年額):学費相当額 条件:後期博士課程に在学する者で日本学生支援機構奨学金出願資格を有し、日本学生支援機構の推薦に採用されなかった者
●取り組みの内容
健康余暇科学担当の教員とも連携し、主にウェルネス・センターが学生の心身に関する支援を行っている。主な支援は、健康相談と学生相談に大別され、必要に応じて他の部局等との連携が図られている。ウェルネス・センターには、看護師・保健師が常在し、応急処置、定期健康診断のフォロー、「歯の健康フェア」等の健康に関する催しの企画・運営、必要に応じて管理栄養士やカウンセラーと連携し、体に関する相談に応じている。また、健康相談に対応する為、医師(内科、婦人科、皮膚科)による相談日(週3日)を設けている。カウンセラーによる学生相談では、様々な心理行動的問題を呈している学生に対して行う心理カウンセリングを中心とし、情報提供や具体的現実的な教示助言、学内の窓口や地域の病院等の他機関へのリファーを適宜組み合わせて行っている。また、教職員や家族に対する、本学学生への関わり方についてのコンサルテーションも提供している。そのほか、カウンセラーが心理的問題の予防教育的な講義を受け持っていること、教職員向けの学生対応に関する研修会の定期的開催により、学生の心理的健康に対する取り組みを来談者以外にも広く行っているといえる。
●取り組みの目標
学生の健康面への支援の目標は、自立した個人が自己の状態を最善に保ち、快適な生活を維持していけるように側面から援助することにある。基本的なことであるが、学生の心身への支援を行う際には、学生のプライバシーに関する情報の取り扱いに注意しながら速やかに校医、管理栄養士、カウンセラー等と連携し、対応するよう心掛けている。
心理カウンセリングにおいては、学生本人の問題解決能力を“育てる”ことを目指している。精神的な病や心理的苦痛を軽減するだけではなく、本人がより適応的、主体的に学生生活を送れるように援助している。教職員や家族に対するコンサルテーションにおいては、より学生本人の困難を理解し、学生をより適切にサポートしうる資源になってもらえるよう支援している。
●取り組みについての検証と評価
全体的な検証と評価は、各学科の教員とカウンセラーによるウェルネス・センター運営委員会において行われており、同委員会には保健師、教学部門を担う職員も出席し、定期的な健康面への支援と学生相談の状況を報告し、意見交換が行われている。応急処置、健康相談の利用件数は減少傾向にあるが、睡眠不足や疲労感を理由に休養室を利用する学生が増えている。それに対しては、学生の動向を見守りながら、分析・検証を続けて行きたいと考えている。
学生相談に関しては、データとして示すことは難しいが、心理的困難により適応や修学が容易でない学生に対し、症状の軽減、主体性の確立、対人関係の改善等を通し、単位取得や卒業も含めた本人にとってより望ましい学生生活が送れるようになることをサポートしてきた実績はあり、そのようなフィードバックを学生から得ることもある。他大学に比べ心理カウンセリングの来談率が高いことは、利用者の満足度が高いことや、内容の充実度とも関連していると思われる。
●取り組みを通した学生の成績評価
成績評価はしていません。
●取り組みの内容
少人数教育を活かし、セミナー教員と事務局(教務課、学生生活課、ウェルネス・センター)が連携することで、きめ細かい対応を行うことで防止している。
●取り組みの内容
多くのサークル・団体があり、学術・文化・スポーツなどの分野で、多くの学生が活躍している。サークル活動を通し、貴重な経験を得ることができ、仲間とともにより充実した学生生活を送ることができる。大学では、建学の精神に基づき学生の自主性を尊重し、自立性を養うという観点から、サークル・団体の公認制度はとらず、課外活動奨励金制度によりサークル・団体への援助を行い、その活性化を図っている。
活動しているサークル・団体は、大きく分け学内サークルとインカレ(他大学合同)サークルがある。特に運動系のサークルは他大学の施設を使用してインカレサークルとして活動している。
授業期間の毎週水曜日は5限以降をサークル活動時間と位置づけ施設を開放し、課外活動の活性化を進めている。