学生生活の支援
●取り組みの内容
九州産業大学および九州産業大学造形短期大学部の新入生が安心して学生生活を送れるよう、キャンパスから徒歩5分の場所に男子寮(収容人員200人)、と女子寮(収容人員76人)を設置しています。
セキュリティ対策は万全で、事務室等には寮事務室員と寮監(寮生活を経験した先輩)が24時間体制で常駐し管理にあたっています。カードキーとオートロック併用で入退管理を行い、特に女子寮入口にはカードリーダーを設置し女子寮生以外の通行をシャットアウトするとともに、複数の防犯カメラを設置し不審者の侵入を監視するなど様々な安全対策を施しています。
さらに寮生が早く寮生活に馴染めるよう、出身県別懇親会や各階別対抗スポーツ大会等のイベント等を開催し、寮生の懇親を図っています。
また、立花寮は教育寮であることから、寮監を各フロアーに配置し、学習上の相談や学生生活の相談に応じ、様々な不安を持った寮生をサポートしています。
●取り組みの目標
遠隔地から修学する学生に良好な環境の寄宿舎を提供し、寮生が相互に人格を尊重し、礼儀・互譲・明朗・規律をモットーとして、健全かつ有意義な寮生活を全うするよう努めることを目標としています。
このような団体生活および行動等を通して自主性、社会性を養うのが本学の学生寮が目指しているところです。
●取り組みの内容
本学では、奨学制度として学業成績が特に優秀な学生に対する「学術特待生制度」のほかに、「中村産業学園創立50周年記念九州産業大学給付奨学金」、「九州産業大学外国人留学生奨学金(給付)」、「上野拓記念奨学金(給付)」、「同窓会楠風会奨学金(給付)」、「九州産業大学奨学金(応急貸与)」制度を設け、意欲的に学ぶ学生を支援しています。その他にも日本学生支援機構奨学金や地方公共団体、民間育英団体などの奨学金制度があり、多くの学生が利用しています。
また、運動競技に特技を有する学生に対して入学金および修学費を免除する「修学費等免除制度(スポーツ奨学生制度)」があり、学生の学業と課外活動を奨励しています。
●取り組みの目標
成績優秀者を対象にした奨学金や、スポーツに打ち込む学生を支援する奨学金など、様々なケースに対応し、学生が積極的に勉学に励み、充実した学生生活を送ることができるよう、奨学金制度の充実を目標としています。
●取り組みについての検証と評価
開学50周年を記念して、経済的な理由により修学困難な学生を支援するため「中村産業学園創立50周年記念九州産業大学給付奨学金制度」を新設(平成21年度から実施)し、勉学意欲が旺盛であるが、経済的に修学困難と認められる者、295人に対し奨学金を給付するなど、本学独自の奨学金制度の充実に力を注いでいます。その他、大学院生や外国人留学生を対象とした本学独自の給付奨学金制度を整備し、学生の経済的支援を実施しています。
●取り組みの内容
芸術学部では、初年次と2年次については一般的なクラス担任制で学生の支援を行っており、3年次以降はゼミ、研究室単位で、その指導教員が学生の個別の相談に対応しています。もともと少人数教育を基本としているので、個々の学生の状況は細かく把握されているのが芸術学部の特徴です。
教員のみでは対応が難しいケースでは学内のカウンセラーとが共同で対応し、その所見情報は学内の情報共有システムであるK'sLifeで共有し、学生支援に役立てています。
●取り組みの内容
芸術学部では、クラス担任制にもとづいて、各クラスの学生の出席状況等を随時確認し、修学上の悩みを抱えた学生については、随時面談を行って、支援しています。
面談の結果は大学の情報システムK'sLife上で共有されており、関連の部署、教職委員、一丸となって学生を支援する体制が整っています。
●取り組みの内容
芸術学部では、一年次の導入教育において、学生生活アンケートを実施し、その結果を学生の生活支援に役立てています。
1)学生に共通に必要な生活基礎知識等については、基礎ゼミで「学生生活セミナー」等のかたちで支援を行っています。
2)個々の学生の悩みについては、担任と学内のカウンセラーとが共同で対応し、その所見情報は学内の情報共有システムであるK'sLifeで共有し、学生支援に役立てています。
課外活動
●取り組みの内容
「学友会」とは、九州産業大学の学生および専任教職員で構成されています。また、学友会には、総務委員会・代議員会事務局・大学祭常任中央実行委員会・体育会執行部・学術文化執行委員会の5つの執行部が存在し、学友会行事を企画・運営しています。
学友会年間スケジュール
4月 新入生歓迎行事
学内献血
新入生学科代議員選出
定例代議員会
5月 定期総会
学文祭
6月 定例代議員会
代議員研修会
学術文化会サークル新入生親睦行事
7月 学内献血
クリーン大作戦
8月 九州地区大学体育評議会
10月 定例代議員会
体育会執行部主催ソフトボール大会
唐原川清掃
11月 香椎祭
定例代議員会
学科代議員選出
12月 クリーン大作戦
学内献血
代議員懇談会
2月 リーダース研修会
●取り組みの目標
学友会は、自治の精神にもとづいて、学生自身が、自己の責任のもとに、それぞれの活動を行う場です。学内における行事・課外活動を通じて、人との協調、自己の人格形成をし、また、学内におきた諸問題に積極的に取り組み、偏りのない広い視野で物事を観察して、主体性のある意思を持ち、行動できる大学生として自覚と誇りを持つことを目標としています。
クラブ活動状況
現在本学には、約70を越えるサークル及び約80の愛好会があり、学術・文化・スポーツの各方面で精力的な活動を、学内外で展開しています。
これらの活動は、学生が自分たちの関心や要求にもとづいて自主的に団体を結成し、学生の自主活動として自分たちの手で運営しているものです。
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『学生寮』とは?
出身地が遠隔であることや家庭の収入などの経済的な面を入寮の条件としているなど、学生生活をサポートすることを目的とする学生寮を活用した取り組み。
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『学費負担の軽減』とは?
授業料等の減免や奨学金の支給などにより、経済的に苦しい学生に対して学費の負担を軽くすることを目的にした取り組み。
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『学生の心身に関する支援』とは?
心(こころ・精神・メンタル)と身体(からだ)が健康な状態で学生生活が送れるように支援する取り組み。
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『中途退学防止』とは?
学生生活の環境の悪化などの理由で修業期間の途中で学校を退学しようとする学生を把握し、それぞれの理由に対応した学生生活のサポートを行うことで、中途退学を防ぐ取り組み。
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『学生アンケートの活用』とは?
新入生や在学している学生に対し、学校の環境や課外活動などの学生生活に関してのアンケートを行い、その結果を分析・活用して、学生生活の環境改善を図る取り組み。
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『学生の自主活動』とは?
正課(大学・短期大学での授業や研究など)以外の活動で、学生や学生団体などが自主的に行う(ボランティア活動は除く)活動。