●取り組みの内容
食物栄養学科は、管理栄養士養成施設カリキュラムに定められた臨地実習を必修とし、実践力を十分に習得した管理栄養士の養成を目指している。発酵食品学科は、3単位の企業実習(インターンシップ)を必修として社会で役立つ実践力を備えた人材育成を目指しており、実際に就職内定に繋がることもしばしばで一定の成果を上げている。
●取り組みの内容
食物栄養学科、発酵食品学科共に、就職率の高い学科を目指し、キャリア教育に力を入れている。毎年、新入生を対象に行う宿泊を伴うオリエンテーションでは就職に向けて1年次から取り組まなければならない重要な事項についての講義を行ったり、また、工場見学を実施して実地の仕事に関して理解を深める取り組みを行っている。初年次教育(導入演習、基礎演習)においてもたびたび将来の目標を立てることの大切さや目標実現のための方法の紹介、専門職の内容の紹介,履歴書の書き方などの指導を行っている。学年進行とともに,食物栄養学科はそれぞれの職域で活躍する管理栄養士による授業をオムニバスで組み、仕事内容への理解を深めさせるとともに就きたい仕事について考えさせる取り組みを行っている。オープンキャンパス時に本学部卒業生を招聘し、高校生と在学生に仕事の紹介や就職活動について話してもらい交流する取り組みを行っている。
●取り組みの内容
【食物栄養学科】
・管理栄養士国家試験受験資格 ・栄養教諭1種免許 ・栄養士免許 ・食品衛生管理者
・食品衛生監視員任用資格 ・フードスペシャリスト資格認定試験受験資格 ・司書資格
【発酵食品学科】
・高等学校教諭1種免許状(理科)・中学校教諭1種免許状(理科)・学芸員
・食品衛生管理者・食品衛生監視員・フードサイエンティスト受験資格 ・司書・司書教諭 ・バイオ技術者(中級・上級)受験資格
●取り組みの内容
食物栄養学科では卒後教育の一環として、一部の授業について大学同窓会ホームページやフェイスブックを介して卒業生に通知し、公開している。受講した卒業生にはアンケート調査を実施し、卒後教育として受講したい課題を挙げてもらっており、次の公開授業プログラム作成の参考に活用している。
●卒業時取得可能な資格
<食物栄養学科> ・栄養学士 ・栄養士 ・管理栄養士(受験資格)
・教員免許(栄養教諭一種免許状) ・食品衛生管理者・食品衛生監視員 ・フードスペシャリスト(受験資格) ・司書 <発酵食品学科> ・食物バイオ学士 ・高等学校教諭一種免許状(理科) ・中学校教諭一種免許状(理科) ・司書・司書教諭 ・学芸員
・食品衛生管理者・食品衛生監視員 ・フードサイエンティスト
・バイオ技術者(中級・上級)受験資格
食物栄養学科については栄養士・管理栄養士業務が大部分を占め、給食受託会社が約40%、病院、福祉施設、企業の給食部門がほぼ同数で17〜18%、公務員が10%弱であり、一般の業務に就くものは毎年数名以下である。進学は毎年2〜3名で、地元の大学院や専門学校である。発酵食品学科についてはほとんどの就職先が食品関連の企業であり、中でも発酵・醸造企業、食品製造企業の技術部門、研究開発部門、品質管理部門、流通部門である。進学は毎年2〜3名で、主に本学や国立の農学系大学院である。
(H.25.3月卒業、8期生) 病院の管理栄養士として働いています。主な業務内容は献立作成・発注・栄養管理・栄養指導などです。患者さんの病態を改善するのにどんな食事を提供したらよいのかを考えるのは難しいですが、患者さんが元気になっていく姿や「食事が美味しいです」という一言でヤル気がみなぎり元気をもらっています。 病院は医療の各分野のスペシャリストが集まっています。管理栄養士もスペシャリストという立場の職種であり、入院時の患者さんのみならず退院してからも食事を通して患者さんと関わっていかなければならないので、とてもやりがいのある仕事だと思っています。
(H.25.3月卒業、8期生) 管理栄養士資格取得を目指して大学では頑張ってきましたが、取得後、大学で興味をもった分野をより深く研究したいと思い大学院に進学しました。将来は、食品開発など管理栄養士の資格と大学院での研究経験の両者を活かせるような職を考えています。