文教大学情報学部様々な取組｜大学ポートレート

神奈川県（所在地都道府県）／大学学部（部門種別）

文教大学文教大学
情報学部

外国人留学生受入？: ●取り組みの内容

　　情報学部では、2024年5月現在、留学生23名が学んでいます。留学生に対しては、独自のオリエンテーションの実施、日本語授業の必修化など教務上のサポートが行われているほか、1年生全員および2年生以上の希望者に日本人学生チューターを付けています。留学生は、基本的に留学生対象の入学試験を受験して入学していますが、一般入試を経て入学した外国語を母語とする学生もおり、これらの学生も、基本的に他の留学生と同じような生活上のサポートをうけることができます。
　また、平成26年以降、ベトナムＦＰＴ大学との間で交換留学に関する大学間の協定が結ばれ、同大学からの派遣学生を情報学部が受け入れています。

海外留学、スタディ・アブロード？: ●取り組みの内容

情報学部は、海外の学習プログラムとして「モンゴル異文化理解・共生体験研修」および「ベトナム文化・産業体験研修」の2つを毎年実施しています。これらはそれぞれ1週間程度のプログラムで、いずれも今後の日本の重要なビジネスパートナーとなる両国の地域、社会、文化を学び、また現地の学生を始めとした人々との交流を図り、国際力を育成する研修となっています。両研修共に他学部からの参加希望も集める人気の研修です。
　なお、情報学部はベトナムＦＰＴ大学との大学間協定、交換留学制度成立に向けてを主導的役割を果たしました。このような経緯から、本学部生の海外留学を積極的に推し進めていく予定です。

外国人教員・留学生データ集

職別

学年別

産官学連携？: ●取り組みの内容

神奈川県警との間で「サイバー犯罪の防止に係る連携協力に関する協定」を結んでいます。この協定は、神奈川県警と本学が協力してサイバー犯罪の防止に関わる課題を解決し、安全・安心なインターネット利用環境を提供することを目的としており、情報学部教員が中心となって県警と連携し、防犯ボランティア人材の育成や違法有害情報抽出の共同研究等を行っています。
地域連携？: ●取り組みの内容

茅ヶ崎市との包括連携協定に基づき、道路行政関連や農業関連といった内容で様々な地域行政と連携した活動を行っています。
また、茅ヶ崎市等のキャンパス所在地の自治体と連携して「ドローン教室」等の情報関連の公開講座を実施しています。

ボランティア活動？: ●取り組みの内容

情報学部の教員が中心となって、県警と連携して防犯ボランティア（インターネット上の違法有害情報を発見した際に、ネットを監視する団体に通報する）人材の育成に協力しています。

多様な研究内容？: ●取り組みの内容

　情報学部の広内哲夫教授の研究室では、立体写真をビデオ映像のように動くコンテンツとして自動ズーミングして眺めることが可能な３Ｄ立体写真閲覧ソフトＳＰＶを開発しました。このソフトには「融像式」と呼ばれる立体写真のズーミングを司る数学式が内蔵されています。融像式は立体視における融像の原理をシミュレーション解析することから導出されたもので、二重像の発生を抑え、立体像を人間の感覚に合うように駆動する働きをします。
　ＳＰＶの活用で一番期待されるのは、博物館等における展示物を３Ｄ映像として公開することです。ＳＰＶを用いると、展示物の特徴ある細部を最大10倍～15倍までズーミングすることができ、リアリティ溢れる３Ｄ映像を多数の観客に提供することが可能になります。ＳＰＶは現在、嵯峨野観光鉄道ジオラマ館（京都市）、横浜人形の家、阿佐ヶ谷アニメストリート・マイクロミュージアムカフェ（東京都）、文教大学湘南図書館、同付属中学高校図書室の５か所に導入されています。融像式の特許三件は文教大学学園が保有しておりすでに商品化もされています。