佐賀女子短期大学地域みらい学科様々な取組

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地域みらい学科

外国人留学生受入

外国人留学生受入？: ●取り組みの内容

佐賀女子短期大学グローバル教育センターは、グローバル人材育成に向けた教育研究活動を目的に、 2016年4月に設立されました。

学内・学外において、グローバル活動を行っています。
　1．異文化理解、国際交流、多文化共生などの教育プログラムの開発・実践
　2．学内・学外における国際交流イベント
　3．小学校、中学校、高等学校への出前授業の講師派遣
　4．地域住民を対象とした講座の実施
　5．外国人留学生の生活支援

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留学支援

海外留学、スタディ・アブロード？: ●取り組みの内容

　グローバル化する現代社会では、多文化共生力と、職場で活用できる語学スキルが求められています。佐賀女子短期大学では、これらに対応できる人材育成のために積極的に海外体験を促進し、韓国を中心とした多彩な海外プログラムを準備しています。また、同時に学内でのグローバル教育の充実を図り、学生全員がグローバル体験をする機会を設けています。
　現在、韓国を中心に21校の海外大学と提携しています。語学力を極めたい学生、海外に渡ってよりグローバルな視野を身につけたい学生、自分の専門職をグローバルに考えたい学生など、様々なニーズに対応し、各コースで多様なプログラムを展開しています。

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ダブルディグリー？: ●取り組みの内容

　本学は現在、蔚山科学大学、馬山大学校、啓明文化大学、慶南情報大学校の4大学間でダブルディグリー・プログラム(以下「DD」)協定を締結し、相互に学位(准学士)が取得できるようになっています。日本学でこのプログラムの派遣と受入れを行っているのは地域みらい学科韓国語文化コースとグローバル共生ITコースですが、派遣の条件は1年次に韓国語能力試験(TOPIK)の2級に合格していることと、1年次に展開される卒業要件科目を取得していることです。当該プログラムの主たる派遣留学生は、韓国語関連科目を展開している地域みらい学科韓国語文化コースに所属する学生となっています。
　韓国語文化コースの1年次韓国関連科目は年間を通して16科目あり、韓国語科目の「読む」「話す」「聞く」「書く」の主要科目についてはグレード別2クラス編成にしています。これは、初学者と既修者が混合しないで学習できるようにするためです。グローバル共生ITコースも当該派遣プログラムへの参加は可能ですが、1年次に韓国語能力試験(TOPIK)2級以上に合格していなければ参加ができません。

●取り組みの目標

　韓国留学を目指す学生にとっての第一の指標は韓国語能力の向上です。これについては「韓国語能力試験(TOPIK)」があり、1級(初級)～6級(最上級)が韓国語運営能力の目安になっています。本学では1年次に韓国語学習を集中的に行い、2年次に韓国留学を目指します。合わせて2年間において、上級である5級以上合格を目指すよう指導しているところです。
　6級合格する学生は多くありませんが、2年間の学修で4級～5級合格がスタンダードとなっており、1年次でも6級に合格する者毎年複数名出ています。また編入希望者も年々増えているのが本学の特徴です。2年間在籍の卒業者の就職先は、空港などの旅客、一般企業やホテル、観光業、語学学校など多方面に進出しています。この3年間は新型コロナ感性拡大のため旅客・観光関係への就職は困難でしたが、新型コロナ感染の拡大が縮小した昨年度は、宿泊・旅客への就職が相次ぎました。
　ちなみに、このプログラムを行っている韓国の短期大学(専門大学)は本学と締結する、蔚山科学大学、馬山大学、啓明文化大学、翰林聖心大学、慶南情報大学の5大学です。

●取り組みについての検証と評価

　DDプログラム留学のためには毎年10月に行われる韓国語能力試験（TOPIK）の合格結果を義務付けており、1年次中に韓国語能力試験(TOPIC)の2級合格以上という条件にしています。そのため、2級に合格しなかった者はこのプログラムへの参加はできないようになっています。
　このような条件の結果として、7月・10月のTOPIK受検を目指して学習意欲が高まっています。また、DDプログラム生は韓国側の大学を卒業するためには3級以上合格が必要であるため、1年次に3級以上の合格をしていないプログラム生は、留学中に韓国でTOPICを受けなければいけません。課題は、両大学のディグリーを取得した学生がどのような就職先や進路を獲得していくのかということですが、新型コロナ感染が明けた昨年度は、韓国のホテル採用を含めて好調な就職を見せてくれました。
　また、進学への意欲もあり、毎年韓国の大学への3年次編入者も3名ほどいます。さらにDD卒業した学生のうち、大学院へ進学する者もいて、2023年度は2名が韓国の大学院へ進学しました。

●取り組みを通した学生の成績評価

　本学では2年次留学の前に、1年次において夏季3週間韓国語研修に参加することにしています。これは、韓国での留学生活に自分が対応できるかどうかを試す短期留学の意味合いからです。夏期は各協定大学において開催される2週間の韓国語研修に参加することにしており、これによって1年間の留学にするか半期の留学にするかの目安になっています。2023年度夏季研修は、20名ほどが釜山外国語大学(釜山)、啓明文化大学(大邱)、仁徳大学(ソウル)が開催する韓国語文化研修に参加しており、特にDD留学希望者は1年間留学のために高い意識をもってこの研修に臨んでいます。
　ダブルディグリー・プログラムで留学した学生の成績は、派遣大学においては高い評価を受け、派遣大学での学業成績は90%の学生が平均して「優」評価を受けて帰国しています。また留学年度の韓国語能力試験では4級～6級までの間で合格するため、短期大学の学生としては4年生大学学生を凌ぐ成績を収めています。

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外国人教員・留学生データ集

外国人教員

職別

	男	女	計
学長	0	0	0
副学長	0	0	0
教授	0	1	1
准教授	0	1	1
講師	0	0	0
助教	0	0	0
助手	0	0	0
計	0	2	2

外国人留学生

学年別

	男	女	計
１年	6	34	40
２年	0	28	28
計	6	62	68

修業期間の多様化

飛び入学・早期卒業・長期履修？: ●取り組みの内容

長期履修生制度を設けており、修行年限を超えて一定の期間にわたり計画的に教育課程を履修し卒業することができます。
　長期履修生に関しては、修行年限は3年又は4年とし、4年を超えて在学することはできません。

※　長期履修制度の活用
専門職資格（司書・福祉など）を取得する場合、長期履修制度を利用して半期から1年間留学することができます。

連携活動

地域連携？: ●取り組みの内容

　AIの進化が急速に進行する現代社会で求められる人材とは、逆説的な言い方になりますが、他者との濃密なコミュニケーションを取ることや、問いを立てて深く考えることなど、AIやロボットにはまだできないことができる人材＝反AI的な人材です。さまざまな立場の人との触れ合いを通してそのような力を身につけるために、地域みらい学科では、佐賀県内の5市町と連携協定を結び、ライトファンタジーやバルーンフェスタなどでの企画・運営など、地域をフィールドとした授業の実施や、正課内外でのボランティア活動の推進など、地域との関わりを増やしています。学生は、そのような学びの中で、他者と触れ合い、感謝し、感謝されるなど、いくつもの小さな達成感を味わう＝小さなガッツポーズを繰り返し経験することになり、それは結果的に彼女たちの自己肯定感を高めることにつながります。

生涯教育

科目等履修制度？: ●取り組みの内容

◎社会人等、本学に在籍していない方に生涯学習の機会を広く提供するため、全科目（法規上認められない科目を除く）を科目等履修生に開放している。

◎卒業生を中心に、資格取得のための科目等履修制度を用意している。

社会貢献

ボランティア活動？: ●取り組みの内容

　元旦に発災した能登半島地震支援では、県内の災害支援関連の市民団体と連携し、現地の情報取集を行い、現地から必要とされる物資支援や募金活動を行った。その後、学生に対し現地で支援にあたった本学教員やNPO職員等からの報告会や、災害支援に関する基礎講座を学内で開催した。今後、現地でのボランティア活動を希望する学生を派遣できるように他機関と連携して調整を行っている。
　また、今年度は佐賀県で実施されるSAGA2024国スポ・全障スポへのボランティアに取り組む。国スポ・全障スポは一次的ボランティア活動のみならず、研修を受講し、一定期間ボランティアに携わる学生もいる。ほかにも、本学敷地内にセントラル倉庫を持つ（一社）佐賀県食でつながるネットワーク協議会とは、教育に協働して取り組んでいる。その一環として日常的に食材や物資搬入の際のボランティアなどを学生たちに呼びかけ、多くの学生が参加している。