免震構造を採用した、講義・実習室や研究室が入る７階建てと３階建ての２棟を新築しました。学生たちが快適に過ごせるラウンジや共用セミナー室など利便性を高めたパブリックゾーンもあり、３階には隣接する建物との間に渡り廊下を設け、新棟との行き来が快適で楽になりました。

一般教育部の詳細はリンク先（北里大学ホームページ）をご参照ください。

獣医学教育における臨床実習の場となる附属の動物病院があり、東北地方の獣医療の中核総合病院として、最先端の高度な獣医療を提供しています。小動物診療センターは、獣医学教育における学部学生の臨床実習の場、卒後教育ならびに専門医養成の場である教育病院としての役割の他に、ＣＴ、ＭＲＩ、高精度放射線治療装置、核シンチグラム診断装置などの高度医療設備を備えた地域の中核病院としての役割を併せ持つ動物病院です。動物の核医学は、日本初の施設となります。大動物診療センターは、周辺地域の家畜生産の向上を目的に疾病の治療や予防を主とした獣医療に努め、家畜生産者の経営安定や安心で安全な畜産物の供給に貢献できるよう努力し、ステロイド測定と受精胚移植など、牛胚移植事業も実施しています。

　獣医学部図書館は1976年に設置され、現在、獣医学、動物資源科学、生物環境科学関係を中心に、それらに関連のある学術図書、学術雑誌を貯蔵しています。また、青森県立図書館との協定に基づき、青森県立図書館の所蔵資料を取り寄せての貸出ができるようになっています。
 

　十和田キャンパス内の十和田農場と北海道の八雲牧場を統括管理しているのが、附属フィールドサイエンスセンター（ＦＳＣ）です。学内の基礎研究を環境保全型・資源循環型の畜産に生かす教育・研究機関となります。十和田農場の総面積は２１ｈａ（圃場１２ｈａ、林地８ｈａ、その他１ｈａ）で、圃場では牧草および飼料用トウモロコシが栽培されています。農場センター、実験実習家畜棟、豚舎、厩舎、山羊舎などがあり、牛、馬、豚、羊、山羊が飼育されています。
　八雲牧場総面積は約３５０ｈａで、約２２０ｈａを草地圃場として利用し、資源環境型畜産に適した北里八雲牛を中心に肉用牛を約３００頭飼育。１００％自給による安全な牛肉を生産しています。夏は放牧主体、冬は貯蔵粗飼料で飼育し、家畜の排泄物は完熟堆肥として草地に還元する「資源循環型牛肉生産の実践研究」を行い、物質循環を重視した自給飼料による環境保全型牛肉生産をめざしています。