食料問題は人間にとって不変の課題といえます。
食生産利用科学専攻では、自然環境を守りながら安全・安心な食料を十分に確保する具体的な方策と学理についてさまざまな分野から研究に当たります。
植物資源、動物資源の生産・開発、食品開発への応用を視野に入れた生化学的な研究、乳製品などの発酵食品などへの微生物利用に関する研究、農業経営政策、食料経済と理学と工学、社会科学までを含みます。
本研究科では、研究成果を実社会に生かすことを目的に、現場への貢献を意識した実践的研究を行っています。
近年、生活習慣病に対する食の重要性が問われ、成分と健康との関わりの究明が大きな課題です。それに応える分野として、食品栄養科学専攻(博士課程)では修士課程と連動して5年間の一貫した大学院教育を受けることが可能です。
さらに、管理栄養士課程をもつ本学の特徴を生かして、近年、人材の育成が強く求められている管理栄養士免許を持った博士の養成も行っています。
TAについては、大学院生の教育指導に関する実習の機会として制度が整備されています。学内の規程に基づき、大学院各研究科修士課程及び博士課程に所属する全ての大学院生を募集対象として運用されています。博士課程の学生は修士課程及び学群学生に、修士課程の学生は学群学生に対する、授業補助・卒業論文指導などを行なっています。
目的
酪農学研究科の博士課程は「食生産利用科学専攻」「食品栄養科学専攻」の2専攻で構成されています。
酪農学園創立の基本精神に基づいて、酪農学とその関連科学領域に関する精深かつ不断の研究を進め、その成果を広く社会に還元することで人類の福祉と自然環境の保全並びに産業と文化の進展に貢献することを目的としています。
設置専攻の目的
食生産利用科学専攻
自然環境を守りながら安全・安心な食料を十分に確保する具体的な方策と学理について、複数の領域を広範な分野から総合的に研究することにより、社会の多様な分野で、高度な専門性を全体の調和のなかで柔軟に活かして活躍できる研究者・指導者となりうる人物を求めています。
食品栄養科学専攻
それぞれの専門分野における教育・研究を通じて、本学ならではの利点を生かし、農業・食品・人の健康という複数の領域の横断的な思考により、環境にも配慮した人の健康向上に貢献する総合的で高度な知識と技術を備えた研究者・指導者となりうる人物を求めています。
3つの方針
酪農学研究科の入学生の受け入れに関する方針(求める学生像)を「アドミッションポリシー」で示しています。以下URL(酪農学研究科の教育研究基本方針)よりご覧ください。
酪農学研究科の教育課程に関する方針を「カリキュラムポリシー」で示しています。以下URL(酪農学研究科の教育研究基本方針)よりご覧ください。
酪農学研究科の修了認定・学位授与に関する方針「ディプロマポリシー」で示しています。以下URL(酪農学研究科の教育研究基本方針)よりご覧ください。