杉野服飾大学服飾学部学部の特色

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杉野服飾大学杉野服飾大学
服飾学部

特色

歴史と伝統を基軸に広域な学修領域を網羅

2025年現在、母体となる杉野学園として創立100年を迎える歴史と伝統を築き上げて来た教育機関となっている。その学修領域・研究領域は「服飾」を主題として進化・発展を遂げて来た。尚、現在では広域に拡大・変化を続けるファッションを主題とした総合学修を目指す教育機関となっており、時代の変化や要請に基づき、現在では、1学部、3学科体制、更には造形系に加えてビジネス系、造形表現、服飾文化研究等まで広域に学修領域を拡大して来ている。その歴史と伝統の背景となるのは、設立当初より「技術」をより高度に高める事、「技術」を伝承していく事を基軸としてきている事から、学修を経た卒業生が更に高度な技術を身に付けながら後継者となる学生達に「技術」を指導・伝承していく事が現在でも教育基盤を形成している。このように「人」から「人」に伝えていく、「人」が「人」を育成していく、正しく「人」が主役となる教育基盤は本学の大きな特色となっている。　加えて「ファッション」を主題とする単科大学のため、入学を目指す学生達も専門領域を想定した相応の就業意識が高い学生が多く、その専門性も本学の基盤を形成する特色となっている。

●特色の目的

学びの質の向上

●特色を実現するための主な取組

特色ある教育施設・設備の整備（特色ある施設）

教育内容の体系化とその充実（カリキュラム）

アクティブラーニング（教育方法）

学部教育組織の更新と時代に合わせた進化

教育組織は、2002年に男女共学の杉野服飾大学服飾学部に改組して以後約20年が経過している。この間コースの増設やカリキュラム改革を随時実施されてきたが、時代の変化に応じて、コース編成とともにカリキュラム編成を含めて教育組織の大幅な改革を2015年度入学者より進められている。具体的には、入学時にモードテクノロジー系とファッションビジネス系に分けて入学初年次を設定し、2年次から専門を各コース選択させる事で各分野別の専門教育を行うように組織・システムを変更している。
　また、2018年度より「服飾表現学科」の開設している。服飾表現学科では、服飾の基礎知識の上に高いクリエーティビティーの高い表現世界を構築できる学びを目標としている。尚、2022年3月に第1期生の卒業生を輩出している。更に2023年度より「服飾文化学科」を開設した。服飾文化学科は、人と環境にやさしい社会の実現のために、そしてファッション文化の豊かさを持続していくために、「歴史」「レプリカ製作・修復」「衣のモノづくり」「サスティナビリティ」の4つの分野を総合的に学び、ファッションの未来を考える学びを目標としている。

●特色の目的

学びの質の向上

汎用的な力（学士力・社会人基礎力）の修得

各種連携（学校間・高大・産官学・地域等）

●特色を実現するための主な取組

特色ある教育施設・設備の整備（特色ある施設）

教育内容の体系化とその充実（カリキュラム）

学びの組織的な支援（学びの支援）

本学部の目的

目的: 　平成14年に杉野女子大学家政学部被服学科から男女共学の杉野服飾大学に改組した後、コースの増設やコース内の多少のカリキュラム変更は行ってきたが、平成27年度入学者から大幅にカリキュラムを刷新し、新しい教育体制で再出発した。新入生は入学時にモードテクノロジー系とファッションビジネス系のどちらかを選択する。そしてこれまでの1・2年生は基礎課程、3・4年生は専門課程という形から、2年次からモードテクノロジー系は4つのコース、ファッションビジネス系は2つのコースに分かれて専門教育を行っている。また、平成30年度より「服飾表現学科」を新設した。服飾表現学科には4つの専攻分野（衣装表現、スタイリング、ＶＭＤ、メディア表現）を設け、将来自分が進みたい表現領域を2年次から選択させる。令和5年度より「服飾文化学科」を開設した。服飾文化学科は、人と環境にやさしい社会の実現のために、そしてファッション文化の豊かさを持続していくために、「歴史」「レプリカ製作・修復」「衣のモノづくり」「サスティナビリティ」の4つの分野を総合的に学び、ファッションの未来を考える学びを目標とします。
設置学科の目的: 服飾学科

　2002年に杉野女子大学家政学部被服学科から男女共学の杉野服飾大学に改組し、服飾学科は、2015年度入学者から大幅にカリキュラム刷新、教育内容の再体系化とその拡充を図る事を目指し、現在の形態に繋がるプロトタイプが完成している。入学時にモードテクノロジー系とファッションビジネス系の選択制とし、2年次から専門コース、モードテクノロジー系は、モードクリエーション、インダストリアルパターン、プロダクトデザイン、テキスタイルデザインの4つのコース、ファッションビジネス系はファションビジネスマネジメント、流通イノベーションの2つのコースに分かれて高度な専門教育を行っている。広域に拡大・進化を続ける産業界に対して、時代変化に連動しながら構成を変化させ、高度なレベルで社会に貢献でき、そしてファッションの世界で輝く人材育成を目指している。

服飾表現学科

「つたえる」を学び取らせることを目的としている。すなわち、創造力・表現力をもった服飾表現に関する専門職業人を養成することを目指させることとした。初年次教育課程では、服飾関係科目、服飾経済科目と服飾表現科目の中核科目として「服飾表現概論」「プレゼンテーション概論」「グラフィックデザイン」「写真表現」「身体表現」等の必修科目を設定し、服飾表現に関する基礎的な技術や表現方法を全学生に修得させることとした。2年次前期「服飾表現演習」でオムニバス形式により専攻の学びを体験し、後期から「衣装表現」「スタイリング」「ビジュアルマーチャンダイジング」「メディア表現」の4つの専攻に分かれる。専攻独自の必修科目は19単位を設定している。3・4年の専門教育課程での必修科目と選択科目とを合せて履修させ、各専攻の目指す専門職業分野の人材育成を可能とするカリキュラム編成としている。

服飾文化学科

服飾文化学科は、SDGｓ達成と持続可能な服飾文化の創造に向けた提案ができる人材の育成を目的とし、令和5年度に開設された。初年次教育課程では、服飾造形・ビジネスの基本技術と知識を修得するとともに、専門科目「サスティナブル・ファッション概論」「フィールドワーク」にて、過去から現在、未来へとつながる広い視野をもってファッションをとらえる姿勢を身につける。その上で、2年次以降は、「歴史」「レプリカ製作・修復」「衣のものづくり」「サスティナビリティ」の4分野の専門科目を履修し、多様な視点からファッションの背景を読み解く力を身につけ、これからのファッションについての考えを深めていく。初年次教育課程・専門教育課程を通して得た力を、卒業後は、ファッション業界だけでなく一般企業や自治体の社会貢献・文化政策部門において活かすことを目指している。

3つの方針: ●ディプロマポリシー

　杉野服飾大学は、アドミッションポリシーに基づき学生を受け入れ、カリキュラムポリシーに沿って教育課程を編成し、ディプロマポリシーに定める通り服飾学科では服飾造形又は服飾ビジネスの専門職業人、服飾表現学科では服飾表現の専門職業人、服飾文化学科では服飾文化の専門職業人を養成することを目的としている。
ディプロマポリシーは服飾学科の各コース別の専門教育課程と服飾表現学科の各専攻別の専門教育課程、服飾文化の専門教育課程の具体的な教育目的と人材育成目標を定めている。各学科共に、初年次教育課程科目の履修等によって、社会人としての資質、能力を養い、幅広く深い教養と総合的な判断力を培い、豊かな人間性を涵養することをめざしている。また専門教育課程のコース・専攻別の教育目的に従って、服飾関係の専門的職業で活躍できる人材育成を目標としている。そのため初年次教育課程で要求する科目の単位数を修得し、かつコースごとに要求する必修科目を修得することによって、卒業を認定し、学士（服飾）の学位を授与することとしている。具体的には、教養科目34単位と専門科目90単位の合計124単位を習得することで卒業を認定としている。

●カリキュラムポリシー

本学の教育の使命と目的を効果的に実現するための教育組織として、1年次は共通の初年次教育課程2、3、4年次で各所属に分かれた専門教育課程を設けている。初年次教育課程では、教養科目によって一般的教養を養い、服飾関係科目によって芸術性・技術力、ビジネス基礎力を育成し、その基礎の上に立って、専門教育課程で創造力をもった専門職業人を養成することを目指している。教養科目は、幅広く深い教養と総合的な判断力を培い、豊かな人間性を涵養することを目的としている。
初年次教育課程では、服飾関係科目の共通必修科目と専門選択科目を設けている。また専門教育課程では、各所属の独自の必修科目を設定している。各所属の教育目的と目標が異なり、共通性よりも専門性が高い事に基づいている。各所属の教育目的と目標を達成するために必要な必修科目をそれぞれ科目設定している。初年次教育課程の科目、専門教育課程での選択科目と合わせて専門教育課程で各所属の必修科目を履修することによって、目指す専門職業分野の人材育成を可能とする方針のもとにカリキュラムを編成されている。

●アドミッションポリシー

杉野服飾大学は、チャレンジ精神をもって、芸術性・技術力と文化的教養に基づいた創造力を養い、服飾分野の専門的な職業人として社会で自立する能力のある人材の育成を目指し、以下の3つの要素を軸とした人物を受け入れている。①「学部の教育内容に強い関心と学習意欲をもっている人」②「優れた創造性や豊かな個性をもっている人」③「自己の認識や表現ができ、自己実現への意欲が高い人」
また、求める学力の3要素として以下の三点が挙げられえる。
◆（知識、技能）服飾を学ぶために必要な高校までに身につけておくべき基礎学力を備え、ものづくりやファッションビジネスへの興味関心がある。
◆（思考力、判断力、表現力）服飾の造形とビジネスについて求めることを自ら考え、それを実現するために必要なことを判断し、実現するとともにこれらのことを表現する力を有している。
◆（主体性、多様性、協働性）服飾の造形とビジネスについて自分の考えをしっかり持ったうえで、自分とは違った立場や考え、発想を柔軟に取り入れて協力しながら物事を作り上げていく力を持っている。