本研究科の目的

目的

人間科学研究科は、新しい人間理解、人間観の構築により、人間を取り巻く諸問題を解決し、21世紀型の共生社会の実現に向けて指導的役割を担いつつ、学術の深奥を究めて、社会に寄与する教育・研究を行っています。「人間の文化」および「人間の生涯」に焦点を合わせ、人間の直面するさまざまな問題を、とくに「女性学・ジェンダー的視点」などから捉え直し、理論的分析と現実の検証を通して、共生社会の実現に指導的役割を担うことのできる高度な知識と研究能力を持った研究者と専門的職業人を養成しています。

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設置専攻の目的

人間文化科学専攻

２１世紀共生社会を担うための新たな人間理解の構築に貢献する教育研究を行う研究者を育成します。さらに2020年を迎え「人間の文化」が直面する課題を解き明かす分析力と、問題解決に必要な知見と洞察力を備えた専門家を育成し、社会に還元していきます。
「人間の文化」に焦点を合わせ、「思想文化」「言語表現文化」「歴史文化」の三つの教育研究領域を柱として構成しています。すなわち、人間の文化を成立させている様々な要素の中から、とくに新たな人間理解の究明に必要とされ、人間文化の諸相の根源に位置する「思想」、人間文化の表出と考えられる「言語表現」、諸地域の歴史的時間的変容「歴史」の三つの分野を選定したものです。様々な要素が有機的にからみ合う人間文化を、空間的、共時的、通時的に捉え直し、「人間の営みと知の所産である文化の諸相」を考究し、人間理解に新たな視座を開きます。

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生涯人間科学専攻

人間が生涯で直面するさまざまな問題の本質を突き止め、調査研究を行うと共に、獲得した知見を実践の場で生かすことのできる専門家、研究者の養成を目的とします。人間とその環境がかかえる複雑で多岐にわたる諸問題を、高度の洞察力と実践力をもって処理できる有為の人材の育成を目指します。
本専攻では、「人間の生涯」に焦点を合わせ、「生涯発達臨床」、「認知社会適応」、「共生社会開発」の三つの教育研究領域を柱として構成しています。「生涯発達臨床」領域は、幼児期、青年期、壮年期、老年期のライフサイクル移動に合わせたメンタルヘルス、「認知社会適応」領域は、生涯にわたる自己実現、社会環境適応・自立支援、「共生社会開発」領域では、国の内外における共生社会の実現等、「人間が社会との関わりで直面する諸問題」の究明を図り、２１世紀型男女共同参画社会をリードする人材を養成するための理論的かつ実践的な研究を行います。

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3つの方針

●ディプロマポリシー

東京女子大学大学院は、建学の精神であるキリスト教の精神に基づく学問研究および教育の機関として、研究者にふさわしい人格を陶冶し、教養を備え、学術上の貢献をなしうる高度な専門的職業人を育成するために、以下の能力を身につけ、かつ、学則に定める所定の単位を修得し、博士論文を提出してその審査および最終試験に合格した学生に、学位（博士）を授与します。
 

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●カリキュラムポリシー

東京女子大学大学院はディプロマ・ポリシーに掲げる能力を身につけた「教養を備え、学術上の貢献をなしうる高度な専門的職業人および独創的な研究者」を育成するために、以下の方針に基づく教育を行います。

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●アドミッションポリシー

東京女子大学大学院は、建学の精神であるキリスト教の精神に基づく学問研究および教育の機関として、人間科学研究科と理学研究科を設置しています。入学までに修得した学術教養に基づき、専門分野の研究を深め、かつ、人類の文化と社会に貢献しうるにたる人格と教養を備えた高度な専門的職業人の育成を目的としています。
本大学院は、上記の建学の精神および教育目的に共感し、専門分野の十分な知識と積極的なコミュニケーション能力を備え、研究と問題分析を主体的に行う高い意欲を持つ学生を広く求めます。
入学選考は、筆答試験・口述試験および研究計画書・学位論文等出願書類の総合判定により行います。本大学院が定めるディプロマ・ポリシーに掲げる能力を身につけることができる学力・適性や意欲を多角的に評価し判定します。

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