臨床心理センターは、「大学院の研究・教育施設」であるとともに「地域の方の相談の場」
であり、一般の方々を対象に児童・青年・成人のこころの悩みについての相談活動・カウン
セリングを行っています。院生が実際の事例を担当する場合は、教員のスーパーヴィジョン
のもと、クライエントのこころをどのように捉え、援助するべきかを検討し、心理臨床への
理解を深めます。
近年、人のこころに寄り添い、こころの問題の解決や支援に取り組む「こころの専門家」に対するニーズは高く、臨床心理センターへの相談件数も増加傾向にあります。
本研究科は、1学年10名総勢20名の定員に対して9名の専任教員が指導にあたります。
教員の多くは豊富な経験をする臨床心理士であり、地域を中心とする心理臨床活動に幅広く
取り組んでいます。院生と教員の距離が近い少人数教育によって、学修面はもちろん就職面
においても綿密な指導が可能です。
目的
本研究科の教育研究上の目的は臨床心理学とその関係分野において実践的な教育と研究を通じ、高度な専門知識を修得するとともに、職業人として自律した心理臨床家を育成することにあります。