英語の構造を学ぶ「英語学」、音声的な側面から英語にアプローチする「英語音声学」、文学作品から英米の文化と社会を研究する「英米文学」、メディアを利用した外国語教育のあり方を探求する「英語教育工学」、言語学の理論を用いて教育学への応用を考える「応用言語学」、以上の5つが本専攻の研究領域です。
これらの領域をコアとして、少人数教育を徹底し、英語のスペシャリストを養成しています。また、中学・高校の英語教員を目指す方にも英語の実践力向上に役立つカリキュラムを用意。さらには今後大きな変化が予想される小学校への英語教育にも対応した「英語教育方法論」等の科目も用意し、新たな教員養成にも対応しています。
カリキュラムは、グローバル化に柔軟に対応しています。国際社会や地域社会に目を向けた研究を言語学からだけではなく、社会科学の見地からも行えます。研究内容は実に多様で、日本文化を世界に発信したいと考える方はもちろん、自国の文化を学びたい留学生の皆さんにもアプローチしています。
本専攻のカリキュラムは、専門領域についての理論的・実践的な学識を備えるための「専門科目群」と、修士論文の作成を指導する「研究指導科目」で編成されています。
「専門科目群」は「共通科目」のほか、2つの領域に大別され、「国際文化協力領域」では、国際文化および国際関係について理論的・実践的な理解を深め、国際社会を把握する視野を養うことを目的とし、「国際文化領域」では、異文化を理解し、異文化間の交流に貢献する実践的知識を修得することにより、国際文化問題へのより具体的なアプローチを行うことを目的としています。
目的
外国語学研究科は本学外国語学部を母体に1997年より開設し、以来社会に貢献する人材の養成を目指しています。本研究科には「英語学専攻」と「国際文化協力専攻」を設置し、語学だけでなく日本国内、国外の国際的な文化や問題にも学問として対応できる体制をとっています。
設置専攻の目的
英語学専攻
英語学専攻は、英語の運用能力を向上させ、その背景にある知識を教授することにより、英語を主とする研究に関して高度な専門知識を持った人材を育成します。また、本専攻は学部からの進学者だけでなく、英語教育に携わっている方、中学・高校の英語教員を目指す方にも門戸が開かれています。本専攻を通じ、英語教育の実践力の向上も目指します。
国際文化協力専攻
国際文化協力専攻は、国際社会のグローバル化、国際間の協力とそれらに付随して発生する異文化間の諸問題とローカルな問題に対応すべき高い識見と理解力をもって、日本国内・国外の国際的な文化活動や協力活動に従事できる人材を育成することを目的とします。