ディプロマポリシー

本課程は自立して研究活動を行うとともに、危機管理対策に精通して、環境、動物、災害、社会、医療技術の各分野の知識を総合的に連携し、知識・判断力と経験を兼ね備えた危機管理の中核を担うことが出来る人材の養成を行う。そのため、所定の期間在学し、教育目標の達成を目的に計画されたカリキュラムに沿って履修し、所定の単位を取得するとともに、論文審査ならびに最終試験を合格し、以下の要件を満たす者に、博士（危機管理学）の学位を授与する。
１．学術上あるいは実際上危機管理学に寄与する特に優れた研究能力を有している。
２．環境、動物、災害、社会、医療技術の分野のうち、複数の分野にまたがる危機管理に関する新たな提案・提言を行う能力を有している。
３．研究企画・推進能力、研究成果の論理的説明能力、研究分野に関連する高度で幅広い専門的知識、学術研究における高い倫理性を有している。

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https://www.cis.ac.jp/inform...

カリキュラムポリシー

危機管理学研究科博士課程（後期）では、自立して研究活動を行うとともに、危機管理対策に精通して、環境、動物、災害、社会、医療技術の各分野の知識を総合的に連携し、危機管理の中核を担うことが出来る人材の養成することを目的としているため、以下の教育課程を編成している。
１．修士課程での教育によって得た高度なリスク評価に関する専門的知識と広い学識をさらに発展させるための基盤科目を配置している。
２．危機管理学の立場から環境、動物、災害、社会、医療技術の分野を統合的に総括し、新たな提案・提言を行うことのできる能力を育成するため、それぞれの分野に対するゼミナール形式の科目を選択必修として主要科目に配置している。
３．特に優れた研究企画・推進能力、研究成果の論理的説明能力、学術研究における倫理性を備え危機管理の立場からの対策・制度の研究に挑戦する創造力と活力のある研究能力を育成するため、実践的教育を中心とした特別研究科目を配置している。

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カリキュラム

教育内容の体系化とその充実？

●取り組みの内容

危機管理研究科では危機管理の視点から理学、工学、保健衛生学、社会学などの多角的な知見をもとに安全で安心できる社会の構築を目指すことのできる人材を育成することをめざします。そのためには危機管理の基礎的素養を生かし、さらに大学院の課程での危機管理学および環境・災害・医療技術分野の専門分野の専門知識に加え、人文社会系の知見も学び、それらを総合的に活用する能力を養います。

教育方法

アクティブラーニング？

●取り組みの内容

博士課程（後期）では総合危機管理学ゼミナールにおいて、今まで得られた知識を利用して問題発見や問題解決の能力を養う高次なアクティブラーニングを取り入れています。教員から与えられた課題、もしくは学生自らが問題とする課題を提起し、それについてグループによる協同作業を行い、さらにプレゼンテーションを行うことから調査研究能力、成果処理能力、発表能力を養うことができ、さらにグループ討議を行うことで知識の着実な定着をめざします。またサテライト教室においては毎回授業において対話型授業授業を展開し、現状解析と実践、課題と対応を通して新たな提案・提言を行うことの出来る人材を養成しています。

課題解決型学習（PBL）？

●取り組みの内容

博士課程（後期）では総合危機管理学ゼミナールにおいて、問題や事例を素材としながら具体的な課題解決に向けてチーム学習を行っています。各科目とも3〜5名のグループでの学習となるため論理的思考能力や自己表現力そして文章表現能力など獲得することが可能となります。

学びの支援

学びの組織的な支援？

●取り組みの内容

研究目的別履修モデルおよびカリキュラムツリーを具体的に大学院要覧に示し、入学時および前後期開始時のオリエンテーションにおいて科目履修や特別研究に関する説明を行っています。特別研究においては研究テーマについて十分な文献調査が必要となるため図書館における電子ジャーナルとデータベースの利用方法やOPAC、マイライブラリなど図書管利用についての講習を行っています。

中途退学防止？

●取り組みの内容

指導教員による学習指導ならび研究科長および専攻長などの面接を通して中途退学の防止を図っています。また精神面のバックアップとして、健康管理センターの利用を促進し、常勤の看護師そして臨床心理士によるカウンセリングを常時受診できるような体制が取られています。

●取り組みの目標

勉学意欲の低下を見逃さないためにも定期的に面接などを通して学生の現状把握に努めています。また心身、特に精神面のバックアップとして健康管理センターを利用することで事前にこころの健康を維持し退学防止に繋げています。

TA・RA・SA・メンターの活用？

●取り組みの内容

大学院修士課程および博士課程（後期）の大学院生のために、研究補助業務RA（Research Assistant）および教育補助業務TA（Teaching Assistant）制度があります。TA制度は学部における教育補助業務、特に実習や演習の補助を行っています。このことで学部教育では指導の充実と院生にとっては社会人として将来の業務のトレーニングにもなっています。RA制度は、博士課程（後期）に所属する院生が指導教員等の研究に参加し、その一部を担当して研究の追考に寄与するものです。研究に参加することで研究遂行能力の育成やコンサルテーション能力を高め、それを自身の研究活動に活かす目的があり、最新の知識を学ぶことができるという特徴があります。

●取り組みの目標

TAは学部学生に対する実習、演習等の教育補助業務を行います。特に教員専修免許取得希望者については教員としての能力育成を図ることにも繋がります。またRAは研究者としての能力を向上させ経験を広げることもなります。ともに、この制度を通じて一定の報酬を支給し、大学院生を経済的に支援しています。

特色ある教育施設・設備の整備？

●取り組みの内容

危機管理学研究科では、銚子の本学キャンパスと東京サテライト教室をインターネット回線を利用したWeb会議システムであるV-Cubeシステムで結んでいます。東京サテライト教室では文系理系にかかわらず、専門に偏らない講義を年間200コマ以上開設しています。この講義は本学教員が行うほか、危機管理の実務に携わる省庁の政策担当者や民間の一流の専門家にお願いしています。そのため、本学大学院生もV-Cubeを利用して、遠隔地でも講義に出席し、討論に参加できるシステムを導入しています。

●取り組みの目標

専任教員ばかりでなく、日本における危機管理の専門家からの講義を聴講することが出来るため、先進的事例や知見を集約することができます。

ラーニングコモンズ？

●取り組みの内容

マリーナキャンパス２号棟の２階学生控室に整備されている。設置した机椅子は、学生が利用に応じて自由に配置を変えて使用ができ、少人数でのミーティング、ディスカッションから20〜30名のグループワークまで様々できるようになっています。電子黒板のＢＩＧＰＡＤを３台設置しており、ｉＰａｄやタブレット端末を持参しタッチディスプレイリンクを使用した会議で資料の共有、ＢＩＧＰＡＤへの画像データの送受信が可能です。ＵＳＢに準備したＰｏｗｅｒＰｏｉｎｔなどのプレゼンデータを使用することもでき、タッチディスプレイを使用したプレゼンテーションも可能です。

キャリア教育？

●取り組みの内容

「社会が要請する危機管理の素養と修業力を併せ持った人材の育成」を標榜し、すべての研究科でキャリア教育を多様な形で実施しています。キャリアセンターは各学部と連携し、研究科教育と社会人を結ぶ懸け橋としてサポートすると共に、実務的な就職指導を行っています。雇用や人材を巡る大きな環境変化の中で、ニート・フリーターの防止あるいは職業選択のミスマッチの防止など、個人のキャリア形成の視点が、学生にとって必要不可欠となっている状況において、いかに自分のキャリアをデザインし、自律・自立した人間として社会に貢献していくかを各自がとりまとめ、進路選択や就職活動、更には生涯を通しての生き方に備えています。サービスラーニングやPBL教育、実務家招聘講義や体験型教育など、様々な工夫を行う一方、公務員や資格取得希望者に対する現実的・体系的なサポートも実施しています。

学修についての評価

成績評価の厳格な運用？

●取り組みの内容

博士課程（後期）では２年次と３年次の７月下旬に中間発表を行い、適宜学会などで研究成果を発表するとともに、研究成果を原著論文として発表し、３報程度以上が受理された段階で博士論文の作成を行います。修了前年の10月上旬までに博士論文要旨を提出し、研究科委員会で博士論文提出の可否を審査します。適当と認められた場合には、12月上旬までに博士論文を提出し、博士論文発表会（公聴会）を公開で行います。審査委員会は提出された公聴会の結果を参考にして論文の審査を行います。最終試験は審査委員による口頭試問を行い、最終的に審査委員会の報告に基づき当該研究科員会において学位の授与の可否が決定されます。

学修成果のフィードバック？

●取り組みの内容

履修や特別研究指導の体制としては、大学院要覧に明記するとともに、入学時および前後期の開始時(四月と九月)に、科目履修や特別研究に関するオリエンテーションを行っています。そこで科目等の履修指導を行い、履修した科目についての成績指導についても併せて行っています。また入学前に聴取した研究テーマ、計画、学生の希望などに基づき、研究指導教員を定めているため、適時指導教員が面談をし、学習成果のフィードバックを行っています。

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『教育内容の体系化とその充実』とは？
教育の目的や成果を明確に設定し、その達成のため、各授業間の関連性を明確にするなど、体系的な学びを可能にすることで、教育内容の一層の充実を図る取り組み。
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『アクティブラーニング』とは？
一方的に講義を聴くスタイルの授業ではなく、学生が積極的に学修に参加することを取り入れ、能動的（アクティブ）な学びを促すことで、知識をしっかり定着させることを目的とした学習方法。
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『課題解決型学習（PBL）』とは？
プロジェクト活動を通じ、学生が自主的・自律的に課題を発見・解決する過程において、それまでに得た知識を実践的に活用することや、より学びを深くすることなどを目的とした学習方法。
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『学びの組織的な支援』とは？
学校側が組織的かつ恒常的に学びに対するサポート体制を用意し、授業に対する学生の不安を解消するなどの学びに対する様々な支援をすることで、より学習効果を高める取り組み。

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『中途退学防止』とは？
学びに対する意欲の減少などを理由に修業期間の途中で学校を退学しようとする学生に対して、学びのサポートを行うことで、教育の問題解決を図り、学びの環境を改善し、中途退学を防ぐ取り組み。

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『TA・RA・SA・メンターの活用』とは？
大学院生による教育補助（TA）、大学院生等による研究補助（RA）、学生による教育補助（SA）、後輩を多方面で支援する先輩（メンター）を教育研究活動などに活用する取り組み。
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『特色ある教育施設・設備の整備』とは？
特別な校舎や教室、実習室などの教育施設や教室等にある機器などの設備を整備し活用することで、教育内容やプログラムの充実などに活かす取り組み。

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『ラーニングコモンズ』とは？
学生の自主的・自律的な学習のため、電子情報や印刷物など様々な情報資源を使って議論などができる共有の「学習の場」。
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『キャリア教育』とは？
大学や短期大学の学修プログラムの一環として、カリキュラムに社会人・職業人として必要な能力などを身に付けるための科目等を組み入れ、学生のキャリア形成計画や目標設定を支援する教育。
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『成績評価の厳格な運用』とは？
明確な成績評価の基準を定めて厳格に運用して、単位取得や進級などを判定することで、教育の「質の保証」を実現する取り組み。

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『学修成果のフィードバック』とは？
授業や講義などを通して学生が学んだ知識や技術、成績などの「学修成果」を活用し、学生の学びの振り返りを促すことで、学びの定着を図ることを目的とした取り組み。