建学の精神

　本学の創設者たちは、創立にあたり、地域社会に貢献できる薬剤師の養成を最大の目標としつつ、薬学の教育・研究を通じ、広く人類の健康と福祉に貢献することを願い、真理の探究に邁進するという高い志を掲げました。この精神は、大学創設者高柳義一先生の残された「われら真理の扉をひらかむ」という言葉に凝縮され、本学の建学の精神として碑に刻まれ（開真の碑）、今に伝えられています。
　真理の探究は、まさに大学の使命である教育・研究の原点であり、この建学の精神は今後も我々に医学・薬学の教育・研究において真摯に取組む姿勢と努力を求め続けるものといえます。

 

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特色

地域医療を支える人材を育成する

　本学は、1939年に創立して以来、医療及び地域の発展に貢献する多くの人材を社会に送り出してきました。建学の精神「われら真理の扉をひらかむ」に基づく教育・研究を展開し、薬剤師や医療、地域にかかわる人材を多く輩出してきました。2016年には我が国においては37年ぶりとなる医学部を新設し、薬学教育の長い歴史と実績を生かしながら、地域医療を支える総合診療医の養成に取り組んでまいります。
　さらなる広がりを続ける薬学や生命科学の領域、そしてこれからの地域医療に対応する人材育成には高い専門性だけでなく、生命の尊さや心の痛みを理解するヒューマニズム精神、人や薬、そして医療をおもう熱意が不可欠です。知識やスキルだけでなく、人間性を備えた人材が期待されています。
　2019年に創立80周年を迎えた歴史と伝統の上に、医学部と薬学部の連携を進め、これからも地域に貢献できる人材の育成と最先端の研究に全力で取り組んでまいります。
 

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新しい薬学教育制度に伴い、薬学の幅広い可能性を追求（６年制・４年制学科の設置）

【薬学部】  
2006年度から新しい薬学教育制度が導入にされるにあたり、各薬科大学、薬学部は、それぞれの大学の目標、特色を改めて問われることになり、新しい薬学教育制度では、変則的ともいえる１学部２制度の６年制学科と４年制学科が設置可能となりました。本学では、薬学教育・研究を通じ、真理の探究に邁進するという本学の建学の精神を生かしていくには、困難は予想されるものの４年制を併置し、より幅広い薬学の可能性を追求していくことが本学のあるべき将来像であるとし、６年制：薬学科、４年制：生命薬科学科を設置しました。現在、私立薬科大学（薬学部）は58校あるが、４年制学科を併置しているのはいずれも歴史と伝統のある14校だけであり、これまでの実績を踏まえた本学の特色、存在感が示されています。
　

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独自性の高い医学教育環境とカリキュラム

【医学部】
地域の医療ニーズを理解し、多職種及び行政と連携しながら医療を提供することにより、地域住民の保健・福祉の向上に貢献できる幅広い臨床能力を有する医師の養成を目的とした独自の教育課程を編成・実施します（医学教育モデル・コア・カリキュラム及び医学教育分野別評価基準日本版に準拠）。低学年における早期医療体験学習から、高学年での地域における滞在型臨床実習まで、患者さんに寄り添いながら学びます。学生はこれらを通し幅広い医学知識を身につけるとともに、医療における多職種連携の重要性や、地域と患者に根差した医療を学ぶことにより、総合的な診療能力を育成します。また、高度医療を学ぶにあたっても最適な環境・設備を整えており、迅速かつ柔軟に対応する能力を身につけることが可能となります。災害医療に関しては、被ばく医療を含む放射線事故の対応シミュレーションなどを学習します。

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本学の目的