●取り組みの内容
図書館は、1954年に竣工した本館と北側に増築された閲覧室、書庫から成っている。ごく一部を除き、書庫を含む全館が開架式で、約41万冊の蔵書の構成は、和書洋書ともにほぼ全ての学術分野を網羅している。また、雑誌は、冊子体・オンラインあわせて7000タイトル以上を提供している。計算センターは、ネットワーク環境の整備、基幹サーバ管理の他、ワークステーション教室、演習室をはじめとして学内に500台以上設置しているコンピュータの保守を行っており、MacとWindowsどちらのOSも動作する環境を提供している。1990年竣工の5号館には、語学教育やICTを活用した教育をサポートする視聴覚センターが置かれ、CALL教室のほか、スタジオ、AVライブラリーなどを擁している。CALL教室ではコンピュータを使った双方向型の語学授業を実施しており、AVライブラリーには語学教材をはじめとする様々なジャンルの音声資料、映像資料、図書、雑誌資料を所蔵し、各種メディアを視聴するための環境を整備している。
●取り組みの内容
小平キャンパスでは、南校舎は情報教育に適したワークステーション教室、5号館は語学教育に適したCALL教室、7号館は少人数ゼミに適した演習室のように建物毎に特徴がある。近年はAV設備を使用する授業が増えているため、教室間の設備に差がないように計画的にAV設備の増設、更新を行っている。運動場はグラウンド、人工芝のテニスコート3面があり、記念館3階に体育館がある。
大学院生室については、個人スペースが充実しており、それぞれの研究科の特徴を生かしたスペースとなっている。他に3つの研究所を擁している。
現在、千駄ヶ谷キャンパスに総合政策学部(仮称、設置認可申請中)の校舎を新築しており、「課題解決」のための実学的な学びに対応するため、図書館、ラーニングコモンズ、多目的講義室、グループ学習室などを配置し、最新のAV設備の設置を予定している。
両キャンパスは建物内のどこでもWi-Fiを利用できるようになり、相互利用が可能になるように遠隔講義システムの設置を予定している。
●取り組みの目標
研究施設・設備については、それぞれの学科、研究科、研究所の特色を考慮し、研究環境を最適な状況に整備することを目標とする。
●取り組みについての検証と評価
研究室、非常勤講師室等については、今までは大きな改修を要する要望はなかったが、新たな研究分野の研究者を迎えるにあたって、今までにない研究設備の要望が出されるケースが出てきた。今後も各研究者の要望にできるだけこたえられるよう柔軟な対応をする。また、院生の研究環境、研究所の研究環境についても、よりよい研究施設・設備の充実に努めていく。
●取り組みの内容
寮はキャンパス内に三棟(東寮、西寮、白梅寮)あり、約300人の学生が生活している。寮の運営は生活面を中心に寮生により自主的に行われている。各寮には事務室があり学生生活課の職員が勤務し寮生をサポートしている。寮内に共同の台所があり、三寮とも食事のつかない自炊寮である。浴室も共同である。門限は23時。
入寮資格は、寮生活を自ら希望し、自活および共同生活ができ、自宅から通学時間が片道3時間以上かかる本学学生であることとしている。また、入寮初年度は全員2人部屋となる。