ディプロマポリシー

国際文化研究科では、本研究科課程の修了に必要な単位を修得し、かつ学位論文の最終審査に合格した者で次の能力を備えた者に博士後期課程の修了を認定し、学位を授与する。
１. 高度な研究・実践活動を行うために必要な高い倫理観に基づき、専門的な知識・技能、研究・開発における遂行力を意欲的に活用し、研究者または指導的実践家として自立できる。
２.多様な社会的課題に対し、各研究分野で培った高度なコミュニケーション力、論理的思考力、創造力を用いて、合理的、効果的に学術的な見地から社会の様々な課題を解決できるよう、すぐれた指導力を発揮できる。

カリキュラムポリシー

国際文化研究科では、学位授与方針で示す能力を大学院生が身につけることができるよう、次に挙げる方針に基づき、研究者や指導的実践家として自立し、高度な水準の研究成果や実績を上げるための体系的なカリキュラムを編成する。
１. 文化、教育、臨床心理の各領域について、高度で専門的な知識・技能、研究・開発における遂行力を修得し、社会で活躍できる自立した人材を育成する。
２. 研究分野において必要な倫理観と学際的視点を備えた人材を育成する。
３. 語学力を含めた高度なコミュニケーション能力と実践力を身につけ、成果を国際社会や地域社会に還元できる人材を育成する。

教育方法

アクティブラーニング？

●取り組みの内容

臨床心理学研究分野では公認心理師・臨床心理士として必要な知識や技能を修得するために、現場実習を重視しています。また、大学院で開講されている授業科目以外にも臨床実践の機会が複数設定されています。例えば、教育現場での実習として、小中学生の心の悩み、不安などの相談にのる「心の教室相談員」制度などがあります。さらに、学生や一般の方々を対象にした健康プログラムとしての「こころのウェルネスプログラム」が行われています。これは大学院生が自らプログラムを企画し実施するものです。行われている具体的なプログラムとしては、「ボディ・ワーク」、思春期・青年期の若者が自分らしく過ごせる居場所を提供する「ワンド」、聴き方の訓練や健全な人間関係づくりに役立つ「フォーカシング」などがあります。

●取り組みの目標

医療現場および教育現場における実習の主目的は、各領域における公認心理師・臨床心理士としての活動の実際に触れることにあります。また「こころのウェルネスプログラム」は、人々の心の悩みや問題を発見し治療しようとするものとは異なり、既に持っている能力や長所を活かし、より生き生きとした人生が送れるように援助することが目的です。従って、プログラムを企画・実施する大学院生は、プログラム内容について事前に十分に学び理解してから実践に入り、その実践の中からさらに深く学んでいくことが期待されています。

●取り組みについての検証と評価

いずれの取り組みについても、毎年発行される臨床心理センター紀要において報告されます。報告書では、プログラムのねらい、対象者、実施時期、実施内容が明示され、効果的であった点、反省点・改善点などを考察し、自らの活動を主体的かつ客観的に評価します。実習中に直面した問題点や課題については、定期的に指導教員による指導や、さらにはグループ検討会などの場における検証が行われています。

●取り組みを通した学生の成績評価

実際に現場実習を行い、臨床実践を積み重ねることは重要ですが、その経験をさらに深めていくためにはレポートや実習日誌の作成が欠かせません。授業科目として行われるものは、これら作成文書の内容を総合的に判断して、当該科目の成績評価が行われます。また、授業科目以外の実習については実施にあたっての成績評価はつきませんが、前述したような報告書作成や検討会を行うことによって、今後の活動を充実させていくことになります。

少人数教育？

●取り組みの内容

学年定員が５名であるため、全ての授業で少人数教育が実施されています。

学びの支援

学修ポートフォリオ？

●取り組みの内容

K’sLifeという端末を用いて、授業への出欠状況、履修科目、修得済みの成績一覧など、自分自身の学修状況をいつでも参照できる環境が整っています。

●取り組みの目標

K’sLifeを積極的に利用し、学生自身が自らの学修状況をリアルタイムに把握することによって、卒業というゴールに向かって計画的かつ意欲的に学修することが目標です。

●取り組みについての検証と評価

K’sLifeの運用形態は学生や教職員のニーズに応じてそのつど更新されており、効果的な学修を支援するシステムとしてK’sLifeが運用されるよう、常に厳しい検証と評価が行われています。

●取り組みを通した学生の成績評価

K’sLife上に集約される学修状況をもとに教職員による個別面談が定期的に行われます。

TA・RA・SA・メンターの活用？

●取り組みの内容

大学院生の教育トレーニングの機会提供を図るため、学部の専門科目における実験・実習などの教育補助業務と、学部学生に対する指導助言を行う業務に従事するティーチング・アシスタント（ＴＡ）を配置しています。

特色ある教育施設・設備の整備？

●取り組みの内容

大学院における公認心理師・臨床心理士養成実習施設として、専用に設計された臨床心理センターを設置しています。
臨床心理センターは、教員、学生、相談員が全員で会議や研修を行えるグループルーム2室、面接室4室、プレイルーム2室、各種研修やグループ活動に利用できるリラクセーションルーム1室、事務室、インテーカールーム1室、その他2室等を備え、国内でも有数の規模のものです。
臨床心理センターの運営は、電話受付から相談業務まで、教員の指導を受けながら学生が自主的に行っており、臨床実践能力の向上に大きな効果を上げています。来談者も、福岡市およびその近郊から多数訪れ、病院や各種施設等からの紹介例も多く、地域からの厚い信頼を得ています。また、学生の自主企画による地域住民を対象とした各種心理教育プログラムや、福岡市からの委託としてのひきこもり支援事業である「ワンド」の活動などを通して、積極的に地域貢献を行っています。

●取り組みの目標

実践力のある臨床心理士の養成と地域貢献の充実を目標として、臨床心理センターの運営に取り組んでいます。

●取り組みについての検証と評価

年度ごとに点検評価を行い、臨床心理センターの教育内容や業務について適切に検証と評価を行っています。

●取り組みを通した学生の成績評価

実習内容については、別途成績評価を行っています。

資格取得（国家資格受験資格）？

●取り組みの内容

本学大学院では、公認心理師・臨床心理士になるための教育を2年間行います。大学院修了時に、公認心理師・臨床心理士の受験資格が与えられます。
大学院修了生に対しては、研究生として大学院にとどまり、週2回の試験勉強をする場を設け、受験勉強の援助をしています。

●取り組みの目標

現役合格率100％を目指しています。
 

●取り組みについての検証と評価

例年の現役合格率は、８０％台（８割台）を誇り、全国平均の６０％台（６割台）を上回っています。

●取り組みを通した学生の成績評価

本資格は、大学院修了後のものであるため、この項目に関しては特記すべき事はありません。
 

学修についての評価

成績評価の厳格な運用？

●取り組みの内容

各教員が、学則および規定にもとづき厳格かつ公平に評価しています。
 

●取り組みの目標

常に厳格かつ公平な評価を心がけています。

●取り組みについての検証と評価

常に、厳格に行われています。

●取り組みを通した学生の成績評価

多くの院生が優秀な成績を収め、社会で活躍しています。

学修ポートフォリオ？

●取り組みの内容

K’sLifeという端末を用いて、授業への出欠状況、履修科目、修得済みの成績一覧など、自分自身の学修状況をいつでも参照できる環境が整っています。

●取り組みの目標

K’sLifeを積極的に利用し、学生自身が自らの学修状況をリアルタイムに把握することによって、卒業というゴールに向かって計画的かつ意欲的に学修することが目標です。

●取り組みについての検証と評価

K’sLifeの運用形態は学生や教職員のニーズに応じてそのつど更新されており、効果的な学修を支援するシステムとしてK’sLifeが運用されるよう、常に厳しい検証と評価が行われています。

●取り組みを通した学生の成績評価

K’sLife上に集約される学修状況をもとに教職員による個別面談が定期的に行われます。

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『アクティブラーニング』とは？
一方的に講義を聴くスタイルの授業ではなく、学生が積極的に学修に参加することを取り入れ、能動的（アクティブ）な学びを促すことで、知識をしっかり定着させることを目的とした学習方法。
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『少人数教育』とは？
学習効果を高めるために、１人の教員が教える学生の数を少なくして授業を行う学習方法。

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『学修ポートフォリオ』とは？
授業を通じた学生の学びの過程や成果（学習計画表やレポート・成績表など）を記録し、それらを評価することで学びの振り返りを行い、学生が自ら学ぶことを支援する取り組み。
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『TA・RA・SA・メンターの活用』とは？
大学院生による教育補助（TA）、大学院生等による研究補助（RA）、学生による教育補助（SA）、後輩を多方面で支援する先輩（メンター）を教育研究活動などに活用する取り組み。
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『特色ある教育施設・設備の整備』とは？
特別な校舎や教室、実習室などの教育施設や教室等にある機器などの設備を整備し活用することで、教育内容やプログラムの充実などに活かす取り組み。

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『資格取得（国家資格受験資格）』とは？
カリキュラムの整備や授業内容の工夫などを行い、学生が正課の授業を受けることで国家資格試験を受験し、合格することを目的に支援する取り組み。

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『成績評価の厳格な運用』とは？
明確な成績評価の基準を定めて厳格に運用して、単位取得や進級などを判定することで、教育の「質の保証」を実現する取り組み。

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『学修ポートフォリオ』とは？
学生が授業を通じた学びの過程や成果（学習計画表や成績表など）を記録し、それらを評価に活用し、成果だけでなく過程も含めた学修の評価を行うことで、一層の学びの定着を図る取り組み。
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