目的
芸術を広く深く社会に通信する人材を育成する。
ひとりひとりの生活環境を芸術によって充実させ、他者とのつながりを尊重しながら、旧来の価値観に囚われない芸術的創造を世界各所へ送り届ける。
設置学科の目的
デザイン科(通)
デザインによって心豊かな生活を創出する力の育成。
人間の環境をとりまくモノのカタチを見つめ直し、新しい価値観のもとで、その意味を考えなおす視点を育成する。平面や立体から空間や環境のデザインまで、自己の生活探究からプロのデザイニングまで、未来をつくる実践力を身につける。
美術科(通)
社会のなかで自己実現を続ける美術家の育成。
絵画、工芸、写真の各分野での特性と歴史的表現を踏まえ、専門とする技法に習熟する。自らの生きる時間と場所を尊重しながら、継続的に創作と表現の探究に努め、学んだ芸術的素養を生かす場を作っていく。
芸術学科(通)
芸術的知性ある市民の育成とその活動の促進。
世界各地の文化芸術の研究者、編集者、保護者、制作者に向けて生涯にわたり各自に適切な研鑽と相互交流の機会を提供する。それにより草莽の芸術探究者にとっての芸術の源泉をかけながす養生の場となる。
芸術教養学科(通)
文化的・芸術的な環境をみずから当事者として構想する力の養成。
人類の制作行為を歴史的・批判的に反省し、デザイン的発想と芸術的洗練を学ぶことで、生活や仕事のさまざまな局面で新たな価値を創出する力を身につける。
3つの方針
京都造形芸術大学通信教育部は、芸術に関心を持ち、学びにより自らを更新し、広く社会へ通信しようとする人の入学を期待しています。
京都造形芸術大学通信教育部のカリキュラムは、教育目標を達成するために、「総合教育科目」「学部共通専門教育科目」「コース(学科)専門教育科目」で構成されています。
・総合教育科目:教養ある市民の備えるべき基本的な知識、視点、リテラシーを学ぶ
・学部共通専門教育科目:芸術を学ぶものにとって基盤となる知識、見識、技能を養う
・コース(学科)専門教育科目:それぞれの分野における専門性を獲得する
京都造形芸術大学通信教育部では、学士号を取得するすべての学生に、以下の3つの力を手にして、芸術を広く深く社会に通信することのできる人材を輩出します。
1.ひとりひとりの生活環境を芸術によって充実させることができる。
2.他者とのつながりを尊重することができる。
3.旧来の価値観に囚われない芸術的創造を世界各所へ送り届けることができる。