特色

グローカル（グローバル＋ローカル）な視点を持った人材の育成

　ローカルなこともグローバルな視点で捉えることができ、逆に、グローバルな現象もローカルな視点を忘れることなく理解する能力を持った人材の育成を進めています。
 　経済学部では、１年次から少人数教育を導入し、大学での学習に早くなじめるように配慮しています。１年次から経済学の基本を勉強し、経済活動に潜む合理性・法則性とは何なのかを学んでいきます。少人数教育は４年間継続します。
 　２年次以降では、グローバルな視点を育てるために、「海外研修」を設け、海外での研修活動を体験することができます。また、身近な地域の状況を正確に把握するために「地域事情研修」を設け、現地に赴いて体験型の学習を受けることができます。この他にも、学生の将来のニーズに合わせて、経済学以外の科目も体系的に履修できる「ユニット科目」群を設けています。例えば、「ＩＴ・情報教職ユニット」や「環境管理ユニット」など十数種類のユニット科目群が用意されていて、ユニット科目の取得単位の一部は卒業要件単位として認定されます。
 

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●特色の目的

学びの質の向上

汎用的な力（学士力・社会人基礎力）の修得

国際化

●特色を実現するための主な取組

教育内容の体系化とその充実（カリキュラム）

少人数教育（教育方法）

海外留学、スタディ・アブロード（留学支援）

地域に貢献できる人材の育成

  経済学には２つの学科（経済学科と文化経済学科）があり、地域に貢献できる人材の育成を多面的から実施しています。
  例えば、文化経済学科では、経済的豊かさだけでは測れない価値を「文化」という言葉で表わし、従来の経済学の中で軽視されてきた「文化」に重点を置き、新しい視点で経済学を捉え直そうとしています。なかでも「環境」「地域」「観光」などのキーワードを取り上げて、関連する教育科目を配置しています。これらの科目では地域との連携が不可欠で、自ずと体験型学習というスタイルの科目が多くなっています。すなわち、教室の内での勉強だけではなく教室外での学習も積極に推進していることが、学部の特色の一つといえるでしょう。
  具体的には、地元企業や諸団体と連携した長期・短期のインターンシップ、筑後川流域圏の学習や各種ボランティア活動への参加、地域事情の研修、キャリア形成のための各種活動、等の地方色豊かな教育を用意しています。これらの科目を履修することで、地域の状況を把握し、地域連携・地域貢献の重要性を体験・体感することができます。
 

●特色の目的

学びの質の向上

社会貢献

各種連携（学校間・高大・産官学・地域等）

●特色を実現するための主な取組

キャリア教育（学びの支援）

地域連携（連携活動）

ボランティア活動（社会貢献）

アクティブに活動できる人材の育成

  経済学部の教育目標の一つとして、アクティブに行動し活躍できる人材の育成があります。このことはカリキュラムにも反映されており、教養科目としてのキャリア教育の他に、学部レベルでも「実習演習」「海外研修」「地域事情研修」「論文A・B」「アクティブ・プログラム」などの主体的体験的「学び」の実践を取り入れた教育科目を数多く設けています。これらの科目は履修者に対して、年末に開催される学部報告会での発表を義務付けています。受講した成果を取りまとめて発表することにより、体験学習を振り返り、良い成果と反省箇所を再認識してもらうためです。また、本格的なプレゼンテーションの良い機会となります。
 　先にあげた「アクティブ・プログラム」では、教員が設定する教育科目の他に学生自身が自由に学習内容を決めることも認めています。例えば、学生が参加したいボランティア活動があったとすると、活動計画を申告して事前審査に通ればそのボランティア活動が科目として登録され、活動終了後の最終報告に合格すれば単位が認定されます。自分で企画し、自分で活動し、自分で成果をまとめます。まさに、主体的な「学び」の実践といえるでしょう。

●特色の目的

学びの質の向上

就職支援・進学支援

国際化

●特色を実現するための主な取組

アクティブラーニング（教育方法）

学生の自主活動（課外活動）

インターンシップ（進路選択教育の取り組み）

本学部の目的

目的

経済学部は、「ローカルとグローバルの統合的視点を持ち、経済学の知識・発想を生かして地域社会・国際社会の持続的な発展に貢献できる実践的人材を育成する」ことを理念・目的としています。
21世紀は、環境や文化を大切にする時代です。これまでの大量生産、大量消費、効率中心の経済社会から、人間らしい視点を重視する新しい時代を迎えています。専門的知識に加えて、総合的・文化的な視野を備えた人材を、国も地域も求めています。経済学部は、そうした時代の要請に応えることのできる人材を育てます。
 

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設置学科の目的

経済学科

経済学科には３つのコースがあります。

【経済理論・政策コース】
経済理論を学び、多様な視点から経済政策の方法と必要性を考えます。これらの勉強を通して、現代社会に貢献できる提言を行い、企業および地域社会のリーダーとしてアクティブに活躍できる経済人を育成することを目的としています。

【国際比較経済コース】
 世界経済の構造について学び、世界の各国・各地域の経済を比較分析しながら、ダイナミックな世界経済の展開と多様な価値観を理解し、貿易・国際関連サービスや海外での企業活動に対応できる基礎的素養を身に付けます。経済社会に貢献しつつ、国際社会に向けて的確な情報発信ができる経済人を育成することを目的としています。

【金融・情報コース】
ＩＴ(情報処理技術)を学びつつ、金融システムとその役割を理解し、ITを応用して金融に関わる情報の収集・分析方法を習得します。このような勉強を系統的に行うため、本コースにはITに関わる科目に加え、金融工学、企業評価論、証券市場論など多彩な科目を配置し、経済情勢を正確に判断できる経済人を育成することを目的としています。
 

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文化経済学科

物質的に豊かな社会を実現したといわれる20世紀。そして21世紀に入った今、経済を動かす一原動力としての文化の役割が注目されています。経済と文化の相互作用を追究する分野が文化経済学です。経済の活性化に果たす地域固有の資源や文化の役割・機能に注目し、その理論から実践方法まで学んでいきます。文化経済学科には　「豊かな地域の創造」に結びつく住民参加型地域づくりを学ぶ「地域創造コース」と、地域レベルでの持続可能な地域づくりを学ぶ「環境・ツーリズムコース」があります。
 
地域創造コース
住民主体の地域づくりのための理論と方法、特に、非営利組織や市民事業、地域文化など、住民参加を通じて、豊かな地域づくりをめざすことに重点を置き、それらの理論と事例を実践的活動を通じて学びます。

環境・ツーリズムコース
21世紀においては、環境に配慮した持続可能な社会の形成が、住みよい豊かな地域づくりのための必要条件とされています。また、ツーリズム（観光）は、特に21世紀の九州において重要な基幹産業の一つとして捉えられています。本コースでは、環境やツーリズムに関する理論と手法を実地研修を通じて学びます。

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3つの方針

●ディプロマポリシー

4年以上在学し、カリキュラム・ポリシーに基づいて定められた各学科の開講科目を履修し、必要とされる専門知識、問題を発見・分析する能力、コミュニケーション能力、自律的に行動する能力を身につけ、128単位以上を修得した学生に学士（経済学）の学位を授与します。

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●カリキュラムポリシー

経済学の基本を学んだ上で、その成果を実践できる人材の養成を目標に、次のような方針でカリキュラムを編成しています。
　(a) 初年次教育を重視し、大学での自主的学習態度を身につける。
　(b) 基礎教育を重視し、学生全員に経済学の基礎的知識を身につけさせる。
　(c) 中核科目から応用科目へと発展的に学ぶことができるよう、系統的に科目を配置する。
　(d) 少人数教育によって、個別指導体制を充実させ、各人の個性を発揮できるようにする。また、各学年に設けた演習や実践的科目を通じて、自ら行動し、問題を発見・分析し、それを発表する能力を身につけさせる。
　(e) 幅広い教養をもつ社会人としてのキャリア形成に資するよう、教養科目・ユニット科目を設ける。

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●アドミッションポリシー

学部理念に基づく学修を通じて自らを成長させることができる学生を迎え入れることを基本とします。学部理念を実現するため、志願者の学力・意欲・個性などを多面的に評価できる多様な入学者選抜方式を採用し、1)経済社会の構造を理解する知的能力、2)グローバルな視野をもつ経済人を目指す強い意志、3)環境に配慮した地域づくりへの深い関心、4)スポーツや文化活動で培った自己向上力などの面において、秀でた能力をもつ入学者を選抜します。

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