創価大学法務研究科（専門職）研究科での学び

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創価大学創価大学
法務研究科（専門職）

ディプロマポリシー: ①他者への思いやりをもつ豊かな人間性を備えた法曹（人間力）
生命の尊厳性と人権の大切さを理解し、他者への深い理解と思いやりをもつ法曹、とくに民衆の幸福を第一義に考える法曹の育成を目指します。民衆一人ひとりはかけがえのない人生を生きる人々であり、その喜びや悲しみに対して深く共感できる豊かな人間性をもった法曹を育成します。
②平和に貢献する国際性を備えた法曹（国際力）
「人類の平和を守る要塞たれ」との建学の精神実現のために、平和に貢献する法曹の輩出は不可欠です。創立者は、三つの精神を併せもった法律家を育成することは、「人類と地球の未来への『平和の準備』の生業」にほかならないと述べられています。法律の世界において、日本および世界の平和に貢献できる国際性を備えた法曹を養成します。
③堅固な基盤の実力を備えた法曹（法律力）
現実社会の中に飛び込み、困難を乗り越えて価値を創造しゆくためには、徹底した学問的努力に裏付けられた基礎力、つまり堅固な基盤となる実力が不可欠です。人類の英知を結集した制定法、そして裁判官の法的思考が凝縮した判例を学ぶことにより、思考力の強い法曹の養成を目指します。

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カリキュラムポリシー: 1年次：基本七法についての基本的知識の修得と体系的理解
「法律基本科目群」のうち、公法系7単位、民事系19単位、刑事系8単位を必修科目として履修し、憲法・民法・刑法・行政法・商法・民事訴訟法・刑事訴訟法の基本七法についての基本的知識と体系的理解の修得を目指し、学修を通じて法的思考能力を養成し、確かな法律力を養成します。
2年次：基本的知識・体系的理解の深化と実務に即した問題解決能力の習得
1年次で身につけた基本七法の基礎知識・体系的知識を前提に、具体的な事例・判例を題材とする演習によって実務に即した問題解決能力を修得するとともに、基本的知識と体系的理解の更なる深化を図ります。とくに各演習科目では、理論と実務の架橋を意識した学修を目指します。
3年次：実務的な問題解決能力の向上と幅広い法律実務の知識の修得と理解
公法系、民事系、刑事系の各科目について、総合的な視点から問題点を分析し、検討することで、より実務的な問題解決能力を向上させるとともに、展開・先端科目の履修によって、幅広い法律実務の知識と理解を深め、司法試験に対応できる実力を育み、法曹としての幅広い知見を身に付けます。

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カリキュラム

教育内容の体系化とその充実？: ●取り組みの内容

（１）本法科大学院は、本学の教育目標に基づき、以下のような教育課程の編成を行います。
①「豊かな人間性を備えた法曹」を養成するために必要な教育内容及び方法を適切に編成します。
②「堅固な基盤＝実力を備えた法曹」を養成するために必要な専門的法的知識、法的思考力、法的分析力、法的表現能力等を確実に修得させるために必要な教育内容及び方法を適切に編成します。
③法理論と法実務を適切に架橋し、法曹として必要な法理論と実務能力をバランス良く確実に修得させるために必要な教育内容及び方法を適切に編成します。
④法曹としての使命と責任を自覚し、高い倫理観と国際性を涵養させるために必要な教育内容及び方法を適切に編成します。

（２）本法科大学院は、上記の教育課程を円滑かつ効率的に運用するために、セメスター制を採用します。

（３）授業科目を「法律基本科目群」、「法律実務基礎科目群」、「基礎法学・隣接科目群」、「展開・先端科目群」の科目群に分け、上記の教育課程編成の考え方に基づく教育を行います。その際、科目の設置、教材選定その他教育内容について様々な工夫を行います。

教育方法

アクティブラーニング？: ●取り組みの内容

双方向、多方向の討論を通じて、専門的な法知識を習得しつつ、法的分析能力、法的議論の能力はもとより、批判的検討能力、創造的思考力など、実務法曹として不可欠な能力を育成していきます。同時に、教員と学生との人間的ふれあいの中から人間性を磨き、法曹としての生き方なども学べるようにしています。

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少人数教育？: ●取り組みの内容

15名前後の学生でクラス編成された少人数での授業が中心で、教員と学生との人間的ふれあいを密にした授業を実践しています。

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学びの支援

学びの組織的な支援？: ●取り組みの内容

授業の教育効果を十分にあげられるように、教材や資料の事前配布やオフィスアワーの実施はもとより、授業とは別に、専任教員がアカデミック・アドバイザーとなって、個人指導を実施しています。また、ポータルサイトの活用、チューター（創大法曹会等の若手弁護士）による土曜補習やゼミなどの学修支援、進路相談などきめ細かな対応をしています。

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入学前教育？: ●取り組みの内容

本学法科大学院では、入学試験合格者に対して、入学前の研修を実施しています。学修支援委員会が中心になって企画し、新入学予定者とくに未修者に対する入学前の研修の充実を図ってきました。

　入学試験合格発表後に、第1回目の研修を行い、法律学とはなにか、法的思考とはどのようなものか、六法はどのようなものを購入すべきか、基本書とはなにか、どんな本を読むべきかなどを教え、さらに、憲法・民法・刑法の概要（全体像）を講義することで、その後の自学自習の方向付けをしています。さらに、第1回研修の最後に、憲法・民法・刑法についてそれぞれ課題を出し、2月頃に行う第2回目の研修には課題に取り組んだ結果をもって参加するようにデザインしています。
　そして、2回目の研修は演習中心にして、法科大学院での双方向の授業がどのようなものか体験的に実感させ、さらに、次のステップとして判例の学習にも進めるように、判例の読み方を講義しています。

●取り組みの目標

事前研修の目的は、１．法科大学院での生活の概要を事前に知らせて、十分に準備を整えて入学できるようにする、２．入学試験合格から入学までの半年間で、憲法・民法・刑法の3科目について条文と基本書を最低一回は自力で読み、できれば判例にも親しんで入学できるようにする、３．3年間ともに過ごす同級生、先輩、教員との交流をスタートし、良い人間関係を形成できるようにすることです。

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特色ある教育施設・設備の整備？: ●取り組みの内容

本学図書館は、中央図書館の他に、理工学部図書館・法科大学院図書室・白樺図書館があり、全体の延床面積は9,671.65㎡で、107.3万冊を収納することができます。同規模私立大学図書館の面積および収容冊数の平均値（面積：8,373.41㎡、収容冊数：約75.2万冊）を大きく超えています。中央図書館は、閲覧席900席、図書収容能力80万冊、パソコン123台の概要となっており、1階ラーニング・コモンズ、2階ブラウジングルーム、４階AVコーナーなど、多様な利用形態に対応できる環境を整備しています。
また、本学が独自に開発した学習支援システム（ポータルシステム）は、履修登録、レポート提出、授業で使用する資料の入手、シラバスの確認、学習ポートフォリオをはじめ、語学・教職ポートフォリオの利用、授業等のアンケートの回答、各授業単位でのフォーラム等々が利用でき、いつでも、どこでも学習が可能な環境を用意しています。

●取り組みの目標

付属図書館は、同図書館ミッションステートメントにおいて、「本学所属の教職員、学生に対する研究と学習、および本学卒業生、市民利用者など学外利用登録者の生涯学習が円滑に行われるよう、迅速・適切・親切な支援をします」と発表しています。付属図書館は、このミッションステートメントの他、創価大学図書館指針を発表し、学生に読書の重要性を訴えています。本学の全学読書運動「Soka Book Wave」については、長期にわたり継続実施してきているが、今後もより多くの学生に参画してもらえるよう一層啓発活動に力を入れていきます。

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http://lib.soka.ac.jp/
インターンシップ？: ●取り組みの内容

本学法科大学院では、夏季休業期間や春季休業期間を利用して、法律事務所や企業の法務部等での「エクスターンシップ」や、海外の法曹事情等を学ぶ「海外エクスターンシップ」を行い、実務への架橋の一助としています。1単位型のものと2単位型のものがあり、履修セメスターはエクスターンシップを実施した次のセメスターになります。

学修についての評価

アセスメントポリシー？: ●取り組みの内容

法科大学院は、ディプロマ・ポリシーの各項目の達成を目指し、それぞれにアセスメント指標を設けて、教育の改善に取り組んで参ります。
成績評価の基本方針として、「法科大学院の学生が最低限修得すべき内容」を提示して、主要科目の到達目標及び修得すべき能力を明確にするとともに、「創価大学法科大学院履修・成績評価及び進級に関する規程」に基づき、平常点と定期試験を合わせた合格ラインを明確にしています。

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GPAの活用？: ●取り組みの内容

本法科大学院では、成績を総合的に判断する指標として、GPAを用いています。GPAは、学生の各履修科目の成績評点に、その科目の単位数を掛けた数値の合計を、履修科目の総単位数で除して算出します。2013年度（平成25年度）以降に入学した法学未修者および2014年（平成26年度）以降に入学した法学既修者を対象として、「進級制」を用いており、その進級要件としてGPA基準（2016年度以降に入学した法学未修者および2017年度以降に入学した法学既修者は1.8以上）を定めています。