本研究科博士後期課程は、本学の教育理念を基本と し、人文学研究に関する各専攻領域に関する高い水準の教育・研究を行い、専門的学識に裏打ちされた応用力を発揮する職業人ならびに自立した研究者を養成します。以下の資質・能力を身につけ、所定の年限を在学して必要な単位を修得し、論文審査および試験に合格した学生に各専攻分野の名称を付記した学位（博士）を授与します。

１．人文学研究の各分野における専門研究者として自ら課題を探究し、計画的に研究を遂行して、独自性のある成果を導くことができる。

２．広い視野に立ち、俯瞰的な位置から対象を観察し、論理的に思考を組み立てることができる。

３．高い倫理観と使命感を持ち、身につけた学芸を社会に発揮する意欲を備えている。

　本研究科博士後期課程では、ディプロマ・ポリ シーに掲げる資質・能力を身につけた人材を育成し、人文科学研究の将来を担う人材を養成するために、充実した博士論文の作成に導く教育課程を編成します。

１．教育課程 　専攻によっては、修士課程で履修した授業科目や修得した単位に加え、よ り高度な研究能力の伸長を図るために必要な研究・演習科目を設けた教育課程を編成します。

２．教育方法 　研究能力をより高い次元に引き上げるため、学習者の能動的な学びを促す教育手法を積極的に活用します。

３．教育評価 　各科目の学修成果の測定と評価にあたっては、あらかじめ学習者に対して 評価指標を明示し、適切・公正な評価を実施します。また、博士論文をもって教育課程を通じた学修成果の総括的評価を行います。