博士課程では、修士課程の要件に加え、次の要件を満たした者に博士学位授与を行います。なお、所定の単位を修得し、博士学位論文の審査および最終試験に合格する必要があります。
・当該分野について、高度な理論と応用技術を理解し身につけている。
・日本語および英語による高度な論理的文章力、プレゼンテーション能力、コミュニケーション能力を身
につけている。
・社会における問題設定・解決能力および問題解決へ向けてのリーダーシップを身につけている。
博士課程では、修士課程の間に修得した専門的知識をもとに、指導教員の支援を受けながら自発的に研究テーマを設定してより高度な研究を遂行し、その成果を学会発表や学術雑誌への論文投稿などによって積極的に公表します。結果、自立した研究者・高等技術者としての能力を獲得します。
工学研究科では、合理的な思考方法と倫理観を持ち、社会規範を遵守し、自然と人間社会との融和に配慮でき、高度な専門性と実践力を身につけた研究者、教育者の育成を目指しています。このために、博士課程では、教員と協力して研究活動を行い、基礎理論とこれを活かす工学技術に関する深い知識を持ち、自立的に研究できる能力を備えた高度な専門性を有する工学研究者、教育者を育成します。さらに、講演会や研究会などでの成果発表、論文等の作成を通じてプレゼンテーション技術を修得するとともに、グローバリゼーションに対応するために英語力の向上をはかります。
このような観点から、工学研究科博士課程(後期)では以下のような学生を求めています。
<求める人物像>
・工学研究者や高等技術者、教育者として活躍したいという意欲を持つ人
・当該専門分野の基礎的知識を備え、工学研究に強い関心を持つ人
・自ら学び、積極的に行動できる熱意ある人
<修士までに学んできてほしいこと>
本工学研究科修士課程のディプロマポリシーを達成していること。