有明キャンパス（江東区）は2012年（平成24年）に開設されました。都市開発が年々と進む無限の可能性を秘めた臨海副都心に位置しています。多くの企業、ホテルなどの観光施設、国際展示場などの商業施設に囲まれ、最先端の情報や企業活動の動向に触れられること環境が整っています。こうした立地を活かしたプロジェクト型授業や、都内の企業・ホテル・施設と連携したインターンシップ、さらには大学院や研究所を中心に企業・研究機関等との産官学連携による研究活動など、ビジネスの最前線での教育研究を推進しています。
また、地域の連携として、江東区との包括連携協定の締結、臨海副都心まちづくり協議会への参加をしています。

大学発祥の地である武蔵野キャンパスは、長い歴史の中で、落ち着いた教育環境と充実した実験実習設備のもと、豊かな人間性と実践的専門能力の高い人材を数多く育成し社会に輩出してきました。また、建学の精神である仏教精神に基づいた講話を中心とした「日曜講演会」をはじめ、各研究所が主催する公開講座や、様々なジャンルの生涯学習講座等を通じて研究・教育の一端を地域社会に還元しています。

人間科学科には、精神保健福祉士を目指す学生の実習を支援する精神保健福祉実習指導室や、生理心理の実習や研究を行うために脳波や心電図などが測定できる生理学実験室があります。
さらに、人間科学部には、研究機関として人間の心理、身体、生命、社会行動及び福祉に関する理論・実態を調査研究し、その学術文化の発展と人類の福祉に貢献することを目的として，人間科学研究所が設置されています。
人間科学研究所は、「心理学研究部門」「生命科学研究部門」「言語聴覚研究部門」「人間学研究部門」「社会行動学研究部門」「社会福祉学研究部門」の6部門からなります。「生命科学研究部門」では外部の研究者・研究機関とも協力して,分子生物学や認知神経科学の研究に取り組んでおり、最先端の研究成果が期待されています。
また、大学院での公認心理師・臨床心理士養成に関わる心理臨床センター、PTSDの最先端の研究に寄与する認知行動療法研究所、言語聴覚士養成に関わる諸室と密接に連携を取っていることも特徴として挙げられます。