特色

社会学研究科は、高度な創造的能力と自立的活動力をもつ専門家を養成することを意図しています。大学院生の将来の夢が研究者にあろうと産業人にあろうと、それぞれの分野において、理論と実践の両側面を視野に入れつつ、生産的な展望をもちながら具体的な問題解決に当たることができる人材を育てる努力をつづけています。社会学研究科を支えている学問領域は、伝統的な区分によれば社会学、経済学、経営学などですが、別の視点から見れば、行動科学であり経験科学であり実践科学です。それらは、社会と組織と人間の相互関連のうえに成立する現実世界の諸現象を実証的に研究し、そこで生じている種々の問題の解決を図ることを目的にしたディシプリンです。それぞれには独自の研究方法論と知識・理論体系がありますが、それらの理解を踏まえて、各領域の境界を越えた総合的アプローチを展開する視点と意欲を植えつけるのが、社会学研究科の研究・教育の基本的な姿勢です。
社会学研究科では、学問的性格に基づく実践性と総合性のうえに、その研究・教育体制が育てる創造力と活動力を習得した人材を輩出することによって、広範囲の社会的要請にこたえようとしています。

≪社会学専攻≫
様々な要因が影響し合い成り立つ複雑な社会を、総合的かつ論理的・客観的に分析しようとする社会学は、複雑さがさらに増しつつある現代において重要性を一段と高めている。問題発見力、論理的に因果連関を考える力、データ収集力、データ分析力などの社会学的能力をしっかり身につけられる専攻である。
≪社会システムデザイン専攻≫
現代社会を解読し、より良い社会のデザインを考えることが社会システムデザイン専攻の目的である。特に学際的なアプローチを重視し、社会学、経済学、経営学、技術論などの複合的な視点から、グローバル化し絶えず変化する複雑な現代社会のメカニズムを分析する。社会を単に分析するだけでなく、専門知識を養い、新しい社会の設計を提案するという実践的な研究も行っている。従来の学問体系では個別の専攻分野内で研究されることが多かった問題に対して、幅広い専門領域から総合的にアプローチしていく点が特徴である。

≪メディア専攻≫
現代社会においてメディアはとても重要な役割を果たしている。メディア環境が急速に変わりつつある現在こそ、メディアと社会、メディアと文化、メディアと人間の関係を充分に解明していくことが大切になっている。今日的で基本的な課題の多角的かつ本質的な理解をめざして、個々の研究能力を高めるための演習科目を設置し、「学の実化」をめざしている。

本研究科の目的

目的

本研究科設置の理念・目的は、学士教育で培ってきた問題意識と知的探究心を基盤に、社会科学と人間科学の学際的領域における理論的・実証的研究を行うとともに、高度な専門知識と研究能力を備えた人材および専門性を有する職業人を育成することです。後期課程では更に進んで、高度な専門的知識・見識を備え自立して研究活動を行える研究者および高度の専門性を有する職業人を育成する教育を目的としています。
また、博士号取得へのインセンティブを高め、学会発表、論文執筆を推奨するための援助や制度を設けて、本研究科に期待されている社会的役割・使命について大学院生自らが身をもって自覚するよう促しています。

3つの方針

●ディプロマポリシー

社会学研究科では、社会科学と人間科学の学際的領域における実証的、実践的研究と、これに基づく高度な学識を備え自立して研究活動を行える研究者および高度の専門性を有する職業人となる人材の育成を目的とし、所定の知識・技能、資質・能力及び態度を身につけ、所定の単位を修得し、必要な研究指導を受けた後、博士論文の審査及び最終試験に合格した者をもって課程を修了したものとします。

※詳細は、本学のＨＰで公表しています。リンク先からご覧ください。

詳細リンク（外部サイトへ）

https://www.kansai-u.ac.jp/j...

●カリキュラムポリシー

社会学研究科では、論文指導に関する科目を配置し、自立した研究能力の養成を図れるよう教育課程を編成します。

※詳細は、本学のＨＰで公表しています。リンク先からご覧ください。

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●アドミッションポリシー

社会学研究科では、学位授与の方針（ディプロマ・ポリシー）及び教育課程編成の方針（カリキュラム・ポリシー）に定める教育を受けるために必要な、所定の知識・技能、資質・能力及び態度を備えた人を社会人、留学生を含めた幅広い層から求めます。

※詳細は、本学のＨＰで公表しています。リンク先からご覧ください。

詳細リンク（外部サイトへ）

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